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2019-12-18
Samsung 970 EVO Plus がファームウェアアップデートされ戻ってきました
Samsung 970 EVO Plus は購入時のファームウェア 1B2QEXM7 では Thunderbolt 3 接続(または内蔵の PCIe スロット装着)では安定して Mac では使えません。
さりとて我が家にはファームウェアアップデート環境がなく USB3.1 Gen2 接続を余儀なくされていました。
Thunderbolt 3 接続で性能が爆速になることがわかっていながら、ファームウェアアップデートができなくてもどかしい思いでした。
さるところにファームウェアのアップデートをお願いしたところ快く引き受けていただきました。
先週12月14日(土)に発送して16日にアップデートされ、18日(水)夕方に戻ってきました。
早速 Thunderbolt 3 Enclosure に入れて Thunderbolt 3 ケーブルで接続し、
[このMacについて] => [システムレポート] => [NVMExpress]
で、ファームウェアバージョンが 2B2QEXM7 になっているのを確認しました。
S.M.A.R.T. 情報でも確認できます。
一番手前が ORICO SCM2T3-G40 Enclosure で 970 EVO Plus はこれに装着しています。
Samsung SSD は Western Digital SSD よりも発熱が少し高いのでファンをつけています。
ファンを回した状態で最大 40 ℃ 程度です。
その奥の上に載っているのが TREBLEET Thunderbolt3 SSD Enclosure です。
こちらには WD BLACK SN750 を装着して Mojave を入れてブートディスクにしています。
ヒートシンクを取り付けていますが、高くなっても 45 ℃ くらいまでで、普段は 40 ℃ 以下です。
Samsung 970 EVO Plus は WD BLACK SN750 よりも 5 ℃ 前後高い感じです。
WD BLACK SN750 はヒートシンクやファンがなくても 50 ℃ を上回ることは殆どありませんが、Samsung 970 EVO Plus は 50 ℃ をたまに越えますので少しでも温度を下げるためにファンを回しています。
TREBLEET Enclosure の下にあるのは SanDisk 2.5" SSD(SATA)で TimeMacine として使っています。
まずは性能測定です。
これはファームウェアアップデート前に APFS 形式のときに測定しておいたものです。
次がファームウェアアップデート後の測定値ですが HFS+ 形式です。
Sequential は、ファームウェアのアップデート前と後であまり差異はありませんが、Random の、とくに Write 性能が約 2 倍にアップしています。
ファームウェアのアップデートで性能アップした? と思いましたがこれはフォーマット形式による差異であることが後日判明しました。
参考までに WD BLACK SN750 の測定値は次のようになっています(APFS 形式)。
970 EVO Plus と同様に WD BLACK SN750 でも HFS+ 形式 の方が Random Write は下記のように約 2 倍の性能です。
実使用では Random の方が多いので HFS+ 形式の方が実効的性能はよさげに見えますが、APFS は HFS+ がシングルスレッドなのに対してマルチスレッド対応とか、いろいろなメリットを考えると APFS がいいのでしょうか。
戻ってきてから書き込み確認のために試しに TimeMachine で初回バックアップを行いましたが 79.5 GB がまったく問題なく書き込まれています。
やはり 970 EVO Plus は安定使用のためにはファームウェアアップデートが必須です。
アップデートされたので Thunderbolt 3 / PCIe NVMe 接続で使えますから爆速で使えます。
970 EVO Plus は Catalina をブートディスク設定してマルチブートが可能な状態にしますか(?)
Mac は "option" キーを押しながら電源オンにすると、ブートディスクを選択できる画面になりますから、次のようにできます。
オリジナル: 内蔵 HDD(Mojave)
デフォルト: WD BLACK SN750(Mojave)
ブート選択: 970 EVO Plus(Mojave or Catalina ?)
万一 WD BLACK SN750 ブートディスクが異常になったときのために、970 EVO Plus は Mojave か、Catalina が起動できるようにしておきます。
そうすれば、内蔵 HDD は初期化して Mojave を消すことが可能です。
(HDD は HFS+ フォーマットの方がいいでしょう)
TimeMachine は NAS と USB HDD の両方に取得するようにしてありますからディスク異常時でも救済可能な状態にしています。
ですので、内蔵 HDD は TimeMachine として使用することも可能ですが、現在その用途では使っていません。
もちろんファイル等の格納場所の一つとしての使用は可能です。
ブートディスク選択なしに電源オンは、デフォルトに設定した Samsung 970 EVO Plus(または WD BLACK SN750)の Mojave が起動します。
ブートタイム(電源オン 〜> ログイン画面)は NVMe SSD の場合 20 秒前後です。
内蔵 HDD に Mojave がインストールされていたときは 1分 10 秒前後でした。
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