Linux Mint のサイト から .iso ファイルをダウンロードし、USB メモリにインストールメディアを作成します。
下記のサイトを参考に「インストール〜日本語入力設定〜ディレクトリ名の英語表記化」まで行いました。
上記サイトではインストールメディア作成は Windows 環境なので Rufus を使っていましたが、ウチでは Mac mini M1 での作成なので balenaEtcher を使います。
できた USB メモリを Macbook Air mid2012 に挿し、電源を入れてすぐに option キーを長押しします。
ブートメディア選択画面になるので一番右の[EFI Boot]を選択して[Enter]します。
あとは上記参考サイトに習い「インストール〜日本語入力設定〜ディレクトリ名の英語表記化」まで行います。
その後行うことは以下です。
1.パッケージの最新化
[メニュー]→[システム管理]→[アップデートマネージャー]で Linux Mint のパッケージを最新にアップデートします。
2.フリーズ防止のための設定
【対策①】スワップ領域を8GBに拡張する
標準の2GBから8GBへ拡張し、メモリ溢れによる即死を防ぎます。
現在のスワップを無効化:sudo swapoff /swapfile
・サイズを8GBに変更(4GB でいいかも):sudo fallocate -l 8G /swapfile
・権限設定とフォーマット:sudo chmod 600 /swapfile && sudo mkswap /swapfile
・有効化:sudo swapon /swapfile
・確認:free -h で Swap: Total が 8.0Gi になっていることを確認。
【対策②】Swappiness を10に変更する(しなくてもアプリの応答性にはあまり差はないようだ)
システムが「何を優先してメモリに残すか」のバランスを調整する設定。
・デフォルト(60): アプリのデータもキャッシュも早めにスワップへ追い出す設定。
・今回の設定(10): アプリのデータをギリギリまで高速な RAM に残す設定。
(1) 現在の値を確認:cat /proc/sys/vm/swappiness
(2) 一時的に変更:sudo sysctl vm.swappiness=10
(3) 永続化設定:sudo nano /etc/sysctl.conf を実行
最下行に vm.swappiness=10 を追記。
Ctrl+O (オー) → Enter → Ctrl+X で保存終了。
(4) 設定を反映:sudo sysctl -p
(5) 起動中アプリのページアウト/ページイン:sudo swap off -a && sudo swapon -a
【対策③】zRAMの導入(メモリの圧縮)
メモリ内のデータを圧縮して保持する zRAM を導入します。
ストレージ(SSD)に書き出す前にメモリ内で圧縮するため、実質的なメモリ容量を増やす効果があります。
(1) インストール:sudo apt update && sudo apt install -y zram-config
(2) 再起動:設定を確実に反映させるため、一度システムを再起動する。
(3) 再起動後、スワップの優先順位(PRIO)を確認:swapon --show
・ /dev/zram0 の PRIO が /swapfile よりも高い数値であること。
・「まず物理メモリ → 次に高速なzRAM → 最終手段のswapfile」という順序で処理される。
3.Firewall の設定
[メニュー]→[システムの設定]→[ファイアウォール]で Status スイッチをオンにします。
4.Suspend からの復旧で画面がロック状態になるのを防止
/etc/systemd/logind.conf ファイルの以下の行を編集します。
HandleLidSwitch=suspend
HandleLidSwitchExternalPower=suspend
HandleLidSwitchDocked=suspend
保存して、設定を反映します。
sudo systemctl restart systemd-logind
ここでいったん OS を再起動
5.tlp(電源制御パッケージ)を入れたが...
50%で充電開始、85%で充電停止としたいのだけど。。。
Macbook Air 2012 には効かないみたいです。
Macbook Air の MagSafe2 の中央ピンをマスキングテープなどで塞ぐと[充電完了]状態になり、充電がストップし、電源給電モードになるので、こちらの使い方の方がバッテリーには優しいかも。
80%充電状態が何日経ってもず〜っとこのままの状態を維持しています。
MagSafe2 コネクタのピン配列:

1. GND
2. 16.5V DC
3. Charge control pin → マスキングテープなどで覆うと充電停止して給電モードになる
4. 16.5V DC
5. GND
6.アプリの追加
メールは Thunderbird か Betterbird、ブラウザは Firefox ではなく Google Chrome をインストールします。
Firefox はメモリを食ってフリーズすることがあり、Chrome の方がメモリ消費が少ない(300MiBも差がある)。
Firefox ブラウザで Chrome のサイトから Linux 版をダウンロードし、google-chrome-stable_current_amd64.deb ファイルをダブルクリックしてインストールします。
Gimp をインストールします。
その他アプリは必要に応じて。
7.Notion と Google Keep は Web アプリとして作成
iCloud notes を下記サイトの方法でインストール
Mac・iPhoneの「iCloudメモ」をLinux mintで便利に使うiCloud Notesインストール
8.Mac mini M1 とのマウス/キーボード共有
Barrier を Mac mini M1 と、Linux Mint の双方にインストールします。
Mac mini M1 をサーバーに設定し、Linux Mint をクライアントに設定します。
逆だと Linux Mint 側のキーボードで入力した文字が Mac mini M1 側で正しく入力されない文字があります。
Linux 側のバグだと思われます。
Inputleap は Mac mini M1 側で接続が失敗するので使えません。
9.画面共有(リモートデスクトップ)
Mac mini M1 から画面共有できるようにします。
sudo apt install vino で vnc-server をインストールします。
VNC サーバーの設定一覧は次のコマンドで得ます。
@MBAir:~$ gsettings list-recursively org.gnome.Vino
org.gnome.Vino alternative-port uint16 5900
org.gnome.Vino authentication-methods ['vnc']
org.gnome.Vino disable-background false
org.gnome.Vino disable-xdamage false
org.gnome.Vino icon-visibility 'client'
org.gnome.Vino lock-screen-on-disconnect false
org.gnome.Vino mailto ''
org.gnome.Vino network-interface ''
org.gnome.Vino notify-on-connect true
org.gnome.Vino prompt-enabled false
org.gnome.Vino require-encryption false
org.gnome.Vino use-alternative-port false
org.gnome.Vino use-upnp false
org.gnome.Vino view-only false
org.gnome.Vino vnc-password 'パスワード'
@MBAir:~$
リストの項目設定が違っている場合、下記のように設定し直します。
@MBAir:~$ gsettings set org.gnome.Vino authentication-methods “['vnc']”
@MBAir:~$ gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false
@MBAir:~$ gsettings set org.gnome.Vino vnc-password $(echo -n 'パスワード' | base64)
起動は次のようにします。
@MBAir:~$ /usr/bin/vino/vino-server
Mac mini M1 から接続し、OK ならば自動起動対象にしておきます。
自動起動は[システムの設定]→[自動開始させるアプリ]→ 追加で「コマンド」に /usr/bin/vino/vino-server を設定します。
Mac mini M1 から RDP 接続した画面です(ファイアウォールで 5900 ポートを開けておきます)。
Chrome でタブを12個開き、Notion と GoogleKeep、端末アプリを開いていますが、メモリも swap も余裕です。
Mac 風のデスクトップにするには plank アプリでそれらしくできますが、操作性などが改善されるわけではないので、デスクトップの変更はせず、Cinnamon をそのまま使っています。

