2019-09-12

RTX830 のリセット(初期化・工場出荷状態に戻す)

RTX830 取扱説明書によれば、


8.5 設定を工場出荷時の状態に戻す方法

すべての設定を工場出荷時の状態に戻すには、cold start コマンドを使用します。
cold start コマンドを実行すると管理パスワードの入力を要求されます。
管理パスワードを入力すると、本製品の不揮発性メモリに記録されているすべての設定ファイルと SYSLOG が消去されます。
その後、本製品は自動的に再起動します。
TELNET などでログインしている場合は、その通信が切断されます。
microSD、USB、DOWNLOAD の3つのボタンを押しながら電源を入れることでも工場出荷時の状態に戻すことができます。


とあります。





telnet で Mac からログインして cold start してみます。


 MacBookAir:~ $ telnet 192.168.100.1
 Trying 192.168.100.1...
 Connected to 192.168.100.1.
 Escape character is '^]'.

 Password: ← ユーザーパスワード

 RTX830 Rev.15.02.10 (Fri Jun  7 10:04:56 2019)
 Copyright (c) 1994-2019 Yamaha Corporation. All Rights Reserved.
 To display the software copyright statement, use 'show copyright' command.
 ab:cd:ef:12:34:56, ab:cd:ef:12:34:57
 Memory 256Mbytes, 2LAN
 > administrator
 Password: ← 管理者パスワード
 # cold start
 Password: ← 管理者パスワード
 RTFS formatting... Done.
 Restarting ...
 Connection closed by foreign host.
 MacBookAir:~ $


管理者モードで "cold start" コマンドを入力すると管理者パスワードを求められます。
正しくパスワードを入力すると3行ほどのメッセージのあとで telnet コネクションが切れます。


約40秒ほどで、初期化状態からのログインが可能になります。



管理者パスワードを忘れた場合は、仕方がありませんから「microSD、USB、DOWNLOAD の3つのボタンを押しながら電源を入れる」ことになります。



または、USB シリアル接続して USB シリアル接続時だけ有効な特別な管理用パスワード "w,lXlma(ダブリュー・コンマ・エル・大文字エックス・エル・エム・エー)" でログインして初期化が可能です。



いつまた初期化しなくてはならないかも知れませんから、「CONFIGファイル」を取っておくことです。

そうすれば、初期化後に「CONFIGファイル」を流す(またはインポート)することで元に戻せます。




あとで気づいたのですが、GUI で初期化が可能でした。

「管理」>「保守」>「再起動と初期化」と選択して、「初期化」の項目の「進む」ボタンをクリックします。


「初期化」画面で管理者パスワードを入力して「確認」ボタンをクリックします。

「内容の確認」画面になりますから「実行」ボタンをクリックします。


これで初期化されます。


初期化後の RTX830 の LAN アドレスは 192.168.100.1 に戻っていますから、再設定の際は、PC 側もこれに合わせた IP アドレスにする必要があります。








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