楽天 Link の留守電サービスは現在有料で 330円/月額 が必要です。
通話転送は現時点では無料です。
2025年2月28日までは Fusion IP Phone SMART に通話転送すれば月額無料(初期費用なし)で留守番電話が可能でした。
現在はこの仕組みは使えません。
そこでなるべく安く留守番電話を可能にするため、次のような流れで処理します。
個人向けの 050 IP 電話は、ブラステル/ G-Call050 / LaLa Call がありますが、G-Call050 は月額利用料が 308円、LaLa Call は7月から月額利用料が 429円 と高く、また SIP 情報が非開示なのでこの仕組みは使えません。
したがってブラステル一択になります。
アプリとして次のものを使います(MacroDroid 以外は無料版で OK)。
・Livytalk(留守録機能の付いたソフトフォンアプリ)
・Autosync for Google Drive または Foldersync
(フォルダ/ファイルの同期用)
・MacroDroid(主スマホへの通知処理と別スマホへの通知削除処理)
・Pushbullet(別スマホから主スマホへの通知)
・IFTTT(留守録ファイルを添付して Gmail 送信)
主スマホに Gmail 受信し、添付ファイルを再生できる
Google Drive 上の留守録ファイル再生もできる
1.主スマホの楽天 Link に着信
任意の秒数呼び出し後、050 IP 電話番号に通話転送する
2.050 IP 電話は LivyTalk アプリで受け、すぐに留守電になる設定
LivyTalk アプリの留守電話機能で留守録する
さらに MacroDroid で留守録開始をトリガーにし通知をする
(Pushbullet で主スマホに通知)
Pushbllet による通知はなくても IFTTT による Gmail 送受信で通知相当になる
(この場合 MacroDroid と Pushbullet は要らない)
また、IFTTT を使い Google Drive の所定フォルダに留守録ファイルが
格納されたことを契機に Gmail を送信する
(主スマホにメールが届いて留守録がわかる)
3.LivyTalk の留守録ファイルは Google Drive のフォルダと同期
同期用アプリにより自動同期する
同期用アプリは Autosync for Google Drive または Foldersync を使います
同期用アプリの「インスタント同期」機能により、留守録ファイルが追加
されるとすぐに同期される(Google Drive にアップロードされる)
4.主スマホでは Gmail に添付された留守録ファイル(赤く囲んで示した箇所)
または Google Drive に同期格納された留守録ファイルを再生できる
ブラステルは月額換算 92円と安いのですが、最初に設定費と 6ヶ月分の維持費が必要で 1,100円かかります。
また、最低限のチャージが 2,000円ですので結局一時的に 2,000円必要です。
最初に引かれる 1,100円の残り 900円は次の 6ヶ月分の維持費(つまり 1年分)として使用でき、350円が通話料として残りますし、さらに次の 6ヶ月分の維持費の一部に充てることもできます。
さらに 留守録フォルダ内の留守録ファイルを Google Drive と同期させるには、Autosync for Google Drive や Foldersync が必要です。
LivyTalk の留守録ファイルは次の場所にありますが、格納場所の変更はできません。
/mnt/sdcard > Android > data > jp.co.softfront.livytalk > files > LivyTalk
ちなみに LivyTalk アプリの留守録タブで再生できる留守録はアプリ内のストレージにあって、ファイルマネージャーなどで見ることはできません。
つまりアプリ自体の留守録と、留守録ファイルの2箇所にあるようです。
フォルダに格納された留守録ファイルを Google Drive のフォルダ(任意名)に自動同期(ファイルアップロード)させます。
「インスタント同期」機能がオンならば、新しい留守録ファイルは Google Drive に即座に追加(同期)されます。
この「インスタント同期」は Autosync for Google Drive も Foldersync も Android10 以前(または 12 以前?)でなければ機能しません。
※ Autosync for Google Drive は「インスタントアップロード」なので
LivyTalk フォルダ > Google Drive への一方向の同期です
※ Foldersync は「インスタント同期」なので両方向の同期が可能です
一方向でもいいのですが、Google Drive 上のファイル削除が LivyTalk のフォルダからも削除されるかどうかの違いがあります
Android 14、または 15 の場合は「インスタント同期」機能を有効にするには有料版の Autosync for Google Drive または Foldersync が必要ですが、/mnt/sdcard/Android 配下のフォルダのアクセス制限がされていて、有料版であっても LivyTalk の留守録ファイルを読み出せなくなりました。
ウチでは UMIDIGI S5 Pro(Android 10)があり「インスタントアップロードまたはインスタント同期」が可能です。
別スマホは留守録のために使用するので、少し古いスマホで十分で、常に家に置いておけば結構です。
主スマホは持ち歩いて、着信に出られるときは応答し、出らればければ放置すれば 050 IP 電話に転送されて留守録されます。
留守録をトリガーに MacroDroid により主スマホにPushbullet で通知および、IFTTT でメールしますので、あとで留守録ファイルの入った(同期された)Google Drive の当該フォルダ内の留守電を再生して聞くことができます。
月額 92円で留守番電話が可能になります。