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2023-10-28

GL-MT2500A に WiFi ドングルを挿してアクセスポイント化する


 

【2023-11-01 訂正・opkg list 更新失敗の件】

 

原因は tailscale DNS (100.100.100.100) で Public DNS が上書きされていたからでした。

 

GL-MT2500A の  /etc/resolv.conf が下記のようになっていました。

 

root@GL-MT2500:~# cat /etc/resolv.conf
# resolv.conf(5) file generated by tailscale
# For more info, see https://tailscale.com/s/resolvconf-overwrite
# DO NOT EDIT THIS FILE BY HAND -- CHANGES WILL BE OVERWRITTEN

nameserver 100.100.100.100
root@GL-MT2500:~# ping google.com
ping: bad address 'google.com' → DNS が引けなくてエラーになっている
root@GL-MT2500:~# 

 

--accept-dns=false を実行し、google.com に ping してみます。


root@GL-MT2500:~# tailscale set --accept-dns=false
root@GL-MT2500:~# ping google.com → DNS が引けて下記のように応答あり
PING google.com (2404:6800:4004:823::200e): 56 data bytes
64 bytes from 2404:6800:4004:823::200e: seq=0 ttl=56 time=6.882 ms
64 bytes from 2404:6800:4004:823::200e: seq=1 ttl=56 time=4.781 ms
64 bytes from 2404:6800:4004:823::200e: seq=2 ttl=56 time=5.034 ms

^C
--- google.com ping statistics ---
3 packets transmitted, 3 packets received, 0% packet loss
round-trip min/avg/max = 4.759/5.565/6.882 ms

root@GL-MT2500:~#
 

 

ping が正常処理されているので Public DNS を引けています。

 

 

tailscale によれば「MagicDNS が tailscale を実行しているマシン上で有効であり、システム上で DNS マネージャーが実行されていないように見える場合、/etc/resolv.conf は tailscale が上書きします。」とありますが、そもそも MagicDNS は disable です。

 

 

なのでなぜ tailscale DNS で上書きされたのかがわかりません。

 

いずれにせよ対応方法はわかりました。

 

 

 

 

 

 

今回は 803 円で入手した Buffalo WI-U2-300D というドングルを用いました。

 

 

実は手持ちに TP-Link AC1300 Archer T3U があるのですが、OpenWrt のパッケージにこの機種用のドライバー rtl8812bu がありません。

 

 

GitHub にソースはありますが、OpenWrt にはこれを make するパッケージ類もなく、お手上げ状態です。



なので、WI-U2-300D よりも高性能ですがあきらめて、WI-U2-300D の方を使います。

 


 

 

LuCi の Software からドライバー "kmod-rt2800-usb" と、アクセスポイント化のためのパッケージ "hostapd" をインストールしたあと反映のために再起動します。

 

 

 

ーーーーー ここからの件は冒頭に訂正のとおり解消 ーーーーー

 

その後、なぜか、LuCi のパッケージ更新がパーミッションエラーとなり、パッケージリストは更新前のものが表示されたままです。

 


 

ただ、ほかのパッケージのインストールはできます。

 

 

管理画面の【アプリケーション】→【プラグイン】からの、更新ボタンクリックでは一見、正常処理されたように見えます。

 

 

こちらもほかのパッケージをインストールはできます。

 

 

 

GL.iNet のバグ報告と対応方法によれば、

 

1.  Change the language of Admin Panel to “简体中文”, then try again.
2.  Or ssh to router, edit /etc/opkg/distfeeds.conf, change fw.gl-inet.com to fw.gl-inet.cn
 

とあり、1項も2項も試しましたが解消しません。

 

ーーーーー ここまで ーーーーー

 

 

 

 

いずれにせよ、ドライバーと AP化パッケージをインストールします。 


 

管理画面から「アプリケーション」→「プラグイン」と進み、ドライバー kmod-rt2800-usb パッケージをインストールします。

 

次にアクセスポイント化のパッケージ hostapd をインストールします。

 


 

再起動して、ドングルを認識させます。

 

 

管理画面には【無線】メニューがでてきません。

 

なので無線設定は LuCi 画面で行います。

 

 

無線内蔵の AXT1800 には【無線】メニューがあります。

 

どうやら無線内蔵型化どうかでメニューに出るようです。




MT2500A の LuCi の画面には【無線】インタフェースがちゃんとでてきます。

 

 




 

 

LuCi で設定をしていきます。

 

【ネットワーク】→【無線】と進みます。

 

 

下図は設定済みのあと、スマホ 2台を接続した状態の画面です。



 

 


設定は、赤く囲んだ箇所の【編集】をクリックします。

 

【デバイス設定】の【一般設定画面】になります。

 

 

 

【無線ネットワークは有効】欄が【無効】となっていれば、【有効】な状態です(ヤヤコシいのですが・・・)

 


 

【動作周波数】は 5GHz または 2.4GHz 帯の形式やバンドなどを設定します。

 

【最大送信出力】は 10dBm を設定します。

 

 

 

【インタフェース設定】は次の設定をします。

 

 【モード】:「アクセスポイント(無線親機の設定)」

 【ESSID】:任意名

 

 

 

 

次に【デバイス設定】→【詳細設定】に移ります。

 

 

ここでは【国コード】を【JP - Japan】にします。

 

 

さらに【インターフェース設定】→【無線セキュリティ】と進みます。

 

 

 

【暗号化】欄は【WPA2-PSK (セキュリティ:強)】を選び、【キー】は自分環境に合ったキーを設定します。

 

 

 

右下の【保存】をクリックして戻り、【保存&適用】をクリックして反映させます。

 

 

以上で終わりです。

 

 

スマホ等から ESSID に接続にいくと接続されます。

 


 このときは3台ほど接続されています。

 

 

 

WI-U2-300D はすでに製造中止になっているデバイスなので速度は下記の通りで遅くはありませんが、爆速でもありません。

 

 

 


 

 

以上で、無線デバイスを持たない MT2500A の無線アクセスポイント化が完了です。

 

 

ほかのドングルでもできるものとできないものがあると思いますが、いろいろ試すほど持ち合わせがありません。

 

 

要は、ドライバーがインストールできてデバイスを認識できるかどうかに依存します。

 

 

ホントは 866 Mbps 以上で 802.11ax に対応したドングルを使いたいのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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