2019-09-27

LS210D を元の Linkstation に戻す

別のディスクを用意します。


Debian Server 化したディスクは外しておきます(このディスクに復活もできますが、せっかく Deban Server 化していますので、別ディスクにします)。

同じ WD 製の1TB のものです。


PC(lubuntu)にこのディスクを接続し、次のようにパーティションを切り、第1と第2パーティションを ext3 でフォーマットします。


第1パーティション:1GB: /boot になります
第2パーティション:4GB: /(ルート)になります。
第3パーティション:0.5GB:swap です。



バッファローの当該機種の最新ファームウェアをダウンロードしてきて解凍します。

解凍されてできたファイルのうち、次の2つの拡張子を .img から .zip に替えます。

 initrd.img  ➡ initrd.zip
 uImage.img ➡ uImage.zip


そしてこれらを解凍します。

解凍時にパスワードを求められますが、次のいずれかで解凍できるはずです。


NFM_TUPSBHFNFM_TUPSBHF
1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l
aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4
IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty



LS210D の場合は2番目で解凍できました。



解凍されると、initrd.buffalo と uImage.buffalo が作られますので、これらを作成したディスクの /boot にコピーします。


そして本体にセットし直して(Debian 化したディスクを外して入れ替える)電源を入れます。


最新ファームウェアでのインストールが始まります。

NAS Navigator2 を起動します。


しばらくして、NAS Navigator2 の画面に検出された Linkstation が現れますが、EM モードでエラー認識になっています。

これはファームウェアアップデーターで .ini ファイルを適用しなくてはいけないのですが、
最新ファームウェアで仮りに立ち上がっているので EM モードになっているのです。



ファームウェアアップデーター(update.app)を起動すると LS210D を認識しますので「ファームウェア更新」をクリックしますと正しくファームウェア更新し直しが始まります。



しばらくかかりますが(10分程度)、LED ランプが白く点滅しない状態になったら終了しています。


初期化状態なので、ウェブでアドレス(DHCP サーバーが割り当てたアドレス)を入力しログインして初期設定します。




これで、NAS・LS210D として復活しました。





と、思ったのですがどうやってもデータ領域のフォーマットができず、まったくディスク領域が使えません。





ウェブでログインはできますがダメです。


ssh ログインできるようにしてデータ用パーティションをマウントして、Samba の対象にするも認識しません。



さぁ、困りました。




丸々1日をパーティションの切り直しやタイプをあれこれ変更したりと何度もやり直しますがフォーマットがやはり失敗します。




ネットで情報を漁っていると tftp でなら成功事例がいくつかあるようなので、やってみました。




空いているルーターと Mac と LS210D をつないで(インターネットにはつなぎません)、Mac を 192.168.11.1 にしてルーターは 192.168.11.2 にして DHCP を有効にしておきます。


バッファローの NAS は tftp - get を 192.168.11.1 に取りにいくようです。

また、DHCP からアドレスの払い出しを受けます。ですので、ルーターで DHCP サーバー機能が有効でないといけないようです。


Mac の tftp を起動し、initrd.buffalo / uImage.buffalo を格納したディレクトリを /private/tftpboot にリンクを張ります。


準備が整ったら LS210D の電源をオンにします。


tftp で取りにいきインストールが始まります。


このあたりのやり方はここが詳しく、参考にさせていただきました。




結果はオーライ。



ディスクはパーティションは切らずに、GPT 設定のみのまっさら状態、フォーマットも不要です。


インストール時に LS210D がパーティションを切ってフォーマットもしてくれるようです。

順序的には /boot、/(root)、swap 用のパーティションを切ってインストールしているようです。


一通りインストールが終わると EM モードなので、ここでファームウェアアップデーターでアップデートしようとしますと、ディスクフォーマットをするかどうか聞いてきますので、データ用パーティションのフォーマットはこの時点で行うようです。


その後でファームウェアのアップデートを行い EM 状態がなくなります。


つまり、LS210D として初期化状態で復活したということです。



メデタシ。











0 件のコメント: