ページ

2023-04-17

ドックの LibreOffice を右クリックで現れるファイルリストを消す方法

 

 

LibreOffice を右クリックするとファイル一覧が 2箇所表示されます(下図の「朱く囲んだ部分」)。

 


 

左上の朱く囲んだ部分」にあるファイル一覧は、最近に開いたことがあるファイルの一覧で、最大 8ファイル分が表示されます。

 

 

右下の方の朱く囲んだ部分」もファイル一覧ですが、こちらは「初期画面(下図)」にも表示されるものと同じです。

 

 

LibreOffice 起動後の初期画面

 

初期画面は LibreOffice を起動したときに開かれる画面です。

 


 

 

さて、最初に示した朱く囲んだ部分」のうち、右下のものは簡単に消せるのですが、左上のファイル一覧は消せません。

 

「消す」というのはファイル一覧を消すという意味で、ファイル自体を消すことではありません。

 

   ⇓ これが消せない

                     ⇑ これは消せる



消せないファイル一覧は、LibreOffice をアンインストールしても残っており、改めてインストールすると復活します。



多分、macOS のバグっぽい。



ドックの LibreOffice 右クリック時に他人から盗み見られる恐れがあります。




いろいろネットを漁って何とか消せないかを調べ、

The Document Foundation の

Clear Recent Documents does not clear the ones from the dock.

という記事をみつけました。


このサイトの Robert Blair 氏の 2019-03-21 20:40:47 UTC Comment 18 に以下のような処置で消せる、とあります。




 

1.org.libreoffice.script.sfl2 のファイル名を変更または削除

 

当該ファイルは下記にあります。

 

/User/[ユーザー名]/Library/Application Support/com.apple.sharedfilelist/com.apple.LSSharedFileList.ApplicationRecentDocuments/org.libreoffice.script.sfl2
 

 

 

2.バックグラウンドサービスを再起動

 

ターミナルコマンドで "killall sharedfilelistd" とします。

 

 

 

3.LibreOffice をいったん終了

 

終了後、ドックの LibreOffice を右クリックするとコンテキストメニューからファイル一覧が消えていることを確認します。

 

左上の「ファイル」の上のファイル一覧が消えている

 

なお「最近使用したドキュメント」フォルダ中のファイル一覧は LibreOffice の設定または、初期画面から消去できます。

 

 

 

しかしながら LibreOffice の処理対象となるファイルを開くと、そのファイルはまた上図の「ファイル」の上のファイル一覧に現れ、org.libreoffice.script.sfl2 も復活するので注意が必要です。

 

 

 

 


 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿