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2021-06-21

Softphone(Acrobits)周りの見直し



Softphone(Acrobits)で安定した待受のためにルーターと、スマホ・FCM(Firebase Cloud Messaging)および Softphone の NAT keep alive を見直ししました。



「標準着信設定(非プッシュ着信)」でディープスリープ中の着信逃しがなくなりました。




FCM はプッシュ通知を受け取れるようにする Android スマホのメカニズムです(iPhone にも同様機能があります)。



これによって LINE / Whatsapp / Mail など通知をリアルタイムに受け取ることができます。



Softphone もまた然りです。



原則は次の考え方です。



Router udp timer > Google FCM interval timer >  NAT keep alive timer




見直し前の各要素の値は次のようになっています。



❶ ルーター・RTX830 :udp はデフォルトで 30 秒

❷ Google FCM interval:29 分

 (キャリアのモバイルおよび WiFi のインタバル)

❸ NAT keep alive   :30 秒



見直し後はそれぞれ、360 秒 / 5 分 / 30 秒 としました。




ルーターの RTX830 は、次のコマンドで設定値を変更します。


 ip filter dynamic timer udp-idle-time=360 dns-timeout=10



udp タイマーはデフォルトが 30 秒(tcp は 3600 秒)だったのを 360 秒に、DNS のタイマーもデフォルトが 5 秒だったのを 10 秒に設定し直しました。



ルーターについて、NEC Aterm は udp(300 秒)/ tcp(3600 秒)のタイマー値を変更できますが、バッファロールーターはできないようです。 




Google FCM interval については WiFi / LTE ともに Heartbeat Fixer for GCM アプリで 5 分(推奨値)に設定します。



NAT keep alive は Softphone(Acrobits)の設定はデフォルトで 30 秒ですので、これは変更していませんがバッテリー消費に影響するようであれば 60 〜 90 秒にしてみます。




ちなみに Softphone(Acrobits)は Push 着信は使わず、標準着信設定(非 Push 着信設定)です。



Push 着信の方が着信確実性とバッテリー消費上は有利ですが、イエデンをスマホにも登録する関係上、標準着信設定しています。



イエデン は ATA(Analog Telephony Adapter)に通常の電話機を接続しています(非 Push 着信です)。



スマホにもイエデンのアカウントを登録できますがともに 非 Push 着信でなければいけません。



そうしないと方通話や、着信不良を引き起こすからです。



同一アカウントを複数デバイスに登録できるのはブラステルならではの非公開機能(公式サポート外です)です。



SMARTalk や 050 Plus などの他の IP 電話ではこういう芸当はできません。







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