外付け起動ディスクにするのは Thunderbolt3(または 4)接続の M.2 SSD MVNe タイプです。
※ M.2 とは SSD の接続端子について定めた規格の名称です
※ NVMe とは「Non-Volatile Memory Express」を略した呼び名です
SSD のようなフラッシュストレージに最適化された通信プロトコルです
これはマザーボードの PCIe スロットに装着したことと等価な扱いを受け、性能的に内蔵SSD に比して遜色ありません。
※ PCIe とは拡張バスや拡張スロットの接続規格を指す名称です
※ NVMe を通信プロトコルとしている SSD の接続規格は PCIe です
USB 3.2 に比べ Thunderbolt3(または 4)は高速です。
伝送速度は次のようになっています。
・Thunderbolt3/4 :40 Gbps
・USB 3.2 Gen 2x2:20 Gbps
・USB 3.2 Gen 2 :10 Gbps
外付け起動ディスクの作成手順は下記 1️⃣ 〜 4️⃣ です。
1️⃣ 起動ディスクを作成する外付け SSD をフォーマットする
(APFS ファイルシステム/GUID パーティションマップ)
2️⃣ 起動ディスクに macOS Ventura をインストールする
3️⃣ CCC6 で現在の起動ディスクから新しい起動ディスクに完コピーする
4️⃣ 新しい起動ディスクで再起動し、確認する
元の起動ディスクから完コピーされているのを確認する
注:3️⃣ 項について
TimeMachine からはファイル/フォルダの復元コピーのみ
CCC6 は環境設定も含めた完全コピーで、コピー時間が早い
具体的な操作は以下に示します。
1.Mac をいったんシステム終了する
2.macOS を復旧起動する(以下は Apple Silicon の場合)
Mac の電源ボタンを長押しし、起動オプションが読み込まれるまで押し続ける
起動ディスク選択と、オプションが表示されたら、電源ボタンから指を離す
3.オプションをクリックする
4.「macOS Ventura を再インストール」をクリックする
・使用許諾契約条項への同意
・インストール先ディスクの選択
・オーナー(Mac のログインユーザー)を選択
・オーナーのパスワード(Mac のログインパスワード)を入力
5.Ventura のインストールが始まる → 30 分程度かかる
・移行アシスタントはパスする(左下の "今はしない" をクリック)
・AppleID / Password を設定する
・利用規約に同意
・コンピュータアカウントを作成
6.起動ディスクを元のディスクにして再起動する
7.CCC6 で 元の起動ディスクから新しい起動ディスクへコピーする
CCC6 では 起動可能な OS コピーをしないので最初に macOS をインストールしておく
OS 以外を CCC6 で完コピーする
※ TimeMachine は起動ディスクが壊れたときの復元に使用する
CCC6 は有料ライセンスですが、試用期間が1ヶ月あり、この「試用」で完コピーできます。
起動すると CCC6 の画面に重なって、試用かライセンス購入かを求められます。
「試用」をクリックするとこのダイヤログは閉じて CCC6 の画面になります。
ソースをクリックし、コピー元のディスクを指定します。
コピー先をクリックし、コピー先のディスクを指定します。
右下の [開始] をクリックするとコピーが始まります。
コピー量にもよりますが 100GB の場合、1分程度で完了します。
CCC6 のよいところは壁紙やその他の自動起動アプリ設定など環境設定を含めてすべて完全コピーできるところです。
なので、ファイル/フォルダの復元だけの TimeMachine よりも使いやすいのです
以上で新しい起動ディスクを作成できました。
内蔵SSD の万が一のエラーに備えて、外付け起動ディスクを作成しておくことができます。
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