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2020-07-01

Mac とスマホの間で同期する ノートアプリ --- その1




iPhone 純正のメモアプリであれば、Mac 純正のメモアプリと同じなので iCloud で同期され、大変使いやすい。


リッチテキスト並みに扱えて、画像なども貼り付け可能です。



これまで Evernote 〜〜 OneNote を使ってきていましたが、この Mac 純正メモアプリは最強ではないでしょうか。


残念なことに、Android 機用のアプリがありませんので両者の間で同期できません。




楽天モバイルに MNP したのを契機に iPhone を手放しましたから、純正メモアプリは Mac でしか使えません。




ノートアプリとして機能的に優れているのは Evernote か OneNote くらいですが、どちらもスマホでの使用は少々重くて使いづらい。


Web クリップができるのは強みですが。



Windows PC のときは Evernote で、Mac に変えてからも使っていましたが、Free 版はクライアント2台までという制限になってからは OneNote に変えていました。


iPhone を使い始めたときに Mac 純正のメモアプリの使い勝手のよさにハマってからは OneNote は Web クリップ機能以外には使わなくなりました。




Android 機だけなら Color Note や Google Keep があるのですが、これらには Mac 用のアプリはありません。


Google Keep は iPhone メモアプリに準じる機能があるのですが、Mac では ブラウザで使うしかなく、大変使い勝手が悪くなります。



Google Keep はメモアプリだからかブック(フォルダ)が扱えず、少し Mac メモアプリに劣ります。


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ノートアプリは、次のような機能が最低限備わってほしいのです。



 ❏ フォルダ機能や、タグ機能があって、ノートブック(冊子)とノート(ページ)が
   扱えて分類ができる

 ❏ リッチテキスト(あるいは Markdown、Tex、HTMLなど)が扱える

 ❏ テキストだけでなく画像も貼り付けられる

 ❏ Mac 版と Android 版が用意されていて、お互いにクラウドで同期される

 ❏ クラウドとの同期転送時や格納時に暗号化される

 ❏ できれば、ノートの生地や題名にも色付けができるといい

 ❏ 本文を含めた検索機能がある





候補は Bear / Boost Note / Simplenote / Standard Notes / zoho Notebook です。



Bear は評価していませんのでわかりません。



zoho Notebook はそれ以外を使ってみて、その後になって存在を知りました。





【 Boost Note 】




Markdown が扱えて画像をドラッグ操作で貼り付けられるので大変に便利です。



Markdown では URL で画像貼り付けはできてもローカル画像を貼り付けできない場合が多いのです。


操作は大変軽いのですが、とくに画像を含む場合は同期に時間がかかるのが難点です。


また同期転送時の暗号化は製品ホームページにも記載がありませんので不明です。


重要なノート(アカウント情報や口座情報)は書き込ない方が無難かもしれません。



フリー版のクラウドの容量は 100 MB です(Premium 版は $3.00/month で 2 GB。+5GB / $5.00)。




試しにフリー版を使ってみました。




文字色は HTML 記述するしかないのですが、右画面(Markdown パース後画面)では HTML は無視されるようで、色は付きません(Markdown 自体に記述形式がないので仕方がないのかも)。




ダークテーマを設定していますので、全体が黒背景になっています。


画像はドラッグで ”[画僧]” の後ろに貼り付けました。


画像のドラッグでの貼り付けができるのは大変に作業性が向上します。









100 MB でも結構ノートを格納できそうです。






【 Simplnote 】




 軽さでは一番で、同期も殆ど瞬時です。

Markdown での画像の扱いが少し面倒なのと、機能しない記述形式があります。


URL 画像は Markdown 記述できるものの、ローカル画像の貼り付けができないのは致命的です。



Simplenote もまた、同期転送時は暗号化するがストレージ保存時は平文で保存すると、製品ホームページにあります。


また、ホームページには「機密性の高い情報は記録を勧めない」とあり、今ひとつセキュリティ上の信頼感が薄いようですから、重要な内容はノートしない方が無難かもしれません。






【 Standard Notes 】




オープンソースで フリー版はプレーンテキストしか扱えません。


シェアウェア版では Markdown ほかのリッチテキストエディターなどが使えるようですし、同期転送時の暗号化もされているようですから安心して使えます。


シェアウェア版を試せていませんので、これ以上の評価はできません。


フリー版でも同期転送が暗号化されますので、安心してメモできます。







【 zoho Notebook 】




zoho は米国の クラウドサービス会社で GAFA の次に期待されている企業です。


zoho のホームページには、Evernote に真っ向から対抗した記述があるくらいですから、それなりの機能や使い勝手が備わっています。



スマホでの「重さ」を感じることはありません。


クラウドの容量は無制限ですし、ほかの zoho クラウドアプリも使えます。


先に挙げた条件では、文字に色付けはできませんが「反転・強調・斜体・消し線」が使えます。


クラウドは zoho のクラウドで GoogleDrive に比しても可用性・セキュリティ・容量など、決してヒケをとりません。




「ノートブック画面例」

 例では1冊だけですが何冊でもノートブックを作ることができます。

 表紙のデザインは予め用意されたものか、カスタムカバーを使うこともできます。

 例ではカスタムカバーを使っており、表紙に書かれた「Notebook」は手書きしたものです。








「ノートブックの中のすべてのノート画面例」

例では3つのノートが作られていて、いずれも画像を貼り付けています。








「ノートの画面例」


上のすべてのノートの中の、一番右の「試験的ノート」は次の内容です。

文字列について扱える属性と事例を記述しています。

左側にぼやけた丸いものが写っていますが、これはノート一覧の、一番左のノートが薄く見えているものです。








詳細は zoho のホームページ で確認いただくとして、改善してほしい点は「階層に入っていく、戻る」ではなくプレーン表示にして一番左に「ノートブックのプレーン」次に「ノート一覧リストのプレーン」一番右に「ノートの内容」を表示するような形にして欲しいな、と思います。


この点を除けば、まずまず使えるのではないでしょうか。




その他、音声メモや動画もとれます。


ファイルも保存できます。


手書きノートや、お絵かきは Mac 版では作れませんが、タブレットやスマホでは作成・修正ができます。


その他にも Web Clipper もあっていろいろできますのでホームページを訪れてみてください。

 https://www.zoho.com/jp/notebook/



一番オススメできるアプリでしょう。




参考までに Mac 純正メモアプリの画面例は次のようになっています。

この例では pdf を貼り付けています。

















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