2021-02-20

iMac 2019 をセカンダリーディスプレイ化ってできるの?



iMac 2019 が Mac mini M1 購入でお役御免になりました。



下取りまたは、転用をと思っていました。




実は一旦は下取り手続きしたのですが、Apple ID 登録名がローマ字で、証明書の免許証が漢字なので、本人確認不可、とはねられました。



なんとも杓子定規、自動認識と思われますが賢くありません。


人間ならば同じ人物として扱うはずです。



日本の場合は本名とローマ字表記を併記できるようにすれば避けられるはずです。


Apple にはそのように伝えましたが。。。



実際、クレカはカード上はローマ字表記ですが、クレカ会社では本名と紐付けしていますからこんなことはありません。




ヒトではないのでしょう。  


ヒトでなしです(笑)。



ロクでなし、とはいいません(笑)。





Mac の下取りは購入時下取りの場合と、下取りのみでギフトカードで受け取る2種類があります。



たとえば iMac 2019 は購入時下取り査定(仮)では 30,000 円ですが、下取りだけ申し込むと 45,000 円の査定(仮)です。




なぜかギフトカード受け取りの方が高いのです。



購入時下取りがはねられましたので Apple に問い合わせましたら、一旦、購入をキャンセルして返品し、登録名を免許証と同じにして、改めて購入手続きすること、といわれたのです。




あ〜ぁ、面倒。


せっかくセットアップしたのに、またたいへん。



なんだかんだで約1週間かかります(返品・下取り・セットアップ等)。



査定額が高くなるギフトカード下取りだと、一旦 iMac を下取りに出して、ギフトカード入手まで2週間程度かかります。



その間に Mac mini M1 を返品処理し、そのあとで改めて購入手続きするので、また3〜4日かかります。




この間は Mac なし状態の空白が生じます。


(MacBook Air 2012 がありますから完全な空白ではありませんが)





下取りがはねられたのは、下取りに出さない方がいいよ、という「お告げ」かも知れません。




そこで、セカンダリーディスプレイ化ができないかと考えたのです。



iMac を下取りに出す場合、Magic KB / Magic Mouse2 は iMac の付属品ですから下取り時に一緒に出さなくてはなりません。



Mac mini M1 用に改めて Magic KB / Magic Mouse2 を購入すると、下取り価格から数千円しか残りません。




これはアホらしい。






iMac 2019 は ターゲットディスプレイにすることはできません。




Luna Display ならば Mac-to-Mac でセカンダリーディスプレイにできますが、使用者のレビューでは使えなくはないが遅延があって、多少もたつく、ということでした。




ところが、M1 になって、それまでの遅延が 十数ミリ秒〜 24 ミリ秒だったのが 7 ミリ秒になったとのこと。




ならば、いけるかも、ということでドングル(USB−C タイプ)を手配しました。






親機とセカンダリーディスプレイ側の接続は ① 同じネットワークの WiFi で接続、② 同じネットワークの 有線 LAN で接続、③ Thunderbolt-to-Thunderbolt で接続、のいずれかで接続できるとあります。





③ が一番よさげですが、2口ある Thunderbolt のうちの1個をドングルで専有します。


残る Thunderbolt はドッキングステーションとの接続に使用しますので使いたくはありません。




そこで ② の接続にしました。




親機側のアプリとセカンダリー側のアプリを Astropad 社のホームページからダウンロードします。




これをそれぞれの Mac にインストールしてどちらも起動します。




親機側は、セキュリティとプライバシ− → プライバシー → アクセシビリティ と、同じく 画面収録 の許可設定をします(そのように求められます)。



親機側の Luna Display.app のアイコン





セカンダリー機側は、セキュリティとプライバシ− → プライバシー → 入力監視 を許可設定します(そのように求められます)。



セカンダリー機側の Luna Secondary.app のアイコン




  なぜ親機側がグレーの猫シルエットで首鈴(?)なんでしょう。


  なぜセカンダリー機側が黒い猫シルエットでハチマキなんでしょうか。


  猫の自分勝手で気ままな性質を表しているのでしょうか。


  

  まさか Luna Display がそうだということではないですよね Astropad さん




あとはお互いが接続しあって、セカンダリーディスプレイとして動作します。



セカンダリーディスプレイ側には親機の LAN アドレスの入力画面がでますから、4桁目だけ入力すると接続動作に入ります(頭3桁はプリセットされています)。






ドングルが届く前にアプリ同士だけでつながらないか試しましたが、しっかりと「ドングル」を挿すように求められました。



そりゃあそうですよね。


でないと Astropad 社は収入なしに便利に利用されるだけになってしまいますから。





Mac mini M1側の画面(HD表示)



画面の真ん中にあるのが Luna Display の 配置を決める画面です。




セカンダリー側の画面(WQHD表示)







さて、使ってみた感想です。



以下の動作状況は iMac 内蔵 HDD でのモタモタ起動後でも、外付け SDD での高速起動後でも変わりません。



メモリにアプリがロードされてしまえば動作はディスク性能には依存しないからでしょう。





遅延はほとんど感じません。


親機とセカンダリー間でウインドウを素早く移動させてもモタツキはありません。



やはり M1 で瞬発性が上がったのでしょうか。



ちなみに最新版の Luna Display.app は Universal で動作しますから、M1 対応されています。



セカンダリー側でウインドウを動かしますと、動いている間は文字がにじみますがウインドウが止まればにじみはなくなります。



使う上での妨げになるほどではありません。



スクロールなどではこのような動作にはなりませんので、セカンダリー側での作業も難なく行えます。






解像度です。



セカンダリー側の iMac は 21.5" 4K Retina ですが、WQHD までが表示可能で、4K 表示はできません。



WQHD の方が見やすいので、別に差し支えはありません。




親機側はいまは 2K ディスプレイですから HD までの表示です。



現在 4K ディスプレイを手配中で、月曜日には届く予定ですから、そうすれば 4K までの表示が可能になります。


多分、WQHD で使うでしょう。




あと、親機をスリープから復帰させたときにセカンダリー側が表示されるまでに約 17 秒ほどかかります。


再ログイン時もほぼ同様の時間がかかってセカンダリー側が有効になります。



これは親機の起動時間に匹敵します。




再起動時や、再ログイン時にアプリを自動で起動するには、「システム環境設定」→「ユーザーとグループ」の「ログイン項目」タブを開き、ここに "Luna Display.app" を登録追加しておきます。



そうすれば、自動起動されて接続にいってくれます。




なお、セカンダリーも同様に起動時にアプリを自動起動対象にする場合は "Luna Scondary.app" を登録追加しておきます。




これで iMac 2019 をセカンダリーディスプレイ化ができました。





下取りに出さなくてよかった、ということです。








2021-02-14

Thunderbolt3 PCIe 拡張ボックス



M.2 NVMe SSD を Thunderbolt3 ケースに入れて iMac 2019 の外付けブートディスクで使っています。




M.2 NVMe SSD は3つ持っています。



iMac HDD モデル購入時にポイントで入手した 970 EVO plus(250 GB)のほかに、WD Black SN750(500 GB)と KingMax 製(500 GB)です。


現在は WD Black SN750 を外付けブートディスクにしています。



iMac SSD 内蔵モデル並み以上の性能が得られています。



また、Thunderbolt3 ケースは二つあり、一つは予備です。





Thunderbolt3 ドッキングステーションの DP ポート(Active DP-to-HDMI アダプター経由)から FHD サブディスプレイをつないでいます。



この結果、ドッキングステーションに Thunderbolt3 ポートが一つ、空きがあり、他の Thunderbolt3 デバイスを接続することができます。







もう1台の Thunderbolt3 ケースに入れた KingMax 製の SSD は macOS Big Sur のみをインストールしており、 万一の際の予備のブートディスクになっています。



内蔵 HDD も MacOS Big Sur のみにしてあり、予備のブートディスクが2台あることになり、データファイル等は TimeMacine から復元できます。


これらは外付けブートディスクとして使用している M.2 NVMe SSD が壊れた場合に備えています。





TimeMchine は SanDisk 製の SATA SSD(500 GB)です。


読み書き速度は 400 MB/s 前後ですが、バックグラウンドで動作していますので M.2 NVMe SSD ほどの性能は要りません。



970 EVO plus は USB-C ケース(10 Gbps)に入れていますが、中身は空っぽで未使用状態です。




現状は以上です。







さて、Mac は Mac Pro を除き「開かずの密室」なので PCIe カードを増設できません。



MacBook ならばなおさらで、これは Windows Notebook PC も同様でしょう。



例えばグラボやサウンドカード、M.2 NVMe SSD PCIe カードを使用したい場合があります。





こういうときに使えるのが Thunderbolt3 PCIe 拡張ボックスです。




Thunderbolt3 ですから 40 Gbps の高速度で接続でき、マザーボードの PCIe スロットと等価に使うことができます。






例えば次のような構成を考えてみます。







 ① iMac の Thunderbolt3 ポートから拡張ボックスへ接続します

 ② PCIe カードに M.2 NVMe SSD を装着して拡張ボックスの PCIe

   スロットに差し込みます

 ③ 拡張ボックスからドッキングステーションにディジーチェイン接続

 ④ ドッキングステーションの DP ポートからサブディスプレイ接続

 


このような接続にすると、Thunderbolt3 ポートは iMac 本体に1つ、ドッキングステーションに1つ、合計で2つ空きますので、他用途で使う余裕ができます。


拡張ボックスに装着の M.2 NVMe SSD はブートディスクにすることもできます。




拡張ボックスの中には DP ポートがついているものもあり、その場合はドッキングステーションが要らないかも知れません。




グラフィックボードを装着して高性能なゲーム用ディスプレイを接続するといったこともできるわけです。



ワタシはゲームには興味がありませんのでグラボを使うことはないでしょう。




現在使っている M.2 NVMe SSD 用 Thunderbolt3 ケースが壊れても、もう1台、Thunderbolt3 ケース と SSD がありますので、このような拡張ボックスがなくてもすぐに困るようなことはありません。




ただ、Thunderbolt3 ケースに SSD を装着の場合、結構発熱し、50 ℃ 近くまで上昇することがあります。



M.2 NVMe SSD は 80 ℃くらいまでは壊れることはありませんが気にはなります。


また、転がしておくのもなんとなく気になります。




拡張ボックスに入れると通常はファンが付いていますから発熱対策にもなり、ボックスですからなんとなく収まりがいいと思います。





M.2 NVMe SSD 用 Thunderbolt3 ケースが壊れるようなことがあれば、拡張ボックスもいいかな、と思っています。



二つある Thunderbolt3 ケースのうちの一つは常に予備のブートディスクにしておくのです。




と、いうことで、まだ拡張ボックスを入手しているわけではありませんが、調べてみました。





 




2021-02-11

楽天ひかりは乗り換えて正解です


【訂正】  青文字部分は訂正箇所です

 コメントをいただいた方からのご指摘がありましたので訂正します。


楽天ひかりのクロスパスが開通してから1週間が経過しました。



@nifty(V6プラス)に比べ高速度安定していて、ストレスなく使えています。



IPv6 で @nifty ほかのプロバイダーのようには、帯域制限していないそうですから、高速度安定しているのでしょう。



楽天ひかり自体は契約上の開始日である、2月1日よりも前に開通しましたが、クロスパスの開通は3日遅れの 2月4日早朝でした。



2月1日 〜 2月4日早朝 までは PPPoE(IPv4)接続でしたから、混雑時間帯は極端に速度低下していました。



PPPoE(IPv4)の場合、楽天ひかりが原因ではなく、フレッツ光ネクストの回線終端装置の帯域(1Gbps)を、最大 1,600 セッションで分け合って使われることが原因です。



どこのプロバイダーを使っても PPPoE(IPv4)の場合は同じように混雑時間帯の速度低下はまぬがれません。





ですので、一日でも早くクロスパス開通を待ち望んでいました。





1週間ほど使ってみた感想ですが、とても満足です。




DS-Lite 方式か MAP-e 方式かの違いで、本来は帯域・速度面の差異はありません。




差異が生じるのはプロバイダーが「公平制御」という名の帯域制限をしているかどうかです。




また DS-Lite(クロスパスもこの方式)が IPv4 ポート開放ができないのに対して、MAP-e は制限付きながら IPv4 ポート開放ができます。



IPv6 ならばどちらの方式でもポート開放の制限がありません。





実際、我が家の場合はクロスパスで二つほどポート開放しています。


 ◉ Rakuten Casa 接続のため IKE/IPsec のプロトコル/ポートを開放

 ◉ Wireguard VPN 接続用ポートを開放


クロスパスでのポート開放は、V6プラスのときと変わりません。





現在フレッツ光ネクストのプロバイダーで、IPv6 の帯域制限をしていないのは楽天ひかりen ひかりくらいだそうです。




とくに en ひかりは業界最安値です。


 ◉ 戸建て住戸は:4,300円 + 180円(IPv4 over IPv6 利用料)

 ◉ 集合住宅  :3,300円 + 180円(IPv4 over IPv6 利用料)


これで帯域制限なしならば文句なしです。


しかも en ひかりはいつ解約しても解約料はかかりません。


最安値で帯域制限なしならば解約する理由がないでしょう。




楽天ひかりは3年縛りがあり、更新期以外の解約は 9,500円の解約料が発生します。



一方で楽天ひかり楽天モバイルの契約があれば1年間無料です。


1年間で 45,600円分が浮く計算ですからこれは大きい。



楽天ひかりは2年目からは 3,800円/月額 ですから、1年後に違約金を払ってでも en ひかりに乗り換えがお得です


月額利用料に 500円の差がありますから19ヶ月で元はとれます(9,500÷500=19)。


以降はずーっと 3,300円/月額 です。


3年後の解約料がかからなくなった時点で、その時の両社の利用料を踏まえて乗り換えを検討します。


その場合、en ひかりの「転用または事業者変更手数料 2,000円」も考慮します。


なぜ最初から en ひかりにしなかったのかというと、1年間無料は大変オトク感があり、魅力的だったからです。







2021-02-10

他サイトから見える、自局の IP アドレスを調べてみる



「接続元ipアドレス確認」で検索するといくつものサイトがヒットします。



その中の一つに www.cman.jp というサイトがあり、Google 検索ではトップにヒットします。




このサイドにアクセスすると、以下のような情報が得られます。



これは iMac からこのサイトにアクセスしたときのものです。



最初に「接続元 IP アドレス」が表示されていますが、このアドレスは 楽天ひかり の クロスパス から付与されたアドレスです。











ブラウズしただけでこれだけの情報が相手サイトからは見えているということです。



ある意味コワいですねぇ。




例えば スマホで Wireguard VPN で接続し、このサイトをアクセスしたときに、同じアドレスになっていれば、それは自局を経由しているということになります。



つまり、


 スマホ(VPN で楽天モバイル回線をトンネルし自局に接続)

    → 自局・Wireguard サーバー

      → インターネット

        → www.cman.jp  


という経路を通っていることにほかなりません。



もし、楽天モバイル回線をトンネルしていないと、楽天モバイル回線のインターネット接続点のグローバルアドレスになっています。


楽天モバイルの場合は端末に付与するアドレスは 10.〜.〜.〜 というプライベートアドレスですから、楽天のゲートウェイルーターを通ってインターネットにアクセスしています。




これは VPN 接続時のトラヒックが正しくその VPN サーバーを通っているかどうかの検証になります。




外部の VPN サービスでも同様ですからこうして検証できます。








2021-02-07

MacBook Air 2012 を iMac 2019 から シェアする



「シェアする」とは、iMac 2019 のマウスが MacBook Air の画面と共有でき、キーボードもまた、マウスポインターのある画面で共有できるということです。



「共有できる」というのは、マウスを動かすと iMac から MacBook Air との間でポインターを自由に行き来できて、ポインターのある画面でキーボードもまた使える、ということです。




これには次のようなアプリがあります。



 ・Share Mouse(2画面までは無料、3画面以上は有料)

 ・Teleport(無料)

 ・Synergy(有料)



ということで無料の Teleport を使ってみました。




各画面間でコピペやファイル類のドラッグ&ペーストなどができたりするかどうかがこれらのアプリの機能の違いとしてあるようで、さらに有料か無料かの違いがあります。




本当は MacBook Air 2012 を iMac 2019 のサブディスプレイにしたいと考えたのです。



現在 iMac にはサブディスプレイが接続されていて、2画面操作はできます。


これに MacBook Air を加えて3画面化をしようと思ったのです。



そうすればさらに作業性が向上するかも知れない、と考えたわけです。




MacBook Air 2012 も iMac 2019 も Catalina 以降でサポートされている Sidecar 機能はサポート対象外ですから、サブディスプレイ化はできません。



どちらかがサブディスプレイ化できれば、実体験できます。



Sidecar はできませんが、代わりに Luna Display または Duet Display を使えば Mac-to Mac でどちらかを他方のサブディスプレイ化ができそうです。



どちらも有料で前者はドングルを USB-C または mini Display Port に挿して使うようになっています。


後者はソフトウェアだけで構成されています。




Luna Display の方がスムーズに動作するようですが、約1万円かかりますので、気軽には試せません。



そこで、まずは無料で似たような体験をしようと思ったのです。



つまり3画面の間を自由にカーソル移動させ、カーソル位置のアプリのウインドウを操作して有用性を確かめてみたのです。



厳密には MacBook Air のサブディスプレイ化ではありませんが、マウスとキーボードが同じ感覚で使える疑似体験用として Teleport を導入してみました。





実際にカーソルを動かすと、3画面では移動量が多くて少々疲れます。



さらに、3画面で別々のアプリのウインドウを表示できるのはいいのですが、考えたほどには作業性が上がらないのです。



2画面(メインの iMac 画面とサブディスプレイの画面)での方がむしろ作業性は上です。



というわけで、2画面で Mac-to-Mac で サブディスプレイならばありでしょうか。



Mac-to-Mac はちょっと別のことも考えていて、そのためにもこのような体験をしてみました。

 



3画面は私には過剰です。




最終的に MacBook Air のサブディスプレイ化は諦めました。



Luna Display を早まって買わなくてすみました。