2024-07-03

G−Call(プレフィックス電話)申し込みから利用可能になるまで


 

G-Call はプレフィックス電話(第三者課金サービス)で、通話品質は固定電話と同じです。

 

発信時に[0063]または[006751]を付加して電話をかけると携帯電話からの通話が安くなるサービスです。

 




発信方法 国内通話 発信番号表示 通話料金
0063発信 携帯 ⇨ 携帯 8円/30秒
非課税
携帯 ⇨ 固定
携帯 ⇨ 050
006751発信 携帯 ⇨ 固定 8.8円/30秒
携帯 ⇨ 050

 

 

G-Call は携帯電話向けが 8円/30秒、固定電話向けが 8.8円/30秒です。

 

 

 

これに対して4キャリアの携帯電話の通話料は、22円/30秒と、2.7倍もかかります。

 

多くの MVNO はプレフィックス自動付加によって通話料が半額の 11円/30秒 となっていますが G-Call はこれよりもさらに3円安くて済みます。

 

 

 

携帯電話がどこのモバイル事業者のものであっても使えるプレフィックス電話サービスは、楽天でんわG-Callブラステルくらいです。

 

その中でも最安値が G-Call です。

 

 

 

 

 

 G-Call に申し込みする 

 

G-Call は申し込み/登録/基本料等が一切無料で、支払いは通話利用分だけです。

 

申し込みには「マイG-Call登録」が必要です。

 

G-Call のホームページ から

 


 

をクリックすると「国際/国内電話 お申込み」ページに移ります。

 


 

 

初めて G-Call を使う場合は最初に「マイG-Call登録」が必要で、ユーザ情報等を入力・登録します。

 

 

「マイG-Call登録」を終えたら登録時の「ログインID」と「パスワード」でログインします。

 

 

入力必要事項を確認し、必要に応じて修正と未記入事項を記入します。

 

 

「お申込電話番号」欄は G-Call の対象にする携帯電話番号を記入します。

 

最大4つまで対象にできます。

 

「規約に同意して確認画面へ」をクリックして申し込みします。

 

 

申し込みしても即日利用可能にはなりません。

 

翌営業日に「G-Call登録完了のご報告」メールが届くと G-Call サービスを使えるようになります。

 

 

対象とする携帯電話番号の追加登録・削除は「マイG-Call」にログインして行います。

 

 

 

注意!!

誤って他人の電話番号を登録し、その人がたまたま 0063 発信をすると使用料が自分に請求となります。

 

「G-Call登録完了のご報告」メール到着で、間違えた「正しい電番」から発信しようとすると発信不可、となり登録情報を確認して間違えていたことに気づきます。

 

防止のためには SMS 認証などの方法が必要かと思います。

サポートでは検討します、とのこと。

 

なので、現時点では自分で気をつけて登録するしかありません。

ーーーーー

 

 

G-Call は SMARTalk 並みの通話料になりますので SMARTalk 終了時の代替になるでしょう。


ただし、SMARTalk を ATA(Analog Telephony Adapter)で FAX 用に使っている場合などは代替にはなりませんので G-Call050 を契約することになります。


 

プレフィックスは2種類あり、携帯電話向けと固定電話向けです。

 

・[0063]は 携帯 ⇨ 携帯 では番号通知されます 

・[0063]は 携帯 ⇨ 固定 では非通知(番号表示なし)になります

・[006751]は 携帯 ⇨ 固定 では番号通知されます


携帯 ⇨ 050 向けですが、

 [0063]と[006751]のどちらでも発信可能で番号通知されます

 

 ちなみに以下に示す専用アプリで発信すると[0063]での発信になります

 

 

 

 

プレフィックスを自動付加する専用アプリ

 

かける相手が携帯電話か固定電話かで、付加するプレフィックスを自動的に判別・付加して発信してくれるアプリです。

 

プレフィックス自動付加アプリ

 

Android の場合:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.gap&feature=search_result#?t=W10.


iPhone   の場合:https://apps.apple.com/us/app/電話サービスg-call/id592375079



 

 

 

G-Callには 10分かけホーダイプランがあり、携帯電話のキャリアを問わず利用でき 770円/月額です。

 

これは10分かけホーダイの最安値水準です。

 

楽天モバイルの 15分かけホーダイ 1,100円/月額に比べて、通話可能時間の差はありますが安くて済みます。

 

さらにかけホーダイの時間超過時は、楽天モバイルの 22円/30秒に対して G-Call は 8円/30秒です

 

楽天モバイル 3GB までなら G-Call 10分かけホーダイと組み合わせて 1,081円+770円= 1,851円 で、これはほかのどこの MVNO よりも安い。

 

 

電話利用がメインの場合 povo2.0 + G-Call・10分かけホ が月額 770 円+維持費 で可能で最安値水準になりますし、10分を超過しても 8円/30秒で継続できます。

 

 

povo2.0 は半年18円で維持する裏技もあるようです。

参考:https://note.com/ruype/n/n4ff1e76e4a01

残念ながらこの裏技は現在は使えません。

 

 

最安トッピングは 24 時間データ使い放題 330 円なので、月額換算で 55 円です。

 

したがって合計では 825円です。

 

 

 

10分かけホーダイの最安値は mineo 低速(32Kbps)+10分かけホーダイ 800円/月額があります。

 




申込みに際して紹介制度があり、紹介者と紹介された人の両方にポイントが付与されます。

 

ポイントは通話料に当てることが可能です。

 

 

 

下記から申し込みいただくと、あなたと私にポイントが付与されます。

https://www.g-call.com/30/?s_ctmno=1385278


 

ポイントの付与は G-Call を初利用した日の翌月6営業日内に付与されます。






G-Call は大変便利で通話料が安くて済みます。


Rakuten Link をログオフして標準電話に着信するようにすると非通知拒否や迷惑電話拒否ができます。

 

Bluetooth も使えますのでハンズフリーが可能です。

 

 

G-Call の 10分かけホーダイ(770円/月額)と併用することもでき、楽天モバイルの 15分かけホーダイ(1,100円/月額)よりもコスパがよいでしょう。

 

 

 

また G-Call050 は固定電話向けと 050 向けは 8.8円/3分ともっと安くて済みます。

 

C-Call050 の携帯電話向けは 17.6円/1分ですから G-Call と同水準です。

 


 

G-Call / G-Call050 / Rakuten Link を使い分けるとのがよいと思います。

 

 

サポートへの電話など、長く待たされることが想定されるときは Rakuten Link 発信するなどができます。

 

 



【注意事項】


対象にした携帯電話を解約時は、G-Call の「登録番号」から削除したのちに解約します。


解約した番号が第三者に再割当てされ、その人が G-Call を使うと自分に課金され続けるのを防ぐためです。




 余 談 

 

G-Call のプリフィックス番号は次のような変遷をしています。

 

当初は[0063]のみでしたが、固定電話向けが非通知だったので 2017年1月に[00328200]が追加されたそうです。

 

ところがソフトバンク携帯からは固定電話向けが発信不可だったので[006751]に変更され、これに伴い[00328200]は 2018年6月末に終了したそうです。



G-Call はソフトバンクの設備を借りているそうで、そのために例えば電番登録や削除などの即日処理ができず、最低でも翌日処理になるようです。

 

 

 

 




G-Call050 申し込みから利用可能になるまで

 

 

050 電話番号は持ち運びでき、0AB-J 型固定電話並みの通話料で通話できますので、一つ持っていると重宝します。

 

また ATA(Analog Telephony Adapter)を介してイエデンにしたり、FAX 送受信に使ったりできます。

 

 

 

SMARTalk が 2024年2月末に終了します(現在受け付けは停止中)。

 

また、050plus も新規受付を終了しています(既存ユーザへのサービスは継続中)。

 

 

現時点で可能な個人向けの 050 IP 電話サービスは My050(Brastel)、G-Call050、LaLa Call などです。

 

 

LaLa Call は月額 110円で、eo光または mineo 契約中ユーザならば 110円分の無料通話が付きます。

 

しかし SIP 情報が非開示で、専用アプリの安定性や音質の評判がよくないようで、使えない、という評価もあります。

 

SIP 情報の開示を求めるユーザは結構いるようですが、頑なにこれを拒否されています。

 

なにか不都合があるのでしょうか。

 

 

 

My050 は通話料金が高くなりました。

 

 ・固定電話向け:10.56円/3分

 ・携帯電話向け:19.80円/1分

 

 

なので G-Call050 一択と思います。

 

G-Call050の月額基本料は 308円で、通話料は下記です。

 

 ・固定電話向け:  8.8円/3分

 ・携帯電話向け:17.6円/1分

 

 

G−Call050 は Brastel と同じ IP-PBXサーバーを使っているようなので、安定性と音質は Brastel 並みとみて間違いないでしょう。

 

 

また 050電話番号も ZIPTelecom株式会社(ブラステル株式会社の子会社)が総務省から割り当てを受けた番号帯 37万個の中から割り当てられます。

 

しかしブラステルとの間で無料通話提携はしていません。

 

 

ブラステルとの関係は 050 では競合するサービスなので、微妙なのかも知れません。

 

 

ブラステルの方は国内在住の外国の方たち向けサービスでは定評があるようです。

 

 

 

ここでは G-Call050 の申込みから 050 電話番号を得て使えるまでの手順について記載します。

 

 

 

 G-Call050 申し込みから使用できるまで 

 

1.ホームページ:https://www.g-call.com/050/ を開きます

 

出典:G−Call050 ホームページ
 

 

2.「お申込み」タブに移ります

 

 

3.ユーザ登録をします

  スクロールして右下にある、マイG-Call登録を行います   

マイG-Call登録 

 

 

4.登録したらマイG-Call にログインします

  左下の「ログインID」と「パスワード」欄に、3項で登録したログインID
  と パスワードを入力してログインします


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.住所・氏名・年齢・性別などのユーザ情報を入力します

  入力内容を確認して[利用規約]に同意し、申込みをします

 

 

6.「G-Call050のお申込ありがとうございます」メールが届きます

  さらに申込みの翌営業日に「ご本人様確認のお願い」メールが届きます

 

 

7.「ご本人様確認のお願い」メールに記載の URL へスマホからアクセスして eKYC 認証を受けます

  以下のいずれかの証明書が必要です

  ・運転免許証(有効期限内のもの)
  ・運転経歴証明書
  ・マイナンバーカード

 

 

8.eKYC 認証すると、後日メールで「G-Call050 利用開始のお知らせ」が送られてきます

 

  このメールが届くまで、eKYC 認証後は何も通知されません

 

  「ご本人様確認のお願い」メールに記載の URL へ再度アクセスすると次の
  エラーになり本人確認済み(eKYC 認証済み)、となります




 

  送付される「G-Call050 利用開始のお知らせ」メールには [ユーザID:050電話番号]
  と [パスワード] が記載されています

 

 

  私の場合、申し込み翌日(eKYC 認証日)の 20:00 過ぎに送られてきました

 

 

9.ソフトフォンアプリをダウンロード・インストールします

  Cloud Softphone が専用アプリになっていますが、Cloud Softphone
  自体は Acrobits のクラウド版ですから定評があります

 

  ホームページの「利用方法」タブに記載の設定を行うと使えるようになります

 

 

10.Cloud Softphone ではなく、Acrobits や Zoiper など他のソフトフォンアプリを使う場合

 

  [SIPユーザID] と [SIPパスワード] が必要です

 

  次の URL にアクセスしてこれらを得ます

  https://cloud.brastel.com/bcs/bcs-web-proxy/cloudphone/basixsip?u=username&p=password

 

  このときの usernamepassword  は8項の「G-Call050 利用開始の
  お知らせ」に記載の
[ユーザID:050電話番号] と [パスワード] です


  URL へのアクセスで下記情報が得られます

 

     XML file does not appear to have any style information associated with it. 

        The document tree is shown below. 

    <account> 

    <cloud_username>050電話番号</cloud_username>

    <cloud_password>パスワード</cloud_password>

    <username>SIPユーザID</username>

    <password>SIPパスワード</password>

    <host>sip.g-call.com</host>

    <udpFromUnknownAddresses>0</udpFromUnknownAddresses>

    <allowLiveOutgoingDataDuringOutgoingEarlySession>1</

    allowLiveOutgoingDataDuringOutgoingEarlySession>

    <dtmfOrder>rfc2833,audio</dtmfOrder>

    </account>

 

  SIPユーザID :20桁の英数字

  SIPパスワード:12桁の英数字

  host(ドメイン)sip.g-call.com

 

  プロキシアドレスは basix-proxy.brastel.ne.jp:5060 です

 

  これらをソフトフォンアプリに設定して使えるようになります

 

 

Acrobits での設定:

 ① アカウントを追加

  ・SIPアカウント:SIPユーザID を設定

  ・パスワードに:SIPパスワード を設定

  ・ドメイン:sip.g-call.com を設定

 ② 詳細設定に移る

  ・着信方法:標準(またはプッシュ通知)

  ・プロキシ:basix-proxy.brastel.ne.jp:5060 を設定

  ・WiFi用のコーデック:

   ⇨ G.711μ-law / g.711 A-law / G.729A をこの優先順で設定(G.711μ-law のみでもよい)

  ・モバイルデータ用

   ⇨ WiFi用と同じ設定にする

  ・iPhone 用の Acrobits には Network Constaraint がある(Android 用にはない)

   ⇨ Mobile Data に設定

  ・DTMFモード

   ⇨ RFC2833 / オーディオ / SIP情報 の順にする

  ・ハック

   RTPポート終了:65535 10004 にする

 

 ③ その他の設定はデフォルトでよい  

 

正しく設定できていれば「アカウント名」表示が緑色になっている。

 

 

なお、着信は「プッシュ通知」であればアプリを起動していなくても着信しますが、5日に一度はアプリを起動しないとプッシュサーバーとの接続が切れます。

 

「標準着信」の場合はアプリを起動状態にしますので、このようなことはありません。

 

iPhone は起動状態ではバッテリー消費が多いので「プッシュ通知」がいいかも知れません。

 

Android や ATA は「標準着信」の方が安定しています

 

経験上、プッシュ着信はプッシュサーバーとの接続が切れて着信を逃すことがあり、方通話になったりします。

 

   

以上で完了です。

 

 

専用の Cloud Softphone と Acrobits では前者に少し遅延が感じられます。

 

Acrobits は遅延もなく快適ですので、こちらをオススメします。

 

ほかにも SessionTalk pro、Zoiper、Grandstream Wave などの優れたソフトフォンアプリがありますが、試してはいません。

 

 

 

 

ちなみに端末が電源オフなどでソフトフォンが有効でないときは留守電に切り替わります。

 

電話に出ることができないとき、呼び出し音 10回(約 30秒)で留守電の案内になります。

 

呼び出し時間の変更はできません。

 

留守電が記録されると登録したメールアドレスに留守電通知が飛んできます。

 

G-Call050 ソフトフォンで[9000]をダイヤルすると留守電を聞くことができます。

 

留守電機能も再生も無料です。

 

 

転送機能はありません。

 

 

 

 

ブラステルと違い、複数デバイスでの同一アカウントの利用はできません。

 

複数デバイスに同一アカウントを登録すると「プッシュ通知」だと問題が出るかも知れませんので避けてください。

 

 

発信テストはブラステルの「音声テストサービス」 05068680000 に電話して確認できます(有料通話)。

 

 

月額基本料金は利用開始月が無料で、翌月から課金されます。

 

ですので、月初に申し込みするとほぼ1ヶ月分が無料になります。

 

 

ちなみに povo2.0 の低速回線でも安定して通話できていますので、他のモバイル回線でも問題はないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2024-07-01

楽天モバイルの自宅での電波状況

 

 

自宅内のどの場所でも楽天モバイルの電波が届くほどに基地局が増えました。

 

自宅は集合住宅最上階にあります。

 

5G基地局は北西方向 約1.6km にあり、北西の部屋(和室2)と基地局が見える箇所(❶ ❷ ❸)に5Gが届いています。

 

 

楽天モバイルのエリアマップでは、5Gサービスエリアの端っこから 約 600 m ほど外れているのですが、最上階のせいだと思われ5Gが届く場所があるのです。

 


 

 

 

 

での測定値:サッシ戸の外のベランダで5Gが届く。

  サッシ戸の内側には5Gは届きません。

 


 

 Ookla Speedtest での測定:

 


  

での測定値:和室2 の、コンクリート外壁の内側です。

 


 

での測定値:ピクトは4Gとありますが5Gです。

  サッシ戸のガラス面の内側です。

 


 

書斎での測定値:5G は届かず 4Gです。

 


 

LDK1・WiFi-AP 位置での測定値:5G は届かず 4Gです。

自宅のほぼ中心位置で、コンクリート壁面から一番深い所です。

 


 

 

 

 

 

各測定ポイントで概ね5Gで DL:200 Mbps 前後、UP:40 Mbps 前後です。

 

4Gは DL:25 〜 40 Mbps、UP:数Mbps 〜 20 Mbps といったところでしょうか。

 

このため Rakuten Link は安定・高品質で通話できています。

 

 

 

の場所はモバイル WiFi・5G を設置しやすい場所なので、インターネット固定回線の代わりになるかも知れませんが、楽天モバイルが月額 3,281円(20GB 以上使用)に対して固定回線が 3,608円なので、差額は 327円です。

 

 

僅かな差なので、固定回線の安定性と高速性を考えるとモバイル WiFi に変えるほどではないでしょう。


 

 

 

 

 

 

 

 

2024-06-29

通話料金を安くする方法

 

 

4キャリアの通話料金は 22円/30秒、MVNO の多くはこの半額 11円/30秒 で、ひかり電話に代表される固定電話から固定電話向けの 8.8 円/3分 に比べて結構高くつきます。

 

さらに固定電話から携帯電話向けも 17.6円/1分 で、いずれにしても携帯電話からかける場合と、携帯電話にかける場合は高くつきます。

 

 

 

プレフィックス電話サービス(第三者課金サービス)で携帯電話からの通話料を半額にするサービスがあり、最安値の G-Call の場合 8円/30秒です。

 

ほかには楽天でんわが 11円/30秒、ブラステルのフリーレスが 2円/6秒(10円/30秒換算)です。

 

 

MVNO の多くが MNO の半額になっており 11円/30秒ですが、プレフィックス電話サービスはこれよりも安くて済みます。

 

 

 

またカケホーダイなどの通話オプション(オプション料は有料)を使っている方も多いと思います。

 

 

ここでは通話料が安いとされる 050 IP 電話と、IP 電話ベースの海外のサービス(国内で利用できる)を比較してみます。

 

対ドルレートは 2024-06-28 現在

 

通話料金は LaLa-Call と G-Call050* が安くて済みますが、SIP 情報が非開示で純正 IP 電話アプリしか使えず、品質面で評判がよいといわれる他のアプリが使えません。

 

 * G-Call050 はハックされた情報では純正アプリ以外での利用ができるようです

   下記を参照ください

  https://evening-network.server-on.net/?p=2345

  https://evening-network.server-on.net/?p=2489

 

ブラステルは当初は G-Call050 と同じ通話料でしたが、徐々に値上げされ、現在は上表のとおり安くはありません。

 

値上げは売上利益上の理由があるのではないでしょうか。

 

 

ウチではブラステルをイエデンにしていますが、またまた値上げされるようだと、負のスパイラルに陥るおそれがあります。

 

  値上げ ⇨ 利用者減 ⇨

   ⇑        ⇓

    ⇦ 売上利益減少 ⇦

 

 

現状から更に再値上げがあると、いよいよ破綻なのかな? と、個人的には考えていますので他の電話への切り替えどきかも知れません。

 

 

候補としては G-Call050 か、ひかり電話でしょうか。

 

G-Call050 のサーバーはブラステルと同じサーバーなので、ブラステルが破綻すると G-Call050 はどうなるのでしょうか。


 

なお、ウチは enひかりなので、ひかり電話は 550円+220円(HGW使用料)= 770円/月額でナンバーディスプレイ付きで導入可能です。

 

 

 

KeepCalling や Viber は円安のため現時点では通話料が高くつき、メリットはありません。

 

海外向け通話が日常的にある人ならば選択の余地があります。

 

 

もっとも Whatsapp などで無料通話する手もあります。

 

 

 

 

こうしてみると Rakuten Link の無料通話と無料 SMS は大変ありがたいサービスで、重宝しています。

 

通話品質や安定性は大変よくなってきていますが、電話アプリとしての完成度にはまだ改善余地があります。

 

 

迷惑電話対策・拒否設定機能や、Bluetooth 対応などが求められますし、なによりも余計な CM やホーム機能、ウォレットは不要です。


 

 

メッセージング機能に関していえば RCS Universal Profile 対応して Google メッセージとの互換性を追求して欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

【余談】

 

楽天モバイルが MNO として始動した 2020年04月の翌5月には、私のモバイル回線をそれまでの LINE モバイルから MNP しました。

 

さらに翌々6月には連れ合いのモバイル回線も MNP 転入していて、以来ずーっと楽天モバイルユーザーです。

 

 

当初はローミングでの利用でしたが、すごいスピードで基地局が整備され、この間不便に感じたことはありません。

 

 

700MHz プラチナバンドも商用開始され、ユーザー数も 700 万を越え、1,000 万を超えると雪崩現象が起きるのではないかと期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-06-21

携帯電話契約時、マイナカードによる個人認証化について

 

 

総務省は 6月17日に携帯電話契約時のなりすまし防止策として、本人確認方法の見直し案を公表しました。

 

本件は省令を策定し、発布した後に施行予定で現時点では令和7年度に開始の見通しです。

 

発表された内容は次のとおりです。

 

  • マイナンバーカードの(ICチップを用いた)公的個人認証に原則として一本化
  • 運転免許証等を送信する方法は廃止
  • 顔写真のない本人確認書類等は廃止

また対面でも、公的個人認証による本人確認を進め、本人確認書類のコピーは取らないこととしている。

 

上記は、犯罪による収益の移転防止に関する法律、携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律(携帯電話不正利用防止法)に基づくもの。

 

この重点計画を踏まえ、総務省は6月17日に開催した「ICTサービスの利用環境の整備に関する研究会」(第2回)のなかで、非対面契約時の本人確認手法の見直しの方向性(案)を明らかにした。具体的には以下の通りで、詳細は総務省の公開資料(資料2-3)で確認できる。

 

  • 顔写真付き本人確認書類の画像+容貌(いわゆる「ホ」方式のeKYC)による本人確認は廃止
  • 本人確認書類の写しの送付を受ける本人確認方法も廃止
  • 顔写真なしの本人確認書類による本人確認方法は原則廃止
    • 住民票の写しなど、偽造・改ざん対策が施された本人確認書類の原本の送付を受ける本人確認方法は、引き続き一定条件の下、本人確認に利用可能とする

 

 

以下にマイナカードによる個人認証について触れてみたいと思います。

 
 

マイナカードは JPKI-AP と2つの暗証番号を持っています。

 

JPKI-AP(Japanese Public Key Infrastructure -アプリケーション:公的個人認証サービスアプリケーションとは、マイナンバーカードの IC チップに記録された「署名用電子証明書」や「利用者証明用電子証明書」を利用して、他人によるなりすましやデータの改ざんを防ぐために用いられる本人確認の手段です。



マイナカードが守っているのは証明書ではなく、証明書の元になっている秘密鍵です。



この秘密鍵を取り出そうとすると IC チップそのものが壊れる仕組みで、そもそも秘密鍵は取り出せません。

 

この秘密鍵は IC チップが内部で生成しており、政府や役所でも知ることはできません。



携帯電話契約の本人確認時に使われる券面-AP は IC チップ内にも記録されています。

 

ほかに券面には印刷されていないが IC チップ内には住民票コードがあり、4桁の暗証番号で読み取れるようになっています。

 

券面-AP 自体は別に秘密にされた情報ではありません。

 

なぜならすべて券面に印刷されており視認できます。

 

では、何で IC チップを読み取るのかと言うと、印刷された内容と、IC チップの内容が同じかどうかチェックできるからです。



IC チップの券面-AP は読めるけど書けないので、券面の印刷は加工で偽造できても IC チップには書き込めないので(偽造できない)、これらを照合すると本人を特定できる仕組みです。


 

ただしこの方法では対面でしか確認できません。

 

非対面の場合は印刷券面と、券面-AP とを照合するような形になるのでしょうか。

 

それともあとに記載の利用者証明用電子証明書による方法になるのでしょうか。 

 

 

 

マイナカードの読み取りは現在、WindowsPC 用のアプリがあり、マイナカードリーダーを使って読み取れますが、これでは大多数の人たちが、対面での携帯電話契約しかできないことになります。 


 

そこで総務省は携帯電話でも読み取れるようにアプリ開発を進めており、これによって非対面での個人認証を可能にするようです。

 

そうでないとオンライン申し込みが大半の MVNO やショップ数が多くない楽天モバイルなどが不利益になるからです。

 

 

省令の発布とスマホ用アプリが開発できてからマイナカードによる個人認証がスタートすると思われます。

 

 

アプリでは利用者証明用電子証明書に改ざんがないことを加入予定者から事業者側がわかる仕組みで運用されるのでしょうか(下図 2の 発信者:あなた、受信者:事業者)。

 

出典:総務省公表資料より


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-06-19

Rakuten Link を別スマホに着信転送する

〜〜 併せてメインスマホの LINE や Whatsapp を別スマホでも使えるようにする 〜〜

 

 

メインスマホを別スマホに移行(機種変更)しないでメインスマホはそのまま、通話・SMS・LINE や Whatsapp を別スマホで使えるようにするのです。

 

 

・通話は着信転送します

  Rakuten Link は転送時に通話料が発生しません(Android 機の場合) 

  他社では通話料が発生します

  発信転送はできません

・SMS も受信転送します

  メールに転送すれば転送料はかかりません

  送信転送はできません

・LINE などのメッセージングはブラウザの拡張機能で使います

 

 

着信転送は、標準電話アプリで転送設定すると転送時に通話料が発生しますが、Rakuten Link にログインしているスマホから別スマホに着信転送の場合、転送時通話料がかかりません。

 

転送時通話料が無料になるのは着信転送設定したスマホが Android 機の場合です。

 

 

iPhone の場合はかけてきたスマホが Rakuten Link の場合で、そうでない場合は転送は標準電話機能での転送になりますので転送時通話料は有料です。

 

 

 

 

着信転送ですが、転送したい回線の[my 楽天モバイル]⇨[プランに含まれるオプションサービス]の中の[着信転送]のスイッチをオンにします。 


次の画面になりますので、転送の種類を選び、そのスイッチをオンにします。


ここでは[無条件転送]オンにします。

 

 

転送先を設定する画面になりますので[電話番号(半角)*]欄に転送先の番号を入力します。

 

間違えると他の人に転送されてしまいますので番号は決して間違えないようにします。

 


 

番号を入力して[変更する]をタッチすると反映されます。

 

 

着信転送したい番号を A(Rakuten Link にログイン中)、転送先を B として、C から A に電話してみます。

 

 

次の画面は B(Rakuten Link にログイン中)に着信し、呼び出し鳴動中に C(povo2.0 電番)を切断しましたので「不在着信」になっています。



 

B は楽天モバイルである必要はありませんし、楽天モバイルであっても Rakuten Link へログインの有無に関わらず A の転送時通話料はかかりません。

 

 

 

発信側 C は、C のプランに応じた通話料がかかります。

 

 

私の場合は、メインスマホ・A(AQUOS sense6)を自宅に置いたままで、B をコンパクトな Rakuten Hand 5G にすると、持ち歩く際に軽くて小さいので楽です。



SMS 転送はされませんので、必要ならば別途 SMS転送する手段が必要です。

 

SMS 転送はアプリを使う、または Tasker や Macrodroid などの自動化ツールで「通知」をキャッチして、メッセージを転送します。

 

詳細は割愛しますので、ググってみてください。

 

 

 

 

LINE については、PC 版 Chrome は 拡張機能・LINE が使えるのですが、スマホ版 Chrome はできません。 

 

Kiwi Browser というブラウザがあり、これはスマホで Chrome 拡張機能がインストールできます。

 

 

このブラウザで、メインスマホ の LINE に加えて、別スマホに拡張機能・LINE をインストールすれば、別スマホでもメインスマホの LINE でメッセージングできます。

 

 

Whatsapp なども同様に拡張機能でインストール可能です。

 

 

 

B(Rakuten Hand 5G)にメインスマホの LINE を使えるようにするには以下のようにします。

 

Google Play Store から Kiwi Browser を インストールします。

 

開くと初期画面になります。

 

 

続行]をタッチすると Kiwi Browser のホームページ画面になります。

 

 

右上のをタッチし、メニュー表示します。




中程にある[拡張機能]をタッチすると「重要な推奨事項」画面になります。

 


 

OK]で拡張機能の画面になります。

 


 

左上の 拡張機能 のすぐ下の[+(from store)]をタッチします。

 

検索窓に「line」と入力して Enter[]します。

 


 

「LINE」をキーワードとする拡張機能の一覧がでます。

 


 

先頭の[LINE Free Messaging]をタッチします。

 

小さくて見えづらいのですが右上の[Chrome に追加]をタッチします。

 


 

Chrome Web Store からの『「LINE」を追加しますか?』という画面になりますので[OK]とします。

 


 

次の画面になります。

 

右上のChrome に追加部分が[Chrome から削除]に変わっていれば拡張機能がインストールされたことになっています。

 


 

ブラウザのをタッチし、メニュー表示します。

 


 

メニューをスクロールすると一番下に拡張機能・LINE があります。

 

これをタッチします。

 


 

メインスマホの LINE と同じメールアドレス/パスワードを入力しログインします。

 


 

一番最初だけ「パスコード」認証が必要です。

 

「パスコード」がでますので、メインスマホの LINE を開きます。

 

 

メインスマホの LINE を開くと「パスコード」を入力できる画面になっていますので「パスコード」を入力します。

 

メインスマホへの「パスコード」入力で、スマホ B の Kiwi Browser は LINE にログインした状態になります(友達一覧画面)。

 

次からは「パスコード」認証は必要ありません。

 

ブラウザはそのままでも、LINE ログイン中が維持されますが、一定時間経つとログオフになります。

 

その場合はメールアドレス/パスワードで再ログインできます。

 


 

左側の[トーク]ボタンタッチでメッセージ相手一覧画面になります。

 


 

以上でメインスマホの LINE を B スマホでも開けるようになります。

 

右下のトークアイコンから友達を選んでトークを始めることもできます。