2022-01-09

WiFi-6 はあわてて導入しても効果は少ない

 

WiFi の世代と規格は次表に示すとおりです。

 

 

 

 

現時点ではデバイス側がまだ WiFi-6 に対応していないものが多く、WiFi-6 対応のルーターを導入しても、実利は少ないでしょう。

 

 

現在のデバイスの主流は WiFi-5 または WiFi-4 です。



ルーターもデバイスも5Ghz 帯をサポートしている方がより高速で、電子レンジの干渉を受けなくて済みます。



 

 

住戸内の各部屋に LAN 配線化ができている場合はともかく、そうでない住戸の方が多いと思います。

 

 

メッシュ型 WiFi はどうでしょうか。



電波透過性を阻害する金属壁や鉄筋コンクリート壁がない住戸が多いと思われます。

 

 

この場合はメッシュ型 WiFi は有効でしょう。

 

 

 

我が家は 3LDK+1LDK の二世帯型住戸で 3LDK と 1LDK 間が鉄筋コンクリート壁で阻まれています。

 

 

この間は WiFi 中継電波は減衰し、安定した速度での通信ができません。


 

LAN 有線化で乗り越えていますが、メッシュ型 WiFi は導入していません。

 

 

理由は高価で、効果が少ないからです。

 

 

 

各部屋に LAN 配線化できていればメッシュ型よりも WiFi-AP 設置の方がコスパが高いし、故障時の買い替えも安くて済みます。




同じ考え方で、WiFi 中継の方がコスパがよいかも知れません。

 

 

 

 

WiFi-AP または WiFi 中継機器は WG1200HP4 または同等レベルの機器で十分です。

 

 

多くの場合、デバイス側が同等レベル機器以上の速度には対応できていないからです。

 

 

WG1200HP4 の場合、5Ghz 帯は 802.11ac で最大 867 Mbps(実効 644 Mbps)です。

 

 

2.4 Ghz 帯は 802.11n で最大 300 Mbps です。

 

 

 

AQUOS sense5G での 802.11ac 実測では次のような速度状況です。

 

 


 

少し高性能なデバイスでも次のような速度性能です。

 

 


 

 

 

WiFi-AP の性能をより高性能なものにしてもデバイスが追いつかないので意味はありません。

 

 

ルーター兼 WiFi ならば1〜2ランク上の機器にして、ルーター性能を十分に発揮できるようにします。




例えば WG1200HP4 の場合、4,000 円以下で購入できますから、WiFi-AP 利用ならばこのレベルの同等品で十分です。









 

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