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2024-04-02

GL•iNet -- OpenWrt 搭載ルーター

 

 

1万円台で手に入る GL•iNet -- OpenWrt 搭載ルーターがお勧めです。

 

GL.iNet MT2500A に DS-lite ルーターとしての設定をしたお話し を参考ください。

 

 

PPPoE は勿論のこと、IPv4 over IPv6 方式である MAP-E や DS-Lite にも対応できます。

 

前者は V6 プラス、OCN バーチャルコネクトなどのサービス名で提供されており、後者は transix、Xpass などのサービス名で提供されています。

 

違いは前者が IPv4 の NAT 変換をルーターで行っているのに対し(NAT ステートレス)、後者は JPNE などの VNE 側(通信事業者)で行なっていることです(NAT ステートフル)

 

 

どちらの方式でも固定 IPv4 サービス契約でない場合、複数の加入者間で IPv4 アドレスを共有しており、一度に使えるポート数を制限しています。

 

 ・加入者1:ポート1 〜 ポート2

 ・加入者2:ポート3 〜 ポート4

 ・加入者3:ポート5 〜 ポート6

    ︙

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この制限は、一度に使えるセッション数に制限があるということです。

 

 

例えば Web サイト閲覧時に、一つのサイトで 100 セッションを越えることがあります(例えばニチバンサイト)。

 

 

複数のデバイスでネットを使っているとセッションオーバーになることがあり、利用中ポートが解放されるまで新たな閲覧ができない、またはタイムオーバーエラーになることがあります。

 

 

RTX830 の場合、ポートセービング IP マスカレードという機能があり、宛先 IP アドレスが異なれば同じポート番号が使えるという働きをします。

 

これによってセッションオーバーしにくいということですが、NAT 変換をルーター側で行う MAP-E 方式で有効な機能です。

 

 

 

OpenWrt ルーターではこのポートセービング IP マスカレードと同様のことが iptables で実現できるそうですが、未確認です(ウチは Xpass -- DS-Lite 方式 -- のため)。

 

  

 

GL•iNet 製品の中でも家庭用ルーターとしては AXT-1800 (WiFi 付き) または MT2500A (WiFi なし) が性能的にお勧めです。

 

 

MT2500A は WiFi なしですがハードウェアアクセラレーターが搭載されており、高性能で YAMAHA の RTX830 に迫る性能です。

 

 

AXT1800 はアマゾンで 15,000 円前後、MT2500A は1万円前後で入手できます。

 

次に示すのは AXT1800 です。

 

出典:GL•iNet 社の製品ページから抜粋

 

 

 

次に示すのは MT2500 (プラスチックケース)、および MT2500A (金属ケース) で仕様はまったく同一ですが、放熱性能がよい金属ケースの MT2500A がお勧めです。 


出典:GL•iNet 社の製品ページから抜粋

 


国内メーカー品に比しても安定稼働し、安価です。

 

 

OpenWrt を搭載していますので、ルーターとしての機能性も十分です。

 

 

 

ウチでは YAMAHA RTX830 を長らく使っていましたが、現在は MT2500A にメインルーターを変えています。

 

大変コンパクトで、光ケーブルが引き込まれている居間の中央監視盤(インタホン本体兼火災報知器)まわりがスッキリできるのが RTX830 を MT2500A に置き換えた理由です。

 

RTX830 は WiFi 機能なしルーターなので、以前はこれに WG1200HS4 を組み合わせ、ONU も結構な大きさでした。


まず、ONU を小型ONU に変更し、MT2500A をルーターにしたことで、中央監視盤まわりのゴチャゴチャがスッキリコンパクトになった、ということです。


 

当初は MT2500 に WiFi ドングル (IEEE802.11n) を挿していましたが、現在は IEEE802.11ac に対応している WG1200HS4 を WiFi-AP としてつないでいます。

 

 

Xpass ですが現在までにセッションオーバーとおぼしき事象には見舞われていません(と、思います)。

 

セッションオーバーはルーターの問題ではなく、IP アドレス共有型契約の IPv4 over IPv6 の宿命です。



セッションオーバーが多発するようであれば、ポートセービング IP マスカレードを行うか、全ポート(1 〜 65535)が使える固定 IP アドレス契約に変更するか(セッションオーバーにはならない)、です。

 

 

 

 

 




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