2021-09-15

楽天モバイルは Dual SIM(DSDV)で使えば安くて最強かも



楽天モバイル回線エリア外だからといって諦めるのは早い。



たとえエリア外でも Dual SIM(DSDV)で運用すれば、Rakuten Link による無料通話/無料 SMS の恩恵を受けることができます。


Rakuten Link を 他社 SIM のデータ通信で利用できるからです。



DSDV の場合の SIM 設定は次のようにします。


まず、どちらの SIM も VoLTE を有効にします。

そのため DSDS ではなく DSDV です。


 ・データ通信:他社 SIM

 ・通話   :都度選択(または主回線の SIM)

 ・SMS    :都度選択(または主回線の SIM)


これにより、楽天モバイル圏外でも Rakuten Link が発着信とも使えます。


標準アプリからの通話と SMS は、発信時はどちらを使うかを「選択」または「主回線」からになります。


標準アプリへの着信はそれぞれの SIM に着信します。


現時点では「他社 SIM エリア > 楽天エリア」がほとんどだと思われますので「都度選択」がいいかな、と。

 

 

 



他社 SIM は IIJmio(ギガプラン・Dタイプ)と組み合わせるのが最適でしょう。

 

 

出典:IJmio のホームページから抜粋


 

 

eSIM ならばデータ通信のみですが、 440 円/2GB からプランがあります。

 

楽天モバイルが1回線目ならば 1GB までは 0 円 (*) で、IIJmio 回線と合わせて 3GB まではたったの 440 円/月額 で済みます。

 

 

足りなくなれば IIJmio の 220 円/1GB のクーポンを買い足せますし、楽天モバイルの段階的月額料金でも構いません。

 

 

【IIJmio eSIM クーポン追加時】


 データ容量合計で次のようになります。

 

  3GB まで       :  440 円

  3GB 超 (+1GBごと) :+220 円

 


【IIJmio eSIM + 楽天モバイル段階的月額料金適用時】

 

 データ容量合計で次のようになります。


  3GB まで       :   440 円

  3GB 超〜5GBまで : 1,518 円(=440+1,078)

  5GB 超〜22 GB まで:2,618 円(=440+2,178)

  22 GB 超〜無制限   :3,718 円(=440+3,278)


 

 

これらはいずれも使った容量に応じた料金ですから月額料金を適正に抑えられます。

 

  


通話回線でも 858 円/2GB(合計3GB)なので、1,078 円/1GB超〜3GB の楽天プランよりもお得です。

 

 

IIJmio では eSIM でない場合のデータ通信料は 748 円 で通話 SIM とは 110 円しか違いません。

 

 

また、通話回線の場合、楽天エリア外でもドコモエリア内ならば IIJmio SIM から緊急電話(110/119/118)着信課金サービス(0120/0800)などへもかけられます。


 

 

楽天エリア内またはローミングエリア内ならば楽天 VoLTE からこれらの電話先にかけることも当然 OK で、使い分けできます。


 


Rakuten Link のアクティベーションは楽天モバイルエリアかローミングエリアで行えば大丈夫です。




「LTE回線状況チェッカー」というアプリで 両方の SIM の電波強度をみることができます。

 








LTE の場合、電波強度とアンテナピクトは次の関係にあります。


 ・ -105 dBm 以下 :1本以下

 ・ -105〜-85 dBm:1〜5(or 4)本

 ・ -85 dBm 以上 :5(or 4)本 






自宅が楽天モバイルエリア外でも固定回線があれば Casa を導入するのがいいでしょう。

 

Casa 導入費用は後日ポイント還元され実質無料です。

 

 

この場合は Rakuten Link のアクティベーションは自宅でできます。

 

 

Casa があれば楽天モバイルの通話(Rakuten Link と楽天 VoLTE の両方)が安定します。

 

緊急電話(110/119/118)着信課金サービス(0120/0800)も当然 OK です。



 

楽天モバイルには最近、定額通話オプションができましたが、これは iPhone ユーザを意識してのことと思われ、Rakuten Link の無料通話/無料 SMS で十分です。


 

 

昨年5月から、16ヶ月以上使ってきていますが、Rakuten Link を含めて楽天モバイルにして大正解だったと思っています



自宅近辺は当初はローミングエリアで、いまは弱いながらも楽天モバイル回線をつかんでいますし、Casa もあります(2020/12 以降)



楽天モバイルにする前は LINE モバイルでしたが、通話料を安くするため、ブラステルをイエデン化した番号から電話していました。

 

 

楽天モバイルにして以降は、イエデンは発信では使わなくなっていますし、通話時間も気にしなくて済んでいます。


 

おかげでブラステルにチャージした通話料残高はまったく減らなくなりました。




SMS も Rakuten Link からは無料なので大変重宝しています。




ちなみに我が家のネットワーク利用料は、次のようになっています。

 

 ❏ ワタシ:AQUOS sense5G

   楽天モバイル2回線目3GB + IIJmio 通話 SIM 2GB

   IIJmio SIM は繰越でほぼ毎月4GB になっています。

   (計・最大7GB)

 

   月額料金:1,936 円 = 1,078 円+ 858 円

 

 ❏ 連れ合い:AQUOS sense4 lite

   楽天モバイル1回線目1GB + IIJmio eSIM 2GB

   こちらも IIJmio SIM は繰越でほぼ毎月4GBです。

   (計・最大5GB)

 

   月額料金:440 円 = 0 + 440 円


 ❏ 固定回線:楽天ひかりで、現在無料期間中

  (2022/01末まで)


 

現在もう1回線、楽天モバイルがありますが1回線目扱いですから 0 円です。


 

IIJmio SIM がほぼ毎月繰越になっているのは「低速設定」していてギガを消費しないからです(楽天モバイル回線は「高速設定」)。

 

「低速設定」でも最大 300 Kbps ありますので Rakuten Link には十分な帯域です。

 

 

したがって総計で 2,376 円+アルファ(ユニバーサルサービス料)です。



楽天モバイル以前は 2,640 円+アルファ(2回線・それぞれ1GB)でしたからコスパは極めてよくなっています。 


しかも固定回線使用料は現在無料です。

 

無料期間終了後でも以前の固定回線料よりも安くなります。

 

 

 

 


(*) 「楽天モバイル 重要事項説明書」によれば、次のようにあります。

 
180 日間のデータ通信が 0 GBおよび通話が 0 回の場合等において、当社から事前通知のうえ、回線の利用停止または解約をさせていただく場合がございます。

 
 
ここでいう「通話」は Rakuten Link による無料通話でもよいのか、楽天 VoLTE による有料発信を必要とするのかは確かではありません。
 
 
また場合等」という表現も気になるところです。