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2024-07-28

フリーダイヤル(0120/0800)とナビダイヤル(0570)と 050 IP電話

 

 

サポセンなどでフリーダイヤルが OK でも、固定電話または 050 からの発信に限られることが多く、携帯電話は 0570 というのが多い。

 

従前のナビダイヤル通話料は下記のように高額化傾向にありました。

 

NTTコミュニケーションズのパンフレットに記載されていた旧料金。距離や時間帯に応じて、複雑に料金が変わっていた
出典:NTTコミュニケーションズ・HPから抜粋


 

NTT の PSTN 電話網が全 IP 化されたことに伴い 2024年1月1日から下記の一律料金に改定されています。


出典:NTTコミュニケーションズ・HPから抜粋


改定後の通話料が安くなったとはいえ、固定電話や 050 からの場合 9.35円/3分かかり、携帯電話からは 11円/20秒もかかります。

 

 

例えば日本郵便の「お客様サービス相談センター」への問い合わせは次のようになっています。

 

 

携帯電話からは高額の通話料になることが想定されます。

 

実際に国際航空郵便追跡の件で問い合わせましたが、7分8秒 通話しました。

 

このうち、約1分は待たされた時間です。



幸いフリーダイヤルからでしたから無料で済みましたが、携帯電話の場合 6分としても 198円もかかる計算です。



日本郵便に限らず、フリーダイヤルは固定電話に限る、としているところが多く、中には 0570 しか受け付けていないところもあります。


例えば「ゆ◯グループ」という通販サイトは商品注文はフリーダイヤルですが、問い合わせはナビダイヤルに限っているのです。



わたしはナビダイヤルに限っている企業には信頼を置いていません。


企業本意であって顧客本位ではないからです。

 

 

 

 

さて、タイトルに「050 IP電話」を含めたことについて触れてみたいと思います。

 

 

050 IP電話の中で、ブラステルと G-Call050 はフリーダイヤルへの発信ができるのです。

 

またナンバーディスプレイ対応済みです。

 

さらに詐欺電話の類はまずかかってきません。

 

使うには公式アプリ、またはソフトフォンアプリをスマホにインストールして使います。

 

 

ひかり電話の場合は月額 550円、ナンバーディスプレイが月額 440円で合計月額 990円必要です(機器レンタル費や設備工事費を除く)。

 

 

ブラステルの場合 6ヶ月の維持費が 550円ですから、月額換算で 92円です。

 

G-Call050 は 308円/月額利用料ですから、ひかり電話の3分の1以下で済みます。

 

3桁サービスと 110/119 には対応できませんがこれらが必要時は携帯電話でこと足ります。


ひかり電話のようなレンタル機器は不要ですし、工事費用も発生しません。

 

 

イエデンにする場合は ATA(Analog Telephony Adapter)が必要ですがアマゾンで 8,000円程度で扱っています。

 

「イエデン」とは、市販の電話機や FAX付き電話機などで発着信できるようにすることをいいます。 


【インターネット・ルーター】ー LAN ー【ATA】ー 電話線 ー【電話機】という接続形態で使用することを「イエデン」といいます。


我が家では 8年前から 050 IP電話をイエデンにしており、それまでのひかり電話を廃止しています。



我が家のイエデンはブラステルですが、ほかに 050 IP電話は G-Call050 を1回線、SMARTalk を2回線契約中です。



SMARTalk は 2025年2月末で廃止が決まっており、G-Call050 はその代替です。

 



050 IP電話はサービス停止するところが次々とでてきていますが、もっと見直されてもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

2024-07-26

ソフトフォンアプリ6種を紹介

 

 

050 IP 電話サービスで使えるソフトフォンアプリを以下に紹介します。


 

SIP アカウントに対応した標準電話アプリは優れたソフトフォンアプリだったのですが、Android12 から SIP 非対応になりました。

 

ですので以下の6つが、現時点ではマルチアカウントに対応したソフトフォンアプリです。

 

1.Acrobits

2.CSipSimple

3.GS Wave

4.Mizudroid

5.SessionTalk

6.Zoiper

 

これらのうち、CSipSimple は現時点で Google store から消えています。

 

32bits アーキテクチャーであることが原因で、64bits 対応されないまま、アップデートは 2016-08-19 ver.1.02.03 で止まっています。

 

アップデートは止まっていますがアプリの完成度は高いので Android バージョンによっては問題ないと思います。 

 

Android10 では動作確認が問題なくできています。 

 

Android13 ではアカウント登録はできますが着信が不安定です。


Android12 以降の場合は避けた方がいいでしょう。

 

 

uptodown サイトから .apk をダウンロードできます。

 

 

 

GS Wave は Google Store では素直には検索できません。

 

UCM63xx IP PBX 用のアプリのほうがヒットしますが、こちらではありません。

 

 

下記サイトにあります。

 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.grandstream.wave&hl=ja

 

Grandsteam Wave Lite - Video が正式名称ですが、この名前でもヒットしません。



Mizudroid はきめ細かい設定が可能ですが、そのため SIP に対するリテラシーが求められます。


 

Zoiper は以下の 3つがあります。

 

 ・Zoiper IAX SIP VOIP Softphone

  プッシュ着信未対応

 

 ・Zoiper Pro - SIP Softphone

  プッシュ着信可

  有料 1,000円

 

 ・ZoiperBeta(試用版)

  プッシュ着信可だが、動作不安定  


 

Android 機の場合、プッシュ着信未対応でもバックグラウンド起動で着信は問題ありません。

 

Zoiper は唯一 IAX に対応したソフトフォンアプリです。

 

IAX は Asterisk(IP-PBX)同士を接続するプロトコルですが、Asterisk とクライアントを接続することもでき、ポート一つで信号(コマンド)とメディアを送受します。

 

ファイヤウォールや NAT を簡単に越えることができます。

 

かなり専門的になりますので、興味があれば詳細は "asterisk iax" でググってみてください。

 

 

以前、Asterisk サーバーを立てていたときに使ったことがあります。

 

 

 

Acrobits は有料です(1,090円)。 

 

姉妹品の Cloud Softphone がブラステルの My 050 アプリや、G-Call050 用アプリに使われていて定評があるのですが、音質は6種のソフトフォンアプリの中では一番よくありません。

 

すこしワレた感じがあり、0120/0800 発信では顕著になり、大変聞きづらくなります。

 

 

 

その他のソフトフォンアプリの音質は Acrobits のように悪くはありません。

 

 

SessionTalk は SIP Softphone と Pro Softphone の 2種類があります。

 

前者は Callkit 対応されていますが、SIP アカウントは一つしか登録できません。

 

後者は主だった VoIP プロバイダーが事前構成済みになってり、SIP マルチアカウントに対応しています。

 

ただし、OPPO Reno9 A(Android 14)ではバグがあり、連絡帳タブに連絡先が表示されず、かつ通話記録や連絡帳タブで SessionTalk Pro が異常終了します。

 

 

通常は SessionTalk SIP Softphone でよいでしょう。 


SessionTalk SIP Softphone Premium 版(有料 440円)はプッシュ着信に対応しています。


 

 

音質は主観的ですが GS Wave と SessionTalk がいいように思います。

 

 

マルチアカウントの切り替えは CSipSimple、GS Wave と Zoiper がしやすい。

 

 

プッシュ着信を使わなければ SessionTalk SIP、GS Wave または Zoiper IAX、使うならば Zoiper Pro でしょうか。

 

 

CSipSimple も 32bits アーキテクチャーながら大変よい出来で使い勝手はよいのですが Android13 では着信が不安定で残念です。

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-07-16

楽天モバイル・迷惑SMS拒否サービスの「欠陥」がやっと修正される

 

 

「欠陥」というのは、一週間経過して未だに Android 版 my楽天モバイルでは「迷惑SMS拒否設定」項目がないからです。

 

本当に「マトモな」サービスを開始したのでしょうか。

 

楽天モバイルはサービス開始といいながら、こんな基本的な動作確認すらできていません。

 

 

楽天モバイル株式会社の誰のミスなのでしょうか。

 

 

iPhone 版の my楽天モバイルは7月11日にアップデート版がリリースされて「迷惑SMS拒否設定」項目が現れていますが、これとてもサービス開始とされている7月9日時点では設定項目がなかったのです。

 

 

大変「杜撰なサービス開始」で驚いています。

 

 

早く「マトモなサービス」にしてください。

 

 

⇩⇩⇩⇩⇩

 

本日7月18日(木)にやっと Android用 my楽天モバイルの最新版 10.001.0851 がダウンロード可能となりました。


その結果「迷惑SMS拒否設定」項目が現れ、オフ・オンできるようになりました。

 


 

 

 

「サービス開始」とされた7月9日(火)から実に10日も経って、やっとマトモになったのでしょう(呆れた)。

 

 

なんなのでしょうか。

 

 

今回の「迷惑SMS拒否設定サービス」開始は大変杜撰で、基本動作確認もせずに始めるというお粗末さで、楽天モバイル株式会社のだれも責任ある回答をしてくれていません。

 

由々しき事態という認識はあるのでしょうか。

 

 

 

デフォルトで「オン」だというので「オフ」にしたくて設定ができるのを待っていました。

 

やっと「オフ」設定ができました。

 

 

「オフ」にする理由は標準通話アプリでの迷惑通話拒否設定や標準メッセージアプリでの迷惑メッセージ拒否ができるからです。

 

また、これらのアプリでの設定との関係性が不明だから「オン」にしたくないのです。

 

 

 

欠陥サービス開始から2週間経過しても本件は何ら説明なしに楽天モバイル株式会社は完全スルーです。

 

 

 

===== 別 件 =====

留守番電話サービスと割込電話サービスを有料化するという、楽天モバイルからの SMS が昨日7月17日(水)に飛んできました。

 

現在は最強プランに含まれる無料サービスですが下記のとおり有料になります。


 

ーーーーー 楽天モバイルのお知らせからの抜粋 ーーーーー

2024年11月30日(土)をもちまして、「留守番電話サービス」および「割込通話サービス」の無料での提供を終了し、2024年12月1日(日)より、同サービスをそれぞれ月額330円(税込)、月額220円(税込)で提供いたします。

サービス料金の変更内容

 


対象プラン

  • Rakuten最強プラン
  • Apple Watch ファミリー共有

 

有料での提供開始

2024年12月1日(日)00:00

※有料提供開始日は前後する場合がございます。

ーーーーー 楽天モバイルのお知らせからの抜粋はここまで ーーーーー

 

 

なお、8月20日にいったん設定解除されその旨メールで通知されるとのこと。

 

有料になる12月1日までの移行期間の扱いは次のとおりです。

 


 

 

まあ有料化は仕方がないとはいえ、留守番電話サービスは他事業者よりも月額利用料が高く「最強プラン」ではありません。

 

割込通話サービスは他事業者も概ね 220円で、同水準です。

 

ですが、有料にしたことでどれだけ ARPU が増えるのかはなはだ疑問です。

 

 

杜撰な「迷惑SMS拒否設定」サービス開始といい、無料だったサービスの有料化といい、本当に楽天モバイルは収支構造が好転するのでしょうか。

 

悪あがきのように感じるのはワタシだけでしょうか。

 

 

 

 

ワタシは留守電は使っていません。

 

というのも標準電話アプリの設定で迷惑電話拒否設定していた場合、留守電設定をオンにすると、迷惑電話からの着信が留守電に切り替わってしまいます。

 

迷惑電話からは無条件に切断して欲しいのです。

 

 

迷惑電話を無条件切断するには留守電設定をオフにする必要があるのです。

 

 

なので、留守電はスマホの簡易留守電機能を使っています。


これだと拒否対象でない人からの着信は簡易留守電に記録できます。

 

 

 

そもそも留守電はあまり使わないのでは?

 

ワタシも電話したときに留守電に切り替わるとそのまま切ってしまうことが多いのです。

 

周りの人たちもそうです。

 

 

留守電はなくても困らないのです。 

 

 

割込通話も然りです。

なくても困りません。

 

 

なくても困らないサービスにお金を払ってまでも使うのでしょうか。

 

 

それよりもほかにすることがあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

2024-07-12

楽天モバイルが迷惑SMS拒否サービス開始?

 

 

迷惑SMS拒否サービスは 7月9日(火)に開始とアナウンスされましたが、「SMS設定」は、本日 7月11日(金)iPhone 用「my 楽天モバイル」のアップデート版・10.001.0851.release で可能になりました。

 

iPhone 用「my楽天モバイル」の画面

 

 

事前アナウンスでは「迷惑SMS拒否」は7月9日(金)開始とされており、デフォルトで「オン」といっています。

 

すでに適用開始されて「オフ・オン」設定ができないだけなのでしょうか。

 

 

またスイッチをオフにした場合、いつ反映されるのでしょうか。

 

「設定の反映には最大1週間ほどかかる」とあり、現時点で適用されているのかどうかが判然としません。

 

 

改めてオンにした場合も然り、いつ反映されるのでしょうか。

 

 

こういう部分があやふやなままでは困ります。

 

 

なお Android 版「my 楽天モバイル」の 7月11日(金)現在の最新は 9.200000.0756(6月24日版)で、このバージョンではまだ「迷惑SMS拒否設定」スイッチはありません。

 

 

が、「迷惑SMS拒否」はすでに機能しているのでしょうか。

 

 

Android 版も間もなくアップデートがあってその後に「SMS設定」項目が現れると思いますが、どうなっているのでしょうか。。。

 

 

楽天モバイルの迷惑SMS拒否設定は、まさか総務省からの指導でアリバイ作りということではないですよね、楽天モバイルさん。

 

 

 

さらに標準メッセージアプリによる迷惑SMS拒否や、ブロックリストとの関係もわかりません。

 

下図の中に、

 ※「迷惑SMSの拒否」:フィッシング詐欺などに使われる迷惑SMSを自動検知し、受信拒否する機能です。

と、ありますが Whoscall のデータベースを利用するのでしょうか。

 

 

有料版の Whoscall は 不審なキーワード、URL や発信元番号をスキャン、膨大なデータと突き合わせて判断するようですが、「迷惑SMSの拒否」は になっていて、「迷惑SMS拒否設定」に が付いています。

 

出典:楽天モバイルの当該ホームページから抜粋

 

楽天モバイルさ〜〜ん!!! 

もう少しわかり易く解説してくださ〜〜い。

 

 

以前より通話もメッセージングも標準アプリを使うようにしていて、Rakuten Link は普段はログオフで、通話発信時にログオンして使うようにしています。

 

標準アプリの設定で迷惑電話や迷惑SMS拒否設定をしています。

 

 

 

よくはわからないので、私はこの「迷惑SMS拒否」の設定スイッチはオフにしました。