2022-01-28

楽天モバイル・eSIM 申込みから開通まで

 

 

eSIM を申し込んでから開通するまでの状況がわかりにくかったので解説したいと思います。

 

以下は、スマホを購入せずに eSIM 契約のみの場合を解説しています。

 

スマホも購入の場合は「配達物」にスマホも含まれると思います。

 

 

1.申し込みをします

 

  申し込み直後に「申し込み完了」メールが届きます。

  3日以内に「発送完了のお知らせ」メールが届きます。

 

  「何を発送したのか?」

     eSIM のみの場合、この時点ではわかりません。

 

  申し込み時にスマホ購入していればこれが届く、ということでしょう。

 

  ですが、eSIM だけの申し込みでは何かわからないのです。

 

  メールには「配達物を発送しました」とあるだけです。 


 

 

2.「配達物」到着と前後して「開通完了お知らせ」メールが届きます

 

  「配達物」よりもメールが先に届くことがあるようです。

 

  「開通完了お知らせ」とありますが、まだ未開通です。

 

  eSIM はまだダウンロード不可かも知れません。

 

  あわてないでダウンロード可能になるまで待ちます。

 

 

 

3.「配達物」が宅配便で到着します

 

  届いてみてわかったのですが「START GUIDE」でした。

  裏面には QR コードが貼り付けされています。

 

  このときに QR コード読み取りしても開通はできません。

 

  到着からしばらくして、

 

   「eSIMプロファイルダウンロードのお願い

 

  メールが届きます。

 

  やっと eSIM プロファイルのダウンロードが可能です。


 

 

4.開通処理をします

 

  事前に My 楽天モバイル と、Rakuten Link をインストールします。


  START GUIDE 裏面の QR コードを読み取ります。

  My 楽天モバイル の本人確認画面になります。

 

  ログインし、開通手続き(eSIM ダウンロード)をします。

 

  eSIM をダウンロードすると APN は自動設定されます。

 

 

 

5.Rakuten Link にログインして発信テストします

 

  どこにかけても構いませんが 10 秒以上が条件です。

 

  時報:117 がいいかも知れません。

 

  これによってキャンペーンポイント付与が有効になります。


 

 

 

 

以上で完了です。

 

 

1〜3項がとくにわかりにくいので少し焦りますよね。

 

 

要点は、

 

 「QR コードが貼り付けられた START GUIDE」到着 

 

と、

 

 ②「eSIMプロファイルダウンロードのお願い」メールの受信 

 

です。

 

 

「ダウンロードのお願い」メールがあって初めて eSIM プロファイルのダウンロードが可能で、開通処理できるようになります。




 

 

 

 


2022-01-17

WiFi - AP 機器って、なぜ国産メーカー製品がないの?

 

 

WiFi - 中継機はいくつか国産品があります。

 

一般向け WiFi - AP 機器の国産品はありません。



tp-link 製や、Wavlink 製など中華系にはいくつかあります。


出典:tp-link ホームページから抜粋



Wavlink 製




 

 

 

 

 

 

 

 

 

WiFi - 中継 は、過去にいろいろ試行しましたが、不安定で快適とはいい難い状態でした。

 

 

家庭内は主要な4部屋で LAN 接続できる状態になっていて、それぞれに WiFi - AP を設置済みです。

 

 

その結果、どの部屋にいても非常に安定した WiFi 環境になっています。

 

 

WiFi - AP に使っている機器が故障の場合に、WiFi - AP 機器があったらいいのに、ということで調べました。

 

 

 

国産品にはなく、冒頭で紹介の tp-link 製または Wavlink 製くらいしかないようです。

 

 

しかも、いずれもコンセント直差し型なのはいいのですが、2口のコンセントの、空いている方もふさぐ構造でよろしくありません。

 

 

実は tp-link 製 RE505X を8畳和室の AP として現用しています。

 

 

この機種は空いているコンセントはふさぎませんので、この点はいいのですが、少々大きすぎるのです。

 

 

 

コンセントをふさがないタイプは、ほかには RE605X くらいです。

 

 

結局、コンパクトなルーターである WG1200HS4 あたりを WiFi - AP で使用するしかなさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽天ひかり」を解約し「enひかり」に事業者変更する

 

 

「楽天ひかり」に転用して1年経過し、2022/01 末で無料期間が終了します。


マンションタイプです。


3年縛りがあり、いま解約すると 10,450 円の解約料が発生します。

 

 

現時点で業界最安値といわれる「enひかり」に転用すると2年後の更新月までの総額は、1,562 円 ほど「楽天ひかり」が安価です。


 ▷ 楽天ひかり:4,180 x 24 = 100,320 円

 ▷ enひかり  :10,450 + 2,200 + 3,718 x 24 = 101,882 円



しかしながら、いま事業者変更・解約して解約料を支払っても、3年後は総額が逆転し、3,982 円 ほど「enひかり」の方が安くなります。

 

 ▷ 楽天ひかり:4,180 x 36 = 150,480 円

 ▷ enひかり  :10,450 + 2,200 + 3,718 x 36 = 146,498 円

 

 

ちなみに更新月まで「楽天ひかり」を使って解約料無しで「enひかり」に事業者変更して1年後(合計3年後)の総額は、次のようになります。

 

 ■ 100,320 + 2,200 + 44,616(3,718 x 12)= 147,136 円

 

 

ですので、いま解約・事業者変更した方がいいのです。

 

 

 

多分、このような転用の仕方が、最安価で済むやり方ではないでしょうか。

 

つまり、次のような転用の仕方です。

 

 ■「楽天ひかり」を1年間、無料利用する

  1年分:50,160 円が無料

 

 ■ 然る後に「enひかり」に事業者変更する

  「楽天ひかり」に解約料 10,450 円を支払う前提

 

 

 

期間縛りがなく、キャッシュバック型ではない方法で(つまり現金で)、ほかにもっと安価な方法があるよ、という方はぜひ教えて下さい。

 

 

 

 

 

「enひかり」の場合、 IPv4 over IPv6 サービスは、V6プラス / transix / Xpass の中から選択できます。

 

 

それぞれ利用料 198 円/月 がかかりますが、これを含めて3年後は総額で 3,982 円 ほど安いのです。

 

 

ということで「enひかり」に事業者変更することにしました。

 

 

enひかり」は、次のようなメリットがあります。

 

 ■ 複数年縛りがないこと

 ■ 解約フリーであること(いつでも解約可能で無料)

 ■ 利用料が業界最安値水準であること

 ■ IPv4 over IPv6 の方式を選べること

   ヘンな「公平制御」などしていないこと

   PPPoE 併用は +550 円/月

 ■ 固定 IP サービス料は  +770 円/月

   IPv4 でのポート開放時の制限がなくなり、
   NAT 変換も 65,535 個まで可能になります

 

 

IPv4 over IPv6 は VNE での NAT 変換ポート数が多いと思われる Xpass にします。

 

ルーターの設定も変えなくて済みますし。

 

 

 

 

 

「楽天ひかり」を他事業者に転用する場合、結構面倒です。

 

1.楽天ひかり カスタマーセンターへ電話します

 

  0120-987-300 → [0] → [3]

 

問いかけに「事業者変更承諾番号を希望」といいますと、AI が内容を復唱して「はい、いいえ」を要求してきます。

 

「はい」と答えると SMS で通知されたサイトにて「契約時の諸事項を記載して送信してください」といわれるので、いったん電話を切ります。

 

 

2.すぐに SMS が送信されてきます

 

記載されたサイトに移り、以下の契約時諸事項を入力します。

 

 ① 契約者名

 ② メールアドレス

 ③ 連絡先電話番号

 ④ 郵便番号

 ⑤ 住所

 ⑥ お客様番号

 ⑦ ユーザーID

 ⑧ お問い合わせ内容:事業者変更承諾番号希望、と記述

 

以上の内容で「送信」します。

 

これだけでは済みません。

 

 

3.4時間ほどあとに以下のようなメールが飛んできます

 

「移行先事業者」と「移行理由」を返信してくれたら「事業者変更承諾番号」を発行してやる、と上から目線です。

 

ならば、2項で記述させればいいのに、と思います。

 

わざわざ手間をかけさせるやり方が理解できません。

 

 

4.「移行先事業者」と「理由」は次の内容です

 

 ▼ 移行先事業者:

   enひかり を予定

 ▼ 理由:

  ・複数年縛りがないこと

  ・解約フリーであること

  ・業界最安値水準であること

  ・IPv4 over IPv6 の方式を選べること

 

以上の内容で返信しました。

 

 

これでやっと、「3日以内に事業者変更承諾番号が通知される」というわけです。

 

実際には当日、4項返送の4時間後に「事業者変更承諾番号」がメール通知されました。

 

 

 

これって、不必要にややこしくしていないでしょうか。

 

なぜ、ユーザーID/パスワードでログインしたサイトで確認して1回の手続きで発行してくれないのでしょうか。

 

 

こんなにややこしくする意味が理解できません。

 

 

イヤガラセにしか思えませんね。

 

 

ホントの「理由」は「こんなことだから解約・転用する」ということですよ、楽天さ〜〜ん!

 

 

 

ともあれ、enひかりへの申し込みをウェブから済ませました。

 

 

こちらも3日以内に確認の連絡をくれる、とあり、現状は連絡待ちです。

 

 

申込日の翌日に連絡があり、開通日は最短で 1月27日になるが、1月分をまるまる請求するそうなので、2月1日の開通にしてもらいました。

 

 

「楽天ひかり」側が 1月末日で利用終了になるといいのですが、最悪は2月1日の利用終了になる可能性があります。

 

その場合「楽天ひかり」の2月利用料がかかりますが仕方ありません。

 

 

楽天ひかりは新事業者の開通日の前日に解約なるそうで、2月分の料金発生はない、とのことです(楽天ひかりのカスタマーサービスに確認済み)。

 

 




2022-01-09

WiFi-6 はあわてて導入しても効果は少ない

 

WiFi の世代と規格は次表に示すとおりです。

 

 

 

 

現時点ではデバイス側がまだ WiFi-6 に対応していないものが多く、WiFi-6 対応のルーターを導入しても、実利は少ないでしょう。

 

 

現在のデバイスの主流は WiFi-5 または WiFi-4 です。



ルーターもデバイスも5Ghz 帯をサポートしている方がより高速で、電子レンジの干渉を受けなくて済みます。



 

 

住戸内の各部屋に LAN 配線化ができている場合はともかく、そうでない住戸の方が多いと思います。

 

 

メッシュ型 WiFi はどうでしょうか。



電波透過性を阻害する金属壁や鉄筋コンクリート壁がない住戸が多いと思われます。

 

 

この場合はメッシュ型 WiFi は有効でしょう。

 

 

 

我が家は 3LDK+1LDK の二世帯型住戸で 3LDK と 1LDK 間が鉄筋コンクリート壁で阻まれています。

 

 

この間は WiFi 中継電波は減衰し、安定した速度での通信ができません。


 

LAN 有線化で乗り越えていますが、メッシュ型 WiFi は導入していません。

 

 

理由は高価で、効果が少ないからです。

 

 

 

各部屋に LAN 配線化できていればメッシュ型よりも WiFi-AP 設置の方がコスパが高いし、故障時の買い替えも安くて済みます。




同じ考え方で、WiFi 中継の方がコスパがよいかも知れません。

 

 

 

 

WiFi-AP または WiFi 中継機器は WG1200HP4 または同等レベルの機器で十分です。

 

 

多くの場合、デバイス側が同等レベル機器以上の速度には対応できていないからです。

 

 

WG1200HP4 の場合、5Ghz 帯は 802.11ac で最大 867 Mbps(実効 644 Mbps)です。

 

 

2.4 Ghz 帯は 802.11n で最大 300 Mbps です。

 

 

 

AQUOS sense5G での 802.11ac 実測では次のような速度状況です。

 

 


 

少し高性能なデバイスでも次のような速度性能です。

 

 


 

 

 

WiFi-AP の性能をより高性能なものにしてもデバイスが追いつかないので意味はありません。

 

 

ルーター兼 WiFi ならば1〜2ランク上の機器にして、ルーター性能を十分に発揮できるようにします。




例えば WG1200HP4 の場合、4,000 円以下で購入できますから、WiFi-AP 利用ならばこのレベルの同等品で十分です。









 

2022-01-06

ソフトフォンの NAT 越えに関して

 

 

 ケーブルインターネットでの NAT 越え問題 

 

ある、ケーブルインターネット利用の方から、自宅 WiFi で接続の場合に、会社の IP-PBX に接続できない、というコメントがありました。

 

 

SIP - REGISTER がエラーになっているようです。

 

 

 

当初は会社 IP-PBX(Brekeke だそうです)が外部公開されていないのではないか、というところから始まりました。

 

 

やりとりしている中でどうやら プロキシ が外部公開されていて、インターネットから接続できるようです。

 

 

会社同僚の方の自宅 WiFi からは接続できている、とのことでした。

 

また、ご本人からは モバイル4G では接続できているとのことでした。

 

 

 

 

紆余曲折がありましたが、最終的にケーブルインターネットからはプライベート IP が払い出されているということでした。

 

 

そのためにいわゆる 二重 NAT になっていて、SIP がこれを越えていない、と考えられます。

 

 

二重 NAT でも、通常の NAT トラバーサル(セッションの KeepAlive)で越える場合があることは、ウチ環では検証済みです。

 

 

ですが、今回のケースは越えていないと思われます。

 

 

ケーブルインターネットからは プライベート IP が払い出されているようですのでルーターは2段になっているはずです。

 

 

どちらかが Symmetric NAT の可能性があります。

 

 

Symmetric NAT の場合は「セッションの KeepAlive」では NAT 越えできません。

 

 

 

 

 モバイル・インターネットは NAT 越えできている 

 

モバイル事業者の場合、多くがプライベート IP(クラスC)または CG-NAT で プライベート IP 扱いです。

 

 

 

ウチでは現在、楽天モバイル / OCN モバイル ONE / povo2.0 / IIJmio の4種類のモバイル回線を利用中です。

 

 

これらの中で OCN モバイル ONE のみがグローバル IP です。


これに対して IIJmio は CG-NAT で、楽天モバイルと povo2.0 はクラスC のプライベート IP です。



OCN モバイル ONE 以外は、ルーターが事業者の網内にあることになりますが、NAT は1段でしょう。

 

 

いずれのモバイル事業者の場合も、シグナリング(SIP メソッド)とメディア(音声)は流れていて問題はありません。

 

 

つまり「セッションの KeepAlive」による NAT 越えができていることになります。

 

 

 


 ケーブルインターネットで 二重 NAT 越えはどうするか 

 

ケーブルインタネット事業者が プライベート IP を加入者に払い出している場合、網内にルーターがあるはずです。

 

また、加入者側にはケーブルモデム一体型ルーターがあります。

 

 

いわゆる二重 NAT になっています。

 

 

この状態での「セッションの KeepAlive」ができていないと思われ、どちらかのルーターが Symmetric NAT の可能性があります。

 

 

事業者側ルーターが Symmetric NAT では? と思われますが定かではありません。




代表的な NAT トラバーサルである UDP hole Punching では Symmetric NAT を越えられません。


 

 

 

回避するには STUN または TURN を使う手があります。

 

 

ウチはコメントされた方とは同じ環境ではありません。

 

 

二重 NAT 化しても Symmetric NAT ではありませんので、コメントされた方の試行待ちです。

 





 STUN の有効性を検証してみる 


STUN 自体は以下の3つを試して問題ないことを確認済みです。

 

 

 Google ----------- stun.l.google.com:19302

 Grandstream ---- stun.ipvideotalk.com

 Zoiper ------------ stun.zoiper.com:3478


 

 

 

他に公開されている STUN サーバーの一覧は、次にあります。

 

https://gist.github.com/mondain/b0ec1cf5f60ae726202e 

 

 

 

Google が一番遅延特性が低いのでオススメです。

 

 

STUN 設定できるソフトフォンアプリを使う必要があります。

 

 

このとき、iPhone ならばプッシュ着信対応 できているソフトフォンにする必要があります。

 

 

なぜなら、非プッシュ着信型(常駐型)だとバッテリー消費が大きい からです。

 

 

Android の場合はどちらのタイプでもバッテリー消費は少ない ので気にしなくてもいいでしょう。

 

 

 

 

 

件の方は、zoiper を STUN 設定して NAT 越えできたそうです。

 

 

iPhone をお使いのようなのでバッテリー消費を考えるとプッシュ着信型のソフトフォンアプリにせざるを得ないようです。

 

 

 

ただ、zoiper と Bluetooth ヘッドセットの相性なのか、音声途切れが発生するということで、結局自宅でも Sessiontalk を 4G で使うことにしたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

2022-01-03

Rakuten Casa を返却しました

 

 

すぐ近くに楽天モバイルの新しい基地局が開局して、自宅および周辺が楽天モバイルエリアになり、電波強度も問題ありません。

 

自宅内のどの部屋でも十分な電波強度が得られています。

 

 

ちなみに基地局マップは下記サイトで見ることができます。


https://www.cellmapper.net/map?MCC=440&MNC=11&type=LTE&latitude=35.67820255275551&longitude=139.7620991932499&zoom=16.26157407407407&showTowers=true&showTowerLabels=true&clusterEnabled=false&tilesEnabled=true&showOrphans=false&showNoFrequencyOnly=false&showFrequencyOnly=false&showBandwidthOnly=false&DateFilterType=Last&showHex=false&showVerifiedOnly=false&showUnverifiedOnly=false&showLTECAOnly=false&showENDCOnly=false&showBand=0&showSectorColours=true&mapType=roadmap

 

 

 

 

 

Rakuten Casa がお役御免になりましたから、返却することにしました。

 

 

思い返せば 2020年12月 から利用し始めて約1年間お世話になりました。

 

 

返却手続きが不明だったので、コミュニケーションセンター 0800-805-0400 に電話して確認しました。

 

 

返却用のダンボール箱が、返送用伝票付きで即日送付されてきました。

 

 

これに Casa 本体、付属品および付属書類を Casa 用の箱に収め、それを返送用段ボール箱に入れて返送しました。