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2024-09-16

Windows 用キーボードとして Magic Keyboard を使う

 

 

MacBook Air 2012 にデュアルブートで OCLP により Monterey をインストール、併せて Boot Camp により Windows 11 Enterprise をインストールしています。


Windows 11 は RDP でメインマシンの Mac mini M1 2020 から画面共有しています。



このときにキーボードは Mac 純正の Magic Keyboard を、Mac Mini M1 の画面と RDP による Windows 11 の画面で共有しています。



Mac 側は純正キーボードなので、なんら問題はありません。

 

Apple Magic Keyboard


 

Windows 側は次のような Windows 用キーボードではないので、少し工夫が要ります。

 

Macally Keyboard


Windows 11 のキーボード初期値は「英語キーボード(101/102キー)」のようで、Magic Keyboard とは記号キーの配置が異なっていて、キートップの記号とは違う記号になってしまいます。

 


具体的には、記号類が Windows 用キートップとは配置が異なるので、記号類を Magic Keyboard のキートップと一致させる必要があります。


② 半角・全角漢字キーがないので、Magic Keyboard の[英数]キーと[かな]キーを同じ目的で使えるようにします。

 

① ② を設定することでメインマシンの Mac mini M1 の画面と RDP/Windows 11 の画面を同じ操作感でキーボードが使えるようになります。

 

 

 

 

 

 

 ① キートップと、記号類を含む入力文字を一致させる 


[システム設定]⇨[時刻と言語]⇨[言語と地域]⇨[キーボード]と進みます

 

 

 

[キーボードレイアウト: 日本語キーボード(106/109 キー)]になっているかを確認する

 

なっていなければ[レイアウトを変更する]をクリックして[日本語キーボード(106/109 キー)]を選択し、システム再起動で反映させます

 

以上です。

 


 

 

 

 

 ② 半角・全角漢字キーがない 

 

半角・全角漢字キーの代わりに「英数」キーと「かな」キーをこれに当てますが、後ろの方に記載の Google 日本語入力 プロパティ のキー設定・編集で「英数」キーと「かな」キーを指定できません。

 

そこで PowerToys アプリを使い「英数」キーと「かな」キーをそれぞれ仮想的な F14 と F13 に割り当てます。

 

Google 日本語入力 プロパティ のキー設定・編集では Fnn を指定することができます。

 

つまり F14 は「英数」キーを指定したことになり、同様に F13 は「かな」キーを指定したことになるわけです。

 

 

 

まず PowerToys のリリースページにアクセスします

 

自分のマシンのアーキテクチャーに合致した .exe ファイルをダウンロードし、これを実行します

 

[Keyboard Manager]⇨[Keyboard Manager を有効化する:スイッチオン]



 

 

[キーの再マップ]をクリックします

 


[+ キーの再マップの追加]をクリックすると、
で囲んだ部分が現れます

 

 

[選択]欄をクリックして[かな]キーをクリックすると VK242 が設定されます


[キー/ショートカット]欄をクリックして[F13]を選択します

 

つまり[かな]キー = F13 とするわけです


 

同様に[+ キーの再マップの追加]をクリックしてもう一つ追加します

 

[選択]欄をクリックして[英数]キーをクリックで VK244 が設定されます


これには[キー/ショートカット]欄をクリックし[F14]を選択します

 

つまり[英数]キー = F14 とするわけです

 

 

 

F13 も F14 も実際には存在しない仮想的なキーなので、システムへの影響はありません

 

右上の[OK]をクリックします

 


 

上図のような警告が出ますが[それでも続行する]で反映させます

 


 

PowerToys の設定は以上です

 

実際に[英数]キーと[かな]キーに機能を割り当てていきます

 

IME の 部分を右クリックし[プロパティ]をクリックします

 


 

Google 日本語入力 プロパティが表示されます

 


 

[編集]をクリックし現れた画面の[編集]で[エントリーを追加]します

 


 

下図の画面になりますので[入力文字なし]の[F14]を[IME を無効化]とし、もう一つエントリーを追加して[直接入力]の[F13]を[IME を有効化]とします


 

 

[OK]をクリックし Google 日本語入力 プロパティ画面にもどります

 


 

[適用]⇨[OK]として反映させます

 

以上で[かな]キーが【かなモード】、[英数]キーが【英数モード】になります

 


 

 

実際にそれぞれのキーをタッチしてみます

 

まず[かな]キーです

【かなモード】になっています

 


 

次に[英数]キーです

【英数モード】になります

 


 

 

以上です。

 

これで Magic Keyboard をメインマシンの Mac mini M1 と、RDP 共有した Windows 11 で同じ操作感で共有できました。

 


 

 

 

 


 

 

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