2021-10-30

OPPO Reno5 A を入手しました

 

 

OCN モバイル ONE が11月12日までの期間限定キャンペーンで破格の 15,400 円で、通話 SIM とセット販売しています。

 

 

 

 

ほかの機種も格安でスマホセット販売中です。

 

 


出典:OCN モバイル ONE ホームページから抜粋


 


 

 

 

 

2021年6月に、AQUOS sense5G を安価に購入するために新規申込みした際は「エラーコード402(与信エラー)」ではねられていました。

 

 

 

このときは仕方なく IIJmio で AQUOS sense5G を購入しました。

 

 

 

 

今回は前回の MNP 転出( 2020年12月)からほぼ1年経過したので「与信エラー」にならなかったようです。

 

 

 

 

 

新コースの 0.5 GB (10分間の無料通話付き)/550円 は、このキャンペーン価格では申込みできないようです。

 

 

 

出典:OCN モバイル ONE ホームページから抜粋

 

 

 

 

申込みは、最低 1GB/770円 プランにする必要があるようです。




利用開始後にプラン変更はできるので、 0.5 GB/550円 コースに変更しました。



1年ほど維持しても利用料が少なくて済みます。

 

 

 

 

同等クラスのスマホは、これまでに以下のものを実機で使ってみました。

 

 

 ・AQUOS sense5G

 

 ・Mi 11 lite 5G

 

 ・Xperia 10 III lite

 

 

 

実際に使ってみると Mi 11 lite 5G と Xperia 10 III lite はいま一つで、使い続けたいとは思わず、どちらもすぐに手放しました。

 

 

 

したがって現在のメインスマホは AQUOS sense5G です。



ほかにサブ機として OPPO A73 と UMIDIGI s5 Pro があります(Zenfone Max M2 は手放しました)。




連れ合いは AQUOS sense4 lite を使用中です。




 

 

今回 OPPO Reno5 A を使ってみて評価してみたかったので手に入れました。

 

 

 

 

私にとっては、

 

 

 ・DSDV 対応であること

 

  できれば nanoSIMx2 であること。

 

  OPPO Reno5 A は nanoSIMx2(または eSIM)です。

 

 

 ・バッテリーもちがよいこと

 

   0.4%/h 以下であってほしいものです。

 

 

 ・楽天モバイルが使えること

 

   これには Rakuten Link の正常動作も含まれます。

 

   WiFi/モバイル両方がオンのとき、非通知問題がないこと。

 

 

 ・Softphone(Acrobits)で、ディープスリープ中の着信逃しがないこと

 

 

 ・なるべく薄くてスリムで軽いこと


 

 ・生体認証が具備されていること

 

   指紋認証だけでなく、顔認証もあって欲しい。


 

 

などが優先します。



 

 

 ・Felica の有無はさほど重視しませんが、NFC には対応すること

 

 

 ・カメラはそこそこ使えればあまりこだわりはありません

 

 

 

あくまで私が重視することであって、ほかの方々はまた違う評価基準をお持ちでしょう。

 

 

 

ですから機種の優劣をつけているのではなく、私にとってどうか、が判断基準になっています。

 

 

 

 

いずれにしても OPPO Reno5 A はこれから使ってみて評価してみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2021-10-22

Xperia 10 III Lite はバッテリー消費効率がよくない

 

 

ほぼ1週間つかってみた感想です。

 

 

【よいと思う点】

 

 

1.5G 対応である



  まだまだエリアは限定的ですから、現時点ではあまり恩恵は受けません。

 

 

 

 

2.軽さと、ほどよい幅で持ちやすい

 

 

  シャツの胸ポケットからも取り出しやすい。


  この点は AQUOS sense5G よりも携行性に優れていると感じます。





3.プッシュ通知の問題はない


  IP 電話へのディープスリープ時の着信は問題ありません。

  LINE / Gmail / Rakuten Link なども問題はありません。



 

4.不要アプリは削除または無効化できる



  中華スマホはこの点がやっかいです。

 

 

  adb コマンドが使える人はいいのですが、一般にはどうかな?

 

 

  AQUOS sense5G 同様に不要アプリを削除または無効化できます。

 

 

 

 

5.おサイフケータイ(Felica)機能を搭載

 

 

  私の場合はカード型の方がよい、と思っていますが(笑)。

 

 

  いまやスマホで決済できるというのは当たり前なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

【よくないと思う点】

 

 1.バッテリー消費効率がよいとはいい難い

 

 

  待ち受けだけで 0.5%/h 以上 の消費率です。

 

  OPPO A73 が 0.5%/h 以下 ですから、負けています。

  2日が保つのがやっと、という状況です。

 

 

  この機種は【大容量バッテリー】✕【長寿命】を謳っています。

 

 

  しかしながら【バッテリー消費率】はよくなく、期待に反するものでした。



  AQUOS sense5G の 0.3%/h 以下 に対して、ほぼ倍の消費率です。

 

 

  明らかに劣っています。

 

 

  AQUOS sense5G は 4日は余裕 で保ちます。




  【長寿命】がどの程度いいかの判断は、現時点ではできません。

 

 

 

 

2.指紋認証の反応がよくない


  センサーの反応が悪く、しばしば指紋認証が失敗します。

 

  3回失敗すると 30秒待ってからもう一度、というメッセージが出ます。

 

 

  が、結局パスコードなどほかの手段でロック解除することになります。


  これは致命的で、欠陥? といってもいいくらいです。



3.顔認証がないのは自宅での使用が多い人には不便でしょう






カメラ性能などはほか方々のレビューを参考いただくとして、以上のような各項目を総合判断するに、おすすめできる機種とはいい難い、というのが私の感想です。



AQUOS sense5G と同じ Snapdragon690 ですので Antutu は同レベルです。


内蔵メモリは 2GB 多く搭載していますが、その差を感じるほどではなく、私見ですが AQUOS sense5G の方がおすすめです。




eSIM はすぐに使い始められますのでこれはこれで便利ですが、私のようにスマホをあれこれ試すには却って不便です。


物理SIM ならば挿し替えできますが、eSIM から 物理SIM への交換は SIM が送付されてくるまで時間がかかり不便なのです。


IIJmio のデータ eSIM ならば ほかの MVNO よりも安いという優位性があります。

 

 

それ以外の場合は私にとって eSIM は使い勝手がよくありません。

 

 

 

 

 

 

この機種には 楽天モバイルと IIJmio とを DSDV にするため、楽天モバイル側を eSIM に変更していました。

 

 

 

nanoSIM から eSIM への変更はネットで簡単に変更可能です。

 

 

 

ですが、逆は nanoSIM を改めて発行してもらう必要があり、郵送ですと 2〜3日要します。

 

 

 

メインスマホを AQUOS sense5G に戻すためには eSIM から nanoSIM への再変更が必要です。

 

 

 

 

幸い近くに楽天モバイルのショップがありますので、そこで SIM 変更してもらいました。

 

 

 

20 分程度で変更完了です。

 

 

 

 

ということで、 Xperia 10 III Lite は手放しました。

 

 

 

普段使いは AQUOS sense5G に戻しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2021-10-15

OPPO A73 でプッシュ通知がこない対策



OPPO A73 は、ディープスリープ中に LINE / gmail / IP電話 / Rakuten Link などが、通知漏れする問題があります。

 

 

 

OPPO ほか中華系スマホ(Xiaomi/Huawei など)は独自の省エネ機構を持っていて、これが理由でディープスリープ中のプッシュ通知を受け取れないことがあるのです。



 

OPPO A73 の場合、ネット情報では次の設定をするとよいとされています。

 

 

 

[設定] → [バッテリー] と進み、

 

 

・省エネモード:オフ

 

・[アプリのバッテリー使用状況]:当該アプリについて

 

 バックグラウンドアクティビティを許可:オン

 自動起動を許可:オン

 

・[詳細なバッテリー設定] → [高パフォーマンスモード]:オン

 

・[タスク管理画面] → 当該アプリを「ロック」



を設定し、adb コマンドで Athena とフォンマネージャーを無効にします。

 

 

 

 

ところがこれらの設定をしても、ディープスリープではプッシュ通知を受け取れない事象に見舞われます。

 

 

 

 

 

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

 

 

 

実は FCMFirebase Cloud Messaging がエラーになっていて、通知を受け取れなくなっているのです。

 

 

 

FCM はプッシュ通知を受け取る Android OS の仕組みで、一定間隔で Google のプッシュサーバーと KeepAlive しています。

 

 

アプリはというと、アプリのサーバーとの間で FCM を介してプッシュ通知を受け取る仕組みです。

 

 

KeepAlive がエラーとなって FCM が切断状態のとき、ディープスリープ中に接続回復できていないとプッシュ通知が失敗します。

 

では FCM の KeepAlive がエラーになるのはどういう場合でしょうか。

 

 

これについては当ブログの以前の記事 OPPO Reno A のプッシュ系通知の考察 に少し詳しく触れています。

 

 

上の記事では OPPO を始めとする中華系スマホではディープスリープで Wifi が切られていて、そのために FCM が切断状態に陥っていることを検証しています。

 

 

 

したがって対策は WiFi をオフにしてモバイルデータ通信状態にすること です。

 

 

 

 

モバイルデータ通信状態だと FCM エラーになりにくく、その結果プッシュ通知が届くようになります。

 

 

 

バッテリーの各設定は省エネモードを始め、デフォルトで構いません。

 

 

OPPO 機の場合は、さらにフォンマネージャーを無効化した方がいいでしょう。

 

 

 

 

WiFi をオフにするというのは Xiaomi / Huawei でも同様に有効と思われます。

 

 

 

 

 

自宅で長時間使わない場合を除いて WiFi はオンで構いません。

 

 

 

 

長時間使わない、というのは夜間など 数時間以上使わない場合のことです。

 

 

 

 

OPPO A73 は Felica は非搭載ですが、その他の面では大変コスパがいいと思います。

 

 

バッテリー保ちもいい方でしょう。

 

 

 

 

ただし、最初から入っているアプリは不要なものが多いのが難点です。

 

 

これらの多くはアプリの設定では削除も無効にもできません。 

 

 

 

削除もしくは無効化は adb コマンドを使う必要がありますが、これを行えば申し分ないでしょう。

 

 

 

 

 




2021-10-01

V6プラスや transix などにおけるポート制限と開放について

 

 

この記事で V6プラスに関する「ポート制限」について記載しています。



現在、自宅は楽天ブロードバンドになっていて、V6プラスから Xpass に変わっています。


Xpass は DS-Lite 方式です。




改めて DS-Lite を含めて「ポート制限」に関して触れてみたいと思います。



ここでの「ポート制限」は外部から内部に向けての制限を指しています。 

 

 


内部から外部へのアクセスについては制限はありません。





 

 

なお「ポート」とは 16ビットで表される数値コードで、インターネット上の「サービス」を意味しています。

 

例えば「80」は「http」サービスを指します。

 

 




ーーーーー◇◇ーーーーー◇◇ーーーーー



V6プラス(MAP−E 方式)や transix(DS−Lite 方式)などの IPv4 over IPv6 技術は IPv4 のアドレス枯渇対策として考えられた、IPv6 への緩やかな移行のための技術です。

 

 

IPv4 サイトへと IPv6 サイトへのアクセスを、意識することなく可能になっています。

 

 

 

 

 

例えば IIJ のホームページは IPv4 と IPv6 の両方に対応しています。

 

 

どちらでアクセスしたかがわかるようになっていますが、このページを閲覧するための特別な指定は不要です。





出典:IIJ のホームページの抜粋


 

右上のアイコンは、

 

 

出典:IIJ のホームページの抜粋

 

 

 

 

 

 

 

 

のように表示されますので、IPv4 でのアクセスか、IPv6 でのアクセスかがわかります。

 

 

 

 

 

 

IPv4 over IPv6 の技術方式は、MAP-EDS-Lite4rd/SAM の3つに分類されています。




このうち MAP-E4rd/SAM については制限はあるものの IPv4 のポート開放が可能です.

 

 

NAT 変換をルーターで行っているのでポート開放が可能になっています(NAT ステートレス)。








DS-Lite の場合は IPv4 のポート開放は不可です。

 

 

これは NAT 変換を VNE 側(Virtual Network Enabler)で行っているためです(NAT ステートフル)。

 

 

 

 

 

つまり「ポート開放」は NAT 変換と密接な関係があります。

 

 

ここでは NAT 変換については触れませんので、興味のある方はネットで検索してください。

 

 

 

 

いずれの方式でも IPv6 のポート制限 はありません

 



 

 

現在、4rd/SAM は国内では提供されていません。

 

 

ソフトバンク BB(VNE:BBIX)が 4rd/SAM といわれていましたが、グローバルアドレスは共有されておらず、4rd ではない、と BBIX が見解を出しています。




BBIX では「高速ハイブリッド」と称しています。

 

 

これは「IPIP+ IPoE」となっており、このことから MAP-E の固定アドレス方式と同等ではないかと推察されます。

 

 

 IPIP :IPv4 を単純にカプセル化

 

    IP アドレスは Radius 認証されて払い出される

 

 IPoE:IPv6 ネイティブ

 

 

 

ソフトバンクは 数千万の IPv4 アドレスを保有しているといわれ、IPv4 を複数ユーザーで共有する必要性がないためでしょう。



 

したがって BBIX の「高速ハイブリッド」は IPv4 でのポート制限はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ポート開放ができない、または制限がある と、どういう影響があるのでしょうか。

 

 

以下は IPv4 でのポート開放・制限に関するもので、IPv6 の場合は制限はありません。

 

 

 1.外から自宅に VPN で接続(VPN サーバーを立てる)

 

 

   DS-Lite はポート開放ができませんから VPN 接続自体ができません。

 

 

   以下は MAP-E に対してのものです。

 

 

   ❏ 使えないもの(ポート番号を変更できないため)

 

     PPTP   :1723

 

     L2TP/IPsec:1701/4500/500 など


 

   ❏ ポート番号を変更すれば使えるもの

 

     OpenVPN  :標準は 1194

 

     Wireguard :デフォルトは 51820

 

 

     これらは割り当てられたポート番号の一つに変更すれば使えます。

 

 

 

 

 2.NAS や、WEB カメラに外からアクセス

 

 

   DS-Lite はポート開放ができませんから外部からアクセスはできません。

 

 

   MAP-E の場合、割り当てられたポート番号の一つに設定できる場合は
   外部からのアクセスが可能です。

 

 

 

 

 3.家庭内電気機器(エアコンなど)を外から制御する

 

 

   DS-Lite はポート開放ができませんから外部からアクセスはできません。

 

 

   MAP-E の場合、割り当てられたポート番号の一つに設定できる場合は

   外部からのアクセスが可能です。

 

 

 

 

 4.ネットゲームのホストになる

 

   できる場合とできない場合があります。

 

 

 

 5.IP 電話(SIP / RTP)を使う

 

   そのままで使えるものと使えないものがあります。

 


    ❏ 使えないもの

 

     @niftyフォン ほか一部の IP 電話サービス

 

     → 戻りパケットが割当て外ポート番号固定のため戻れないことが原因か


 

   ❏ 使えるもの

 

     ブラステル / SMARTalk / 050Plus / G-Call050 など。

 

 

  

 

 6.自宅の WEB サーバーや FTP サーバーを公開する


   一般公開の場合は標準ポートを使うことが望まれます。

 

   http  :ポート番号 80

   https  :ポート番号 443

   ftp    :ポート番号 21

   ftp-data:ポート番号 20

 

 

  

 

例えば WEB サーバーを一般公開する場合、http(80)または https(443)をポート開放する必要があります。

 

 

ところが 80 や 443 は MAP-E 方式ではポート制限にひっかかり、ポート開放はできません。

 

 

割り当てられたポートの一つ(例えば "12345")を開放し、これを WEB サーバーに割り当てればアクセス可能ですが、

 

 

  http://~~~.co.jp/:12345

 

 

のように開放したポート番号を付加する必要があります。

 

 

自分がアクセスするだけならともかく、ほかの人からのアクセスを許可したい場合は "12345" を付加してもらえません。




これがポート制限ゆえに起こることです。


 

 

 

 

 

これらの制限は IPv4 に対してであり IPv6 の場合はポート制限はありません




 

ポート開放の制限を回避する方法はいくつかあります。

 

 

 

 1.IPv4 で割り当てられたポートに変更する


   MAP-E は可能ですが、DS-Lite 方式はポート開放自体が不可です。



 2.IPv4 ではなく IPv6 でできるならば IPv6 でポート開放する

 

   MAP-E / DS-Lite いずれの場合でもポート開放可能です。

 

 

 3.PPPoE 接続を併用し、PPPoE 配下で使う

 

   IPv4 でのポート開放制限はありません。

   ただし、混雑時の速度が低下することがあります。 


   速度低下は網終端装置の帯域制限のために起こります。

 

 

 4.固定アドレスサービスでポート制限を回避する

 

   固定アドレスサービスはポート制限がありません。








例えばウチでは楽天ひかりの Xpass を使っています。

 

 

Xpass は DS-Lite 方式 ですので、IPv4 でのポート開放はできません。




外出中でも自宅ネットワークに入れるようにするためには、VPN 接続が必要です。

 

 

 

DS−Lite 方式の場合 IPv4 では VPN サーバーのポート開放ができないので VPN 接続できません。


 

 

そこで IPv6 で Wireguard VPN サーバーのポートを開放し、接続できるようにしています。

 

 

 

つまり IPv4 でのポート開放不可問題を IPv6 で解消しているわけです。

 

 

 

 

Xpass 以前は V6プラスでした。

 

 

 

V6プラス時代は IPv4 で割り当てられたポートの一つを開放して Wireguard VPN 接続していました。

 

 

 

 

Xpass に変更するのを契機に、まずは V6プラス で IPv6 によるポート開放をして Wireguard VPN 接続ができるようにしました。




 

これにより、V6プラスから Xpass に乗り換えてもなんら問題なく Wireguard VPN 接続可能になっています。

 




VPN で自宅ネットワークに接続できれば NAS アクセスや WEB カメラ監視、家庭内電気機器類の制御などは自由です。

 

 


IP 電話はブラステルをイエデンで使っていますが、これは Xpass でもそのまま使えています。