2023-05-06

中華スマホなどの余計なアプリを削除または無効化する

 

 

中華スマホには余計なアプリが満載で、アンインストールできず、無効化もできない機種が大半です。

 

 

中華スマホはコスパに優れていて国内のキャリアや MVNO が扱っています。

 

しかしながら、バックドアや情報漏洩の疑念があり、米国など一部の西側諸国では締め出しされてます。 



ここではこれらの疑念には触れませんが、余計なアプリを削除(アンインストール)または無効化する方法について記載します。

 

余計なアプリを無効化/削除(アンインストール)することで、少しでも情報漏洩リスクを減らせるかも知れません(?)。


 

 

 

手順は以下です。

 

1.adb コマンドで削除・無効化を行う


adb コマンドは Android SDK Platform Tools を PC(または Mac)にインストールすれば使えるようになります。


Android SDK Platform Tools のインストールに関しては "Android SDK Platform Tools" でウェブ検索してください。

 

 

adb コマンドで削除または無効化するのですが、このコマンドではアプリ名ではなく「パッケージ名」で削除または無効化します。

 

 

 

2.アプリの「パッケージ名」がわかるアプリをインストールする


スマホアプリのパッケージ名がわかるアプリは、「Aplin」というアプリです。

 

Google Play Store から、adb コマンドを適用するスマホにインストールします。

 

"adb shell pm list package" コマンドでパッケージ一覧を得ることもできます。

 

 

 

3.スマホの開発者向けオプションを有効化する

 

「設定」→「端末情報」の「ビルド番号を7回連打」すれば、「システム」に「開発者向けオプション」が現れます。

 

開発者向けオプションの「USB デバッグ」をオンにします。

 

スマホと PC(または Mac)を USB 接続します。


「充電接続」か、「ファイルを転送接続」か、「写真転送接続」かを問われますので、「ファイルを転送接続」を選びます。




 

ここまでで準備は完了です。

 

 

 

実際に無効化を行うには最初にターミナルから "adb devices" と打ち込みます(% はコマンドプロンプト文字)。

 

% adb devices% はコマンドプロンプト文字)

List of devices attached
4cb7dac8    device


のように、デバイスコードが返ってきます。

 

これが返ってくれば USB デバッグモードでスマホと PC(または Mac)がつながっています。



もしもデバイスコードが返ってこないようであれば、最初から確認し直してください。



 

adb コマンドで、アプリパッケージを無効化または削除(アンインストール)するには次のコマンドを打ちます。



無効化の場合:
% adb shell pm disable-user --user 0 パッケージ名

 

有効に戻す場合:
% adb shell pm enable パッケージ名
 

 

削除(アンストール)の場合:
% adb shell pm uninstall -k --user 0 パッケージ名



無効化の場合は有効化でもとに戻すことができますが、削除の場合は改めて Google Play Store からインストールが必要です。

 

 

Aplin アプリで OPPO 機の "HeyTap Cloud" アプリ(パッケージ名:com.heytap.cloud)が無効化された状態を確認した画面が下記です。

 

グレーアウトは無効化されていることを示しています。

 


 

 

"HeyTap Cloud" アプリは次の adb コマンドの打ち込みで無効化されます。

 

% adb shell pm disable-user --user 0 com.heytap.cloud



Aplin アプリでパッケージ名を確認しながら adb コマンドで無効化または削除(アンインストール)していきます。





 

 

 

 

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