LibreOffice を右クリックするとファイル一覧が 2箇所表示されます(下図の「朱く囲んだ部分」)。
左上の「朱く囲んだ部分」にあるファイル一覧は、最近に開いたことがあるファイルの一覧で、最大 8ファイル分が表示されます。
右下の方の「朱く囲んだ部分」もファイル一覧ですが、こちらは「初期画面(下図)」にも表示されるものと同じです。
LibreOffice 起動後の初期画面 |
初期画面は LibreOffice を起動したときに開かれる画面です。
さて、最初に示した「朱く囲んだ部分」のうち、右下のものは簡単に消せるのですが、左上のファイル一覧は消せません。
「消す」というのはファイル一覧を消すという意味で、ファイル自体を消すことではありません。
⇓ これが消せない
⇑ これは消せる消せないファイル一覧は、LibreOffice をアンインストールしても残っており、改めてインストールすると復活します。
多分、macOS のバグっぽい。
ドックの LibreOffice 右クリック時に他人から盗み見られる恐れがあります。
いろいろネットを漁って何とか消せないかを調べ、
Clear Recent Documents does not clear the ones from the dock.
という記事をみつけました。
このサイトの
Robert Blair 氏の
2019-03-21 20:40:47 UTC Comment 18 に以下のような処置で消せる、とあります。
1.org.libreoffice.script.sfl2 のファイル名を変更または削除
当該ファイルは下記にあります。
/User/[ユーザー名]/Library/Application Support/com.apple.sharedfilelist/com.apple.LSSharedFileList.ApplicationRecentDocuments/org.libreoffice.script.sfl2
2.バックグラウンドサービスを再起動
ターミナルコマンドで "killall sharedfilelistd" とします。
3.LibreOffice をいったん終了
終了後、ドックの LibreOffice を右クリックするとコンテキストメニューからファイル一覧が消えていることを確認します。
左上の「ファイル」の上のファイル一覧が消えている |
なお「最近使用したドキュメント」フォルダ中のファイル一覧は LibreOffice の設定または、初期画面から消去できます。
しかしながら LibreOffice の処理対象となるファイルを開くと、そのファイルはまた上図の「ファイル」の上のファイル一覧に現れ、org.libreoffice.script.sfl2 も復活するので注意が必要です。