ウチのLAN および電話線は下図のようになっています。
LDK1 に外から光ファイバーが入ってきていて[ONU] の位置に小型ONU があります。
[ONU]から既設電話線用 CD管を使って LAN ケーブルを後から通線しており、洋間1 経由で洋間2 に延長しています。
洋間2 はわたしの書斎で、ルーターや WiFi-AP、Mac 等々主要機器が設置してあります。
洋間2〜LDK2 間は既設電話線用 CD管で LAN 通線したいのですが、LDK1のCD管がコンセントボックス部分でずれており、通せません。
仕方なく青い破線の部分は壁面に沿ってLAN ケーブルを露出配線していました。
電話線ならば各部屋にコンセントが設置済みなので、現在露出配線されている LAN ケーブルを、電話線を使った LAN 延長に置き換えるか、PLC で延長するかです。
G.hn PLC という高速の延長も可能ですが、分電盤を2箇所通過するので速度低下が懸念されます。
なので電話線での延長が無難です。
VDSL 規格のものは以前からありますが、伝送速度が 数十Mbps と遅くて LAN 延長用にはちょっと物足りない(以前にこれは試したことがあります)。
その後 VDSL2 〜 G.fast と技術改革され、現在は最大 1.7 Gbps の伝送が可能な G.hn 規格へと進化しています。
今回購入の商品は G.hn 規格品ですが最大 1,000 Mbps となっています。
商品名は G4202TL という 2台の親子ペアになっています。
seed-jpn 社が香港製を代理店として扱っているそうです。
下に示す画像の、装置の上半分は電話線に接続する端子部分で、下半分はこの装置の裏側の端子を示し、LAN 端子が2つあります。
2台の装置がセットになっており、型名はどちらも G2402T です。
裏面にシールが貼ってあり[Master]というシールの装置と、[Client]というシールの装置がセットです。
2台の装置の G.hnLINE 同志を電話線で接続・延長します。
[Master]側の LAN 端子(G1/G2)にルーター側の LAN と接続します。
[Client]側の LAN 端子に WiFi-AP や PC などの端末類を接続します。
これにより、電話線でネットワーク延長できるわけです。
具体的な接続は下図のようにします。
図の右上の G4202T が[Master]、左下が[Client]です。
黄色の線は電話機も延長する場合の線ですが、電話機を延長する必要がなければ接続不要です。
[Client]側の WiFi-AP に接続した arrows We2 Plus での実測結果は次のようになっています。
この測定値は露出配線の LAN ケーブルに接続した WiFi-AP と同等レベルの速度で、arrows We2 Plus の性能に依存していると思われる数値です。
つまり、電話線による G.hn 規格の LAN 延長はほぼ LAN ケーブルと同等レベルという結果です。
ちなみにルーター側に[Client]、PC や WiFi-AP を[Master]とすると、LAN 延長自体はできますが、ダウンロードとアップロードの速度が逆転します。
なので、アップロード速度を優先しないのであれば素直にルーター側を[Master]、PC や WiFi-AP 側を[Client]にします。
このような延長方法は国内の一般家庭では電話線が各部屋にあることが少なく、あまり利用事例がないようです。
欧米では電話線が各部屋に配線してあることが多いらしく、このような事例や機器もいろいろあるようですが、国内では現時点でこの商品だけです。
