2017年8月15日火曜日

Grandstream Wave か zoiper か

ソフトフォンアプリは何を使ったらいいのか?




多くの IP電話利用者が一番悩むポイントがこれではないかと思います。

とくにモバイルでスマホをつかっている人たちにはその悩みが多いと思います。

実際、Google 検索でもいろいろ評価が飛んでいて、しかもその評価が定まらない、というのが実情ですね。


その中で、比較的によい評価を受けているのが zoiper です。


ところがその zoiper も、わたしも悩むことになったディープスリープでの "Registration Failed" 問題があり、少なからず多くの人を悩ませているようです。

いまは Beta 版で治されているとはいえ、まだまだこのことを知らない人も多いようです。


着信失敗につながるこの問題のために、発信は zoiper、着信は CSipSimpleや Acrobits などという人もいるほどです。

消費電力問題を気にしている人もいます。

zoiper はプッシュ通知に非対応で、そのためバックグラウンドで常に動作していて着信を受ける仕組みなので、消費電力が大きくてこれがイヤだ、という方もいます。
電力消費はそれほどでもないのですけれどね。

現時点ではまだ、認知度が低いのですがお勧めは Grandstream Wave です。
もっと皆さんに使ってもらいたいと思います。

使ってよかったと実感できると信じています(別に Grandstream社のまわし者ではありません)。

zoiper に対して優れている点はいくつかあり、劣っている点は iax2 がサポートされていない、くらいでしょうか。
誰かが通話録音できない、と勘違いしていましたがそんなことはありません。
ちゃんと通話録音できます。

iax で検索すると、ほぼ zoiper 一色です(スマホ用では iax が使えるのは zoiper 以外にはいまのところ見当たらない)。

iax2 は Asterisk などの PBX サーバーを持っていて、そのサーバーで使う以外、一般の IP電話サービス事業者では意味がありませんので、普通にはなくても困らないものです。


我が家には Asterisk サーバーがありますので、内線を iax2 で設定して、ウチの中では WiFi で、ソトでは LTE に自動的に切り替わって、いつでもどこでも内線が使えるようにしてありますが、こういうことが要らない人にはどうでもいいプロトコルでしょう。


消費電力に関していえば、Grandstream Wave と zoiper を1日強ほど待受けで比較してみましたが問題にするほどではありません(moto G4 plus で両方を待受けにして比較)。

  grandstream Wave        69mAh / 28h(2%)
  zoiper                         145mAh / 28h(4%)

ほぼ2倍の差がありますが、全体からすればバッテリー全体のわずかな差1〜2% でしかありませんから、気にすることはありませんね。

通話時の消費電力は比較していませんので、なんともいえません。



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ソフトフォンは、わたしは Grandstream Wave、次点で zoiper と思っていますが、少し解説してみたいと思います。



【マルチデバイス】と【マルチアカウント】

まずは、マルチデバイス(複数端末)での使用です。


複数の端末に同じアカウントを設定・有効化(レジスト)しても、殆どのケースでは最後にレジストしたデバイスのみが有効です。


殆どでないのはブラステルくらいです。
ブラステルは複数端末での同時設定(レジスト)が可能です。
しかも設定したすべての端末で発着信できます。
これは、すこぶるヘンですがものすごく便利なことでもあります。

我が家の場合、イエデンに設定したブラステル番号をスマホにも設定して持ち歩いていますが、イエデンに着信があると、イエデンもスマホも着信鳴動します。
どちらかでオフフック(電話の着信を受ける)すると、他方は鳴動を中止して、オフフックしたデバイスでお話しができます。

こういう芸当(?)はブラステルならではのことで、ほかのサービス事業者の場合はできないのです。

Asterisk と一緒に使うといろいろなことができて楽しいのですが、ここでは割愛します。



同じ WiFi 下で複数端末に同じアカウントを設定する場合は、ランダムポート機能が必要な場合があります。

ランダムポート機能とは、デバイスを特定するために、レジスト先のポートとは別に端末自体のローカルポートをレジスト先のポートにかかわらず使い分けしてくれる機能です。


ルーターの NAT 機能が full cone NAT の場合で、複数端末を同じサービス事業者用に設定して使う場合は、このランダムポート機能が必要です。

詳しい説明は割愛しますが、ルーターが full cone NAT ではない、または同じサービス事業者を複数端末で使わない場合は、むしろオフにした方がいいかも知れません(STUNを使う場合はオフに)。


これはなにもブラステルのように同一電番の複数端末への設定でなくても、同じサービス事業者から複数電番を借り受け、これらを端末を分けて使うばあいにも発生しうると考えてください。


このことを理解しないと、うまく使えない、発着信がおかしい、レジストが落ちる、などということになります。


次にマルチアカウントです。
マルチアカウントに対応していないソフトフォンは使い勝手がよくないのであまりお勧めではありません。

IP電話の場合、固定電話や携帯電話と違い、利用料が安い・無料などというところは多く、また、同じサービス事業者の番号同士は通話無料が殆どですから、自分に合ったソフトフォンを見つけるためにも、いろいろ試すのに複数の電番を発行してもらってその電番間で試すのがいいからです。


Grandstream Wave や zoiper を使うにしても、設定内容によってかなりそのよさを発揮できるかどうかが左右されますから、実用に入るには試行が必要かと思います。


面倒くさいと思わずに、いろいろ試してみてください。きっといい結果を得られると思います。

こういうところは、まだ仕方がない部分だと思うことです。携帯電話と同じ、というわけにはいきません。
たとえお勧めのソフトフォンアプリでも設定の仕方次第で良くもなり、悪くもなるということです。


sip INVITE 攻撃対策もしてください。発信元不明の着信(100番とか、1000番とかで発信してくるケースが多いが、ほかの番号でもある)、これは SIP サーバーを介さずに直接、ランダムに IP アドレスを指定して、主にポート 5060 を狙って 発信をよそおってくる攻撃です。


対策の一つは、万全ではありませんがポート番号を 5063 など、5060 以外に変えることですが、サービス事業者が 5060 しか受け付けない場合はこの方法は使えません。

zoiper のコミュニティサイトでもこの件はポート番号を変えなさい、と回答しています。zoiper の場合はそれしかやりようがありません。


Grandstream Wave は有効なこの種の攻撃対策機能を持っています。
Grandstream Wave くらいしかないのも実情です。

このブログの「ホーム」タグの隣のページに記載しているので、そちらを参考ください。





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