次が元のパーティション情報です。
# fdisk /dev/sdb
Welcome to fdisk (util-linux 2.27.1).
Changes will remain in memory only, until you decide to write them.
Be careful before using the write command.
コマンド (m でヘルプ): p
Disk /dev/sdb: 931.5 GiB, 1000204886016 bytes, 1953525168 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 4096 bytes
I/O size (minimum/optimal): 4096 bytes / 33553920 bytes
Disklabel type: gpt
Disk identifier: 6BD1341E-9C42-44E8-8DAA-38B028E4B527
デバイス Start 最後から セクタ Size タイプ
/dev/sdb1 34 2000000 1999967 976.6M Microsoft basic data
/dev/sdb2 2000896 11999231 9998336 4.8G Microsoft basic data
/dev/sdb3 11999232 12000000 769 384.5K BIOS boot
/dev/sdb4 12000001 12000001 1 512B Microsoft basic data
/dev/sdb5 12000002 14000000 1999999 976.6M Microsoft basic data
/dev/sdb6 14000128 1937500159 1923500032 917.2G Microsoft basic data
Partition 1 does not start on physical sector boundary.
Partition 4 does not start on physical sector boundary.
Partition 5 does not start on physical sector boundary.
コマンド (m でヘルプ):
後で気づいたのですが、パーティション6の後ろが6GBほど未割り当ての状態です。
なぜ、未割り当てがあるのか、理由はわかりませんが、バッファローの他の機種でも数GBほどの未割り当てがあるようです。
この領域に debootstrap で debian を落として chroot で切り替えて使う、ということをされた方がいます。
こういう使い方もありかも知れません。
その方は LS410D0201X でおやりになっていました。
sdb3 はタイプが BIOS boot で、ほかはすべて Microsoft basic data になっています。
それぞれのパーティションは次の用途と思われます。
sdb1 : /boot
sdb2 : /(root)
sdb3 : BIOS boot
sdb4 : 不明
sdb5 : おそらく swap
sdb6 : データ領域
また、元々はバウンダリがよくなくて少し性能低下しているかも知れません。
今回は fdisk でパーティションを設定しますので、バウンダリがきっちりします。
元々に合わせてパーティションを切ります(上のサイズとまったく同じでなくてもよくて、およそ同程度のサイズでいいようです)。
sdb1 = 1GB
sdb2 = 5GB
sdb3 = 384KB
sdb4 = 1KB
sdb5 = 1GB
sdb6 = 残りすべて
という切り方です。
後で判明した、オリジナルの LS210D にあった最後の未割り当て空き領域(パーティション6の後ろ)6GB は確保していません。
パーティションを切ったら、タイプをそれぞれ変更します。
コマンド (m でヘルプ) に対して t を入力するとパーティション番号を聞いてきますので、sdb3 以外は 11 (Microsoft basic data の意味) を入力します。
sdb3 は 4 (BIOS boot の意味) を入力します。
w で設定を反映させて fdisk から抜けます。
sdb1 と sdb2 は ext3 でフォーマットします。
sdb6 はフォーマット不要です(してもどうせ、NAS が立ち上がったあとは「破損」状態ですから、このときにフォーマットします。1〜2分で済みます)。
sdb1 を適当なディレクトリにマウントし、そこに以下のファイルをコピーして置きます。
LSUpdater.ini
hddrootfs.img
initrd.buffalo
initrd.img
linkstation_version.ini
u-boot-ls210.buffalo.updated
u-boot.files
u-boot.img
uImage.buffalo
uImage.img
2つだけでは NG です。
どれが必要か必要でないかはわかりませんから、ファームウェアを展開してできたこれらすべてのファイルを念のために /boot に置きました。
筐体に装着して電源を入れます。
tftp のときのような赤点滅7回は2回ほど繰り返しますが、も放っておけば自然と進行します。
また tftp では本当に取りにきていて転送されているかの経過を見れないので、なんとなく不安ですが、それもありません。
2分程度経過したら、Navigator2 画面で EM モード状態を確認できますので、アップデーターでファームウェアを正しくアップデートし直します。
このときに tftp のときのようにディスクのフォーマット要求はきません。
7回赤点滅を13回程度繰り返しますが、2〜3分で白点滅に変わります。
その後、白点滅や赤点滅(短い)しますが、放っておけば白点灯になり終わっています。
およそ、7〜8分でアップデートは済みます。
ファームウェアのアップデートが正しく終われば初期設定可能です。
まずは、パスワードと IP アドレスを設定します。
次にディスクのフォーマットです。
ディスクを開くと「ディスク1 破損 - - -」と以前はなっていてフォーマットはできなかったのですが、今回は「ディスク1 破損 WDC WD10EZEX-22M 924.5GB - -」とディスクを認識しています。
「フォーマット」でディスクフォーマットが始まり、ほどなくして「完了」となり、無事フォーマットができました。
このあと DLNA 対応フォルダを作成したあとで DLNA 設定に移ります。
DNLA は未起動状態で、「起動」してもできません。
「データベースの初期化」でエラーになるのですが、システムからは再起動で反映される、とメッセージがでますから NAS を再起動します。
NAS 再起動後に DLNA は起動状態になりました。
完全フォーマットは要りませんでした。
ほかのクライアントからも見えるようになります。
あとは、その他の設定をし、ssh で入れるようにすれば完了です。
tftp よりも簡単で、ハードルが若干低く、ルーターも要らず、確実かも知れません。
当初のパーティションの切り方がまずくてフォーマットができなかったようです。
データ領域は sdb6 に切らなければいけなかったようです。
つまり、やり方は悪くはなかったが、パーティション設定がよくなかった、ということでした。
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