NAS に ssh で入れるようになりましたが、Linux バージョンが古すぎてできることが限られています。
考えてみれば、現在この NAS に入っているのは過去のドラマなどのビデオで、全部見たものです。
最悪、これらの過去のビデオを捨てることを由とするならば、Debian 化できます。
LS210D は Mac の TimeMachine 用としても以前は使いましたが、いま TimeMachine は Mac に接続した USB ディスクになっていますので、差支えはありません。
ともかく Debian 化すれば Linux サーバーが1台手に入ることになり、NAS としても継続して使えます。
https://github.com/1000001101000/Debian_on_Buffalo
このサイトに、今あるディスク上に Debian をインストールする手順と、initrd.buffalo / uImage.buffalo.ls210d が置いてあります。
uImage.buffalo.ls210d はリネームで ".ls210d" をとって uImage.buffalo にします。
最初にいくつかの参考サイトを見ましたが、その方々のやり方は別のディスクを用意し、/boot、/root、swap のパーティションを切り、/boot に initrd.buffalo / uImage.buffalo を置いて、これをいままでのディスクと置き換えてインストールするやり方でした。
ディスクがもったいないのと、参考サイトではどうたどっても LS210D 用のインストーラーが見つかりません。
LS410D 用はあるようですが、大丈夫なのかがわかりません。
github 検索して前記のサイトを見つけました。
見てみると "1000001101000" さんが記載している方法は既存のディスクをそのまま使うようになっています(もちろん別の HDD を用意して入れ替えてやることもできます)。
サイトから LS210D 用 Debian Stretch のこれら2つのファイルをダウンロードし、ユーザディレクトリにコピーしておきます。
ssh でログインし、コピーしておいた2つのファイルを /boot にコピーします。
その後で電源の入れ直しをするとインストールが始まります。
途中でパーティションの設定を行う画面が出ますが、ここで root パーティションの中身を削除しないとインストールが途中でエラーになります(古いファイルが影響してエラーとなる)。
最初はちょっと焦りました。何度やり直しても同じところでエラーになるのです。
" the debootstrap program existed with an error (return value 1) "
これがエラー内容です。
要するにインストールするべき /root に debootstrap program がエラー状態で存在している、というエラーです(エラーというよりも Debian Stretch とは依存性が合わない、ということだと思います)。
そこでやり直しの際に /root をおくパーティションの中身を「削除」してインストールしましたら、エラーはなくなりました。
つまり、/root に重要なファイルを置かないことが前提です。
もし、/root 配下のファイル等があとで必要な場合は、ユーザーディレクトリにコピーしておきます。
詳しい手順はいずれ記載するとして、ともかくインストールは完了できました。
apt でパッケージも自由にインストールできます。
IP アドレスも固定化し、Samba もインストールし NAS として使うのに何ら差し支えない状態になりました。
ビデオデータは消えてはいませんが、見れるのかどうかはまだ試さず状態です。
リブートすると、ユーザーディレクトリがマウントされていません。
改めてマウントして Samba で読み書きできるようになったので、fstab に マウント情報を書き込みました。
そしてリブートして、ユーザーディレクトリのマウントを確認しようとしたら、悲劇が・・・
ssh でログインできません。
えっ、fstab の設定誤り(?)
それにしても仮りに fstab の設定誤りでも最終行に追加しただけなのになんでログインできないの(?)
どうやってもできません。
仕方がないので、中の HDD を取り出して SATA=USB ケーブルで Linux マシンに接続して中を修正し直すしかなさそうです。
SATA=USB ケーブルは手元にないので Amazon で注文・24日中には届くようです。
それで、届いたらすぐに取りかかれるようにと殻割りをしました。
爪の2〜3本が折れましたが、カバーの再装着には支障はまったくありません。
あとは SATA=USB ケーブルが届くのを待つばかりです。
この顛末はまた後日に。
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