2018-06-13

IP 電話サービスはどこがいいか(再)

IP 電話サービスは色々ありますが、主だったところは次のようなものでしょう。

○ 050plus
○ FUSION IP-Phone Smart(SMARTalk)
○ LaLa Call
○ ブラステル
○ 番外:ひかり電話

ほかにも G-Call50、050Call、Biglobe フォンや Nifty フォンなどがありますが、番外のひかり電話を除くと実用に即していると思われるのは上記の4つくらいでしょう(異論はあるかも知れませんが)。


このうち、050plus と LaLa Call は月額料金が発生します。


ブラステルと FUSION IP-Phone Smart は月額無料ですが、1年間有料使用(有料通話)がない場合に解約されてしまいます。

これは最小課金で有料発信すれば、その時点から1年に延びますからすれば済む話しで大したことではないのですが、このことをとても重く考える人たちがいるのも事実です。


国内通話料は、
          050plus    ブラステル  SMARTalk  LaLa Call
 固定電話向け  8.64円/3分   8.64円/3分 8.64円/30秒 8.64円/3分
 携帯向け     17.28円/1分 14.58円/1分 8.64円/30秒 8.64円/30秒

となっています。

加入者同士はいずれも通話料無料です。



また、ブラステルは有料発信の冒頭に「○○分ご利用いただけます」「ブラステルのご利用ありがとうございます」という余計なアナウンスが流れ、煩わしさを感じます。

最初のアナウンス途中でダイヤルパッドから **(アステリスク2つ続けて)打てば消え、2つ目のアナウンスでもう一度 ** と打てばこれも消えて接続に行きます。

これはブラステル同士以外のときに流れ、050Free アプリを使っていても流れます。


相手呼び出し始めまで約 10秒かかリますので、その間無音よりはいいだろう、ということかも知れませんが、携帯電話のように「プッ プッ プッ …」「プルルルー  プルルルー …」のようにした方がいいと思います。


また、このアナウンスの前に CM が流れることがあり、これは何? と思う人もいるでしょう。

この CM はサポートに電話して「流さないで欲しい」といえば即座に対応してくれ、次からは流れなくなりますが、「何分話せます・・・」「ブラステルのご利用・・・」は現時点では消せないそうです。

消すように強く要望してはいますが。


ただ、ブラステルは加入に際して唯一クレカを必要としませんので、加入障壁は低い、といえますし、個人情報を登録せずに匿名で使うことも可能です。




利用者は、というと 050plus が 300 万アカウントといっていますからダントツですが、ホントにそんなに使っているの? という疑念を持っています。

というのも、050plus はひとクセあって標準アプリでは遅延もあり、使い勝手は必ずしもよくはないからです。

遅延はかなりあり、私の受け止めでは使い物にならないレベルです。
音声ストリームがサーバー経由していると思われ、これが大きいのではないかと。



GS Wave に設定したときは遅延はさほどには感じませんが、問合せに対する 050plus のサポートからはあくまで 050plus で使えといっていて感じよくありません。


050plus 同士ではもっといいのかも知れませんが、これは検証していませんのでなんともいえませんが、一般電話や携帯電話が通話先の場合は(これが殆どと思います)遅延が無視できません。


LaLa Call もまた同様の仕組みですので、どうでしょうか。
こちらは試用していませんのでなんともいえません。

050plus アプリ以外のソフトフォンアプリが使えないのも評判が悪い。

SIP 情報をハッキングすれば使えるソフトフォンアプリもありますが、すべてではありませんし、ハッキングは誰しもできるわけではありません。
また、サポート対象外です。


さらに 050plus 側が着信側のときに、050plus 側が切断しても発信側には BYE が流れないという障害(仕様?)があります(当初からの障害《と思っています》で今だに改修されていません)。

かけた相手が陽に切断しない場合、タイムアウトで切れるまで1分くらいかかり、その間は通話料課金は続いてしまいます。

本件は 050plus サポートに問い合わせ中です。

本件は 050plus アプリを使っていても 20 秒くらい引っ張られ即断しません。

サポートからは、こちらの環境的な問題、スマホの設定問題ではないか、との回答でラチがあきません。

あくまで、真面目に調査する気がないようで、大変に感じが悪い。

まぁ、なんとか使えば使えるがオススメできない、という結論ですね。



050plus は検証用に使っているだけですので実害はありませんが、これを実際に使っている人たちはどうなんでしょうか。



LaLa Call もまた SIP 情報が非公開でこちらはまだハッキングされていないのでほかのソフトフォンアプリが使えません。

パケットキャプチャーしてアクティベートと呼び出しまではした方がいらっしゃるのですが、音声が通らず諦めたそうです。

その方によると 050plus に似て TLS/SRTP が使われているようです。

LaLa Call は試用したことがありませんので、よくはわかりません。




050plus や LaLa Call に限らず、他のソフトフォンアプリが使えないのはすこぶる評判が悪い。

というのも、各社の「標準アプリ」はどれも出来が悪すぎるからです。


できの悪いアプリを押し付けられ、いいアプリで使うこともできないというのは、提供側の頑なな自己満足性のためでしかありません。

LaLa Call などはその典型事例みたいで、利用者の声ではこのことが度々取りあげられていますが、聞く耳持たず、という感じで困ったもんです。。




ネットに飛び交う情報を散見する限りではブラステルの評判がいい印象です。

Acrobits、CSipSimple、Zoiper、GS Wave などで使われていて、あまり 050Free や Cloud Softphone(Acrobits の機能限定版で 050Free のベースになっています)の評判は芳しくないようです。

ブラステル以外の通話先への発信時のアナウンスがなくなって、留守電できるようになればいうことはないのですけどね。

私の場合は Asterisk がありますから留守電は対応できていますが。。。



FUSION IP-Phone Smart は通話料金が高めなので、着信用には使うけど発信用では使わない、という人たちが少なからずいるようです。

しかし転送・留守電は優れていますので、ブラステルと組み合わせるという使い方もあります。




G-Call50 はブラステルのリバースプロキシを使っているみたいです。
ブラステルの他事業者番号への発信時のアナウンスが煩わしい人はこちらを使う手があるかも知れません。

また G-Call50 は留守電機能もありますし、推定ですがブラステルのリバースプロキシを使っているなら、ブラステル同様に複数デバイスへのレジスト/同時着信鳴動が可能と思われます。

本件はホームページには複数デバイスでのレジストはしないで欲しいと記載されていますけど。




私の場合、アナログアダプターを介してブラステル電番の1つをイエデンにしていますが、同じアカウントをスマホにも設定しており、外でもイエデンにかかってきた電話を受けることができ、これまでにも何回もそういうことがありました。

外でスマホで受けても、全く問題はなく、相手も拙宅にかけて、私が普通に自宅で受けて話している、と思っているようでした。

いったん、電話を切った後にまたコールしてきたこともありますが、もちろん問題はありません。









2018-06-12

GS Wave に 050Free / FUSION IP-Phone Smart / 050plus を収容する

GS Wave にこれまではブラステルの IP 電話を 050Free に代えて収容していましたが、今回 FUSION IP-Phone Smart と 050plus も追加で収容してみました。

現在、050 電番は、

❏ ブラステル --- 4つ(イエデン用1つと、家族用3つ。あと1つ7月に追加予定)
❏ FUSION IP-Phone Smart --- 2つ(Fax 受信専用1つと検証・留守電用1つ)
❏ 050plus --- 1つ(検証用1つ)

合計で7つ保有しています。



基本料は、すべて合わせて 0 円ですから、保有するのために月額料金は一切発生しません。

050plus はホントは 300円(税抜)/月額 がかかるのですが、ウラがあって無料です。

7つも持ってどうするの? といわれそうですが、実用と検証のためです。


ということで、それぞれの GS Wave での設定を記載します。
触れていない項目は GS Wave インストール時のデフォルトのままの項目です。

共通設定事項

 ○ Advanced Settings
   ▷ GENERAL SETTINGS
   - Edit Before Dial:オフ
    ・オンの場合、電話帳に登録された番号にハイフンが含まれている場合、
     発信エラーになる。
     発信前に相手番号編集できるので、ハイフンを取り除く必要がある。
    ・オフの場合、ハイフンが含まれていても正常発信される。
   - Default Account Registration Notification:オン
   - Vibrate When Ringing:オン
   - Start on Boot:オン
  ▷ CALL SETTINGS
   - Use hard encoder:オン
  ▷ AUDIO SETTINGS
   - Noise Reduction Level:Low
  ▷ NETWORK SETTINGS
   - Network → 2G/3G/4G/WiFi すべてチェック
   - STUN Server Setttings:未使用だが "stun.l.google.com:19302" を設定
   - Random Port:オン050plus はオンが必須。他はどちらでも可)

 ○ Custom Settings:お好みで

 ○ Debug
   - Report Bugs:オフ
   - SIP Message Trace:通常時オフ(検証時オン)
   - SIP Message Retention Period:検証時は1day or 3days



【ブラステル】イエデンを含めてスマホへの設定(イエデンは外へ持ち歩くため)
       別途イエデンはアナログ電話アダプター HT701 に設定収容

  ○ Account Settings
   - Account Name:ブラステル電番(”050 xxxx xxxx” を設定)
   - SIP Server:"softphone.spc.brastel.ne.jp"
   - SIP User ID:ブラステルカードのアクセスコード欄の USER ID 8桁の数字
   - Password:ブラステルカードのパスワード欄の英数字(変更していればそれを)
   新規追加時は右上のマークのクリックを忘れずに。
   あとで修正等は可能です。
  ▷ GENERAL SETTINGS
   - Activate Account:オン
   - Set as Default:1つだけならチェックされている。複数アカウント登録時は
            主アカウントにチェックする(あとで変更自由)
  ▷ CALL SETTINGS
   - Ringtone:お好みで
   - Use # as Dial Key:オフ
  ▷ SIP SETTINGS
   - Register Expiration (m):1(分)
    → 通常はデフォルトの 60 分でいいが、ファーウェイなど一部のスマホの
     スリープ時の不着信を防止したい場合1分にする
    - Only Accept SIP Requests from Known Servers:オン
   - Check SIP User ID for Incoming Invite:オン
  ▷ CODEC SETTINGS
   - Preferred Vocoder
    → WiFi:PCMU/GSM が必須。あとはお好みで
        設定したら、右上のマークのクリックを忘れずに。
    → 2G/3G/4G:(同 上)
        同じく、右上のマークのクリックを忘れずに。
 


【FUSION IP-Phone Smart】Fax 受信用は Asterisk に収容。以下は通話用の設定

  ○ Account Settings
   - Account Name:FUSION IP-Phone Smart電番(”050 xxxx xxxx” を設定)
   - SIP Server:"smart.0038.net"
   - SIP User ID:USER ID(050電番の ”050" を除いた8桁の数字)
   - Password:FUSION IP-Phone Smart から通知されたパスワード
         (変更していればそれを)
   新規追加時は右上のマークのクリックを忘れずに。
   あとで修正等は可能です。
  ▷ GENERAL SETTINGS
   - Activate Account:オン
   - Set as Default:1つだけならチェックされている。複数アカウント登録時は
            主アカウントにチェックする(あとで変更自由)。
  ▷ CALL SETTINGS
   - Ringtone:お好みで
   - Use # as Dial Key:オフ
  ▷ SIP SETTINGS
   - Register Expiration (m):1(分)
   - Only Accept SIP Requests from Known Servers:オン
   - Check SIP User ID for Incoming Invite:オン
  ▷ CODEC SETTINGS
   - Preferred Vocoder
    → WiFi:PCMU/GSM が必須。あとはお好みで
        設定したら、右上のマークのクリックを忘れずに。
    → 2G/3G/4G:(同 上)
        同じく、右上のマークのクリックを忘れずに。


【050plus】

最初に SIP 情報をハッキングします。
これは、NTT コミュニケーションズからは公式には通知されない情報です。

以下の電話番号欄に 050plus の電番を入力し、パスワード欄に 050plus のパスワードを入力して「送信」ボタンをクリックするとその下の図のようなテキスト情報が得られます。

入力する ”パスワード” は 050plus アプリ設定時に必要なパスワードで、以下にある "パスワード" や "Authenticaionパスワード" とは異なります。


電話番号 : パスワード:     




これをもとに以下の設定をします。

  ○ Account Settings
   - Account Name:050plus 電番(”050 xxxx xxxx” を設定)
   - SIP Server:上で得られた"SIP-GWアドレス"
   - SIP User ID:上で得られた"ユーザ名"
   - SIP Authentication ID: 上で得られた"Authenticationパスワード"
   - Password:上で得られた"パスワード"
   新規追加時は右上のマークのクリックを忘れずに。
   あとで修正等は可能です。
  ▷ GENERAL SETTINGS
   - Activate Account:オン
   - Set as Default:1つだけならチェックされている。複数アカウント登録時は
            主アカウントにチェックする(あとで変更自由)。
  ▷ CALL SETTINGS
   - Ringtone:お好みで
   - Use # as Dial Key:オフ
   ▷ SIP SETTINGS
   - SIP Port:5075 に設定
   (共通設定「Advanced Settings」→ NETWORK SETTINGS → Random Port
    を一旦オフにし、ここに戻ってきて変更する。その後 Random Port を再びオン
    に戻す)
   - Transmission Protocol:TLS
   - Register Expiration (m):1(分)
   - Only Accept SIP Requests from Known Servers:オフ
   - Check SIP User ID for Incoming Invite:オン
   ▷ NETWORK SETTINGS
   - Outbound Proxy:上で得られた"SIP-GWアドレス"
  ▷ CODEC SETTINGS
   - Preferred Vocoder
    → WiFi:PCMU/G729 必須あとはお好みで
        設定したら、右上のマークのクリックを忘れずに。
    → 2G/3G/4G:(同 上)
        同じく、右上のマークのクリックを忘れずに。
   - SRTP Mode:Enabled And Forced
   - Enable SRTP Key Life Time:オフ



以上です。


050plus を GS Wave に収容したのはおそらく国内初ではないかと思います。
(国内初ならば、世界初でしょう(w))




これでブラステル / FUSION IP-Phone Smart / 050plus の3種類の VoIP アカウントがGS Wave に一本化できました。

3種類の VoIP アカウントすべて、2時間程度のスリープ時は Doze から抜けてプッシュ着信するのは確認しました。

Deep Doze は、ブラステルについては問題ないことを確認済みですが、FUSION IP-Phone Smart と 050plus はまだ検証中です。




【2018/06/16 050plus 着信検証結果】

夜に放置して翌朝、着信確認した結果2晩続けて着信 OK でした。
Deep Doze からちゃんと復帰して着信していますので、おそらく問題ないとみていいでしょう。

ブラステルと 050plus が問題ありませんから、FUSION IP-Phone Smart も問題ないと思います。


【2018-06-19 追記】

 FUSION IP-Phone Smart と 050plus は Deep Doze でも着信することを確認しました。


P10 Lite はスリープ中に WiFi が切れ、レジスト失敗状態に陥る事があり、この場合1回目は不着信、引き続き2回目は着信する、という障害があるようです。

ファーウェイ機種は結構この事象が発生していて、おそらく Google Play開発者サービスからの処理をファーウェイ側でミスっているのではないかと推定しています。





【ちょっと便利な使い方】

Premium Dialer というアプリがあります。

これと組み合わせると、通常発信をいつでも GS Wave にできます。
「電話」アプリから発信しても GS Wave に自動的に切り替わって発信できます。

普段は GS Wave で発信し、特別な場合だけ(117などの3桁サービスや緊急番号向けなど)携帯電話から発信するように使い分けるのです。

この使い方だと、通常発信は 050 から発信できますので固定電話向けも携帯電話向けも通話料がとても安くて済みます。

ブラステルの場合では、

 固定電話向けは   8.64円/3分
 携帯電話向けは 14.58円/1分

ですから、携帯電話からの発信に比べて、固定電話向けは3分で1/6、携帯電話向けは少し安くて1分につき 2.7円 ほど安くて済みます。

MVNO のプリフィックスよりも1分当たり 5.42円安くて済みますから、もうプリフィックスサービスは使う必要性すら感じません。

さらに国際電話の場合は格段に安くて済みます。

例えばフランスの場合、ブラステルは 3.99円/1分です。

ドコモの国際電話料金だと平日は 108円/30秒(夜間等 78円/30秒)ですから、1分話すだけで実に 54倍もの差になります。



具体的な Premium Dialer の設定は次のようにします。

アプリを起動すると最初に設定画面がでます。
一番上の「通話アプリ選択」は最初は「オフ」になっていますから、これにチェックを入れます。
すると権限で「電話」「連絡帳」へのアクセス許可を求められますので「許可」し、改めてこの画面でチェックを入れます。




次に「通話アプリ自動選択設定」をクリックします。




「通話アプリ選択自動化」にチェックを入れて「電話番号種別設定」をクリックします。




図はすでに GS Wave に設定されていますが、各項目をクリックすると「編集」できますので、GS Wave にしていきます。

上から「フリーダイヤル」まで GS Wave に設定します。




それより下の部分は変更しなくても結構です。

2つ前の画面まで戻ります。

「通話アプリ一覧表示設置」をクリックします。





「常に表示」を「GS Wave」と「電話」だけに設定し、ほかは「表示しない」にします。

スクショでは LINE 電話のプリフィックスを表示設定していますが、これはしなくても結構です。

1つ前に戻ります。

「プリフィックス設定」に移りますが、先に記載のとおりブラステルは十分に安い通話料ですので、ここは設定しなくても大丈夫です。

設定の場合は、次のように設定します。




1つ前に戻り、「通話履歴設定」を行います。




上2つにチェックを入れ「記録対象アプリ設定」を行います。




 GS Wave のみにチェックを入れて2つ戻り、最初の設定画面に戻ります。
「高度な設定」 画面に移り、上から4つにチェックを入れ、戻ります。




「LINE out専用」設定を開き、「メニュー追加」をチェックオフにします。




以上で設定は終わりです。

念のために、最適化しないアプリの設定をしておきます。


以上の設定で、GS Wave からのみならず、連絡帳や電話アプリから発信先番号を選べば、GS Wave が自動起動されて、GS Wave から発信されるようになります。


このときに GS Wave の「Advanced settings → GENERAL SETTINGS → Edit before Dial → オフ」にしておくと、連絡帳に登録した番号にハイフンが含まれていても正しく呼び出しされます。


ハイフン以外の ".( )[ ]{ }/" など(Zoiper ではスプリット文字にデフォルト定義されている)の文字が含まれていた場合にどうなるのかについては未検証です。










2018-05-21

050 plus は実用に向かない -- ことはないかも知れない

【2018/06/11 再検証で通りました】

再検証によって変更・追加した箇所は青太字で示しています。


050 plus を使う機会があり、試用してみましたが実用には耐えないそう、という結論に達しました。


まず、050 plus 公式アプリでの使用ですが、少し遅延があり、ともすれば聞き返すことがあるレベルですので、実運用には安心して使えない、と感じました。

遅延は 0.5秒くらいの感じですので(実測はしていません)、これを使えると判断するかどうかは個々人の受け止め方次第、といえます。


次に、GS Wave に 050 plus の SIP 情報を下記のように電番とパスワードを設定してハッキングし、その結果をもとにソフトフォンへの設定をしました。

これは、ブラステルと併用する場合にソフトフォンを使い分けないで済むようにとのことからです。


電話番号 : パスワード:     



レジストされ、発着信はしますが、音声はどのように設定しても通りません




 通らなかったときの設定に対して、次の項目を変更しましたら、チャンと通ります。
 しかも、殆ど遅延もなく、音声もきれいです。

  ❏ Account Settings → 当該 050plus アカウント
   ❏ Register Expiration (m) : 1 (分)
   ❏ Preferred Vocoder : PCMU, G729 をこの順で有効化
   ❏ SDP Bandwidth Attribute : Media Level
   ❏ SRTP Mode : Enabled And Forced
   ❏ Enable SRTP Key Life Time : オフ

  ❏ Advanced Settings → Random Port : オン

 「Advanced Settings → Random Port : オン」でないと音声が通らないことが
 判明しました。

 「SDP Bandwidth Attribute : Media Level(デフォルト)」でよい。
 「Enable SRTP Key Life Time : オン」だと遅延が大きい(Zoiper並みに遅れ)。
 「Preffer Vocoder」は、他 SIP や固定・携帯電話とのコーデック互換を考慮
 すると、PCMU(G.711μ)が良い(050plus 同士の限定利用なら G729 あり)。

 Zoiper での遅延や音質に比べると雲泥の差で良い、といえる状況でこれなら使えると
 思います。

 さすがに GS Wave です




Zioper はどうか、というと音声がちゃんと通りますが、050 plus 公式アプリよりも遅延がひどくてとても使えません。

1秒くらい遅延がある感じです。


GS Wave には TLS/SRTP を有効設定できるのですが、何故か音声が通らず、Zoiper では同様の設定で通ります。

GS Wave で通らないバグなのか、プロトコルの処理方法の違いなのかわかりません。
あまり深く調べてはいません。



また、050 plus が着信側のとき、着信側が切断しても発信側は即切断せず、この点も問題です。




これについては、GS Wave でも引き続き発生する事象です。
着信側が 050plus の場合、着信拒否されても発信側は切れません。
これも問題です。


これらは 050plus が標準的な SIP プロトコルをとっていないのが原因です。

つまり、切断時に BYE を投げずに、自分は勝手に切断しているせいです。
発信側がタイムアウトで切れるまで時間を要します。

この間、発信側には課金されていますから、050plus の重大な問題点です。

これを5年以上前に指摘した方がいらっしゃるのですが、いまだに改善されていません。

発信側が切断のときは、受信側(050plus 側)はチャンと切れます。



また、050plus が発信側のときは、発信側でも受信側でもどちらが切断しても相手側も切断します。



と、いうことで 050 plus を試用した結果では使えません使えそう、というのが私の場合の結論ですが、切断問題は残ります




今夏、娘一家が帰省の折りに彼らに使わせる電番として 050 plus もその候補に、と思いましたが、ブラステル電番をもう一つ確保することにしました。

お互いに無料で通話できますし。



彼らは、Orange モバイルのロックがかかった iPhone なので日本国内では使えません。

Android 機は現在空いているのが1台だけで、一つは仏に出かけていますから、それは持ち帰るようにいいました。

それでももう1台不足なので、購入しました。

これについてはまた後日、記載したいと思います。










2018-05-12

公的 DNS サービス 1.1.1.1

Cloudflare(本社:SF, CA USA)が APNIC の所有する 1.1.1.1 を使って公的 DNS サービスを本年4月1日より開始しました。

この DNS サービスは Google よりも速く名前解決でき、しかも Google のようにアクセスしてきたユーザーの IPアドレスは記録しない、といいます。

公式サイトは https://1.1.1.1/ja-jp/ になります。


1.1.1.1 の公式ホームページより抜粋

確かに世界最速をうたっています。

実際にどうなのか、dig で調べたのが以下です。




Google が 45ms に対して 1.1.1.1 は 7ms と、6倍以上の差があり非常に高速です。

ちなみに、プロバイダ(V6プラスなので JPNE)の場合が一番下の結果で、18ms です。


実は試しに 1.1.1.1 を4月下旬から使っていましたが、本日(5月12日)未明から(?)障害で何時間かアドレスを引けなくなりました。

この記事を書いている 16:00 には回復していました。
どれくらいダウンしていたのかは公式ホームページにも言及がないのでわかりません。

4月にも一度障害があったようで、数時間(?)使えなかったようです。

その時も公式アナウンスはなかったようで、ここらあたりがまだ運用面でも課題を残していますね。


今後、安定性・信頼性が増せば Google に代わる存在になるかも知れません。


結局はプロバイダの DNS サービスに戻しました。

何倍も速い、といっても数ミリ秒〜十数ミリ秒の範囲ですから、体感的に速さも遅さも感じることはできません。

よって、プロバイダの DNS サービスで十分、です。


しかも、プロバイダの DNS サービス異常があった場合は大抵の場合接続自体も切れることが多いと思いますし、公的 DNS を使ってそれが安定していても、プロバイダの接続が切れれば結局は無駄なことですし。


DNS サービスの速さを比較するのに、なぜかスピードテストするヒトがいますが、何か大いなる勘違いをされていますね。


同様に、8.8.8.8 を使えばネットが速くなる、なんて喧伝しているヒトもいますが、名前解決の速さは全体的な速度に比べれば超・微々たるものでしかありません。


ということで、巷のウソを見抜けるくらいにはなりたいものです。








2018-03-22

IP 電話アプリと IP 電話サービスについて思うこと

ネットで「IP 電話アプリ」で検索すると、多くの場合 「IP 電話サービス」と、そのサービスに括り付けになっている「アプリ」が混然としてヒットしますが、これは正しくありません。


「IP 電話サービス」とそれを使うための「アプリ」は本来は区別されてヒットして欲しいと思いますが、情報を提供する人たちがこのような不明瞭な記事を記載しているので誤った判断をさせてしまっているのが実情です。

「IP 電話アプリ」の検索ではあくまで「アプリ」がヒットするべきで、「IP 電話サービス」は付随的であるべきです。

そうでないと、これから IP 電話を使おうとしている人たちに正しい情報を伝えていないことになります。


確かに「IP 電話サービス」の中には括り付けアプリでないと使えないものもありますが、「アプリ」を自由に選んで使えるものも少なくありません。


誤った検索結果が、優れた「IP 電話サービス」や「IP 電話アプリ」を埋没させているかも知れないのです。


「IP 電話」をよく知る人たちはこのことを理解していますが、そうでない人たちから見ると、「IP 電話」を使ってみたいけどメリットやデメリットが分かり辛く、躊躇あるいはうまくいかないケースに遭遇する結果になって諦める、ということになりかねません。


私見ですが 2016 年秋頃以降は IP 電話サービスの品質は格段に向上しているように感じます。

また、アプリも進化してきているように思います。


固定電話のみならず、モバイルでもそのまま実使用できるレベルになってきています。

これはネット環境の進化(LTE/WiFi)とサービス事業者やアプリ開発元の努力の成果だろうと思います。


LINE の通話機能(発信番号のない通話のこと)が当初よりも格段に向上して、いまやモバイルでも問題ないレベルになっているのと同様で、私も身内や親しい人とは 殆ど LINE 通話で済ませています。



一般的に「IP 電話サービス」は NTT 等の固定電話並み通話料で済んだり、携帯電話通話料に比して格段に安く通話できます。


かっては「IP 電話サービス」の品質(遅延性、音声品質)が決していいものではない時代があり、「IP 電話アプリ」もまたよくないものが多くありました。

品質はいまや殆どの IP 電話サービス事業者(ITSP といいます)で改善されてきているように思います。

一方アプリはというと、残念ながら優れたアプリはほんの一握りです(品質や機能性、使い勝手など)。

多くの場合括り付けアプリは役に立っていないという現実があり、そのために括り付けアプリでしか使えない「IP 電話サービス」は避けた方が無難です。



アプリを自由に選んで使える IP 電話サービス


(それぞれに括り付けの専用アプリがありますが、使わないで後述の IP 電話アプリをオススメします)

ブラステル
FUSION IP-Phone Smart
G-Call050
050Call

など。


括り付けアプリ(専用アプリ)でしか使えない IP 電話サービス


LaLa Call
050 Plus
(SIP 情報をハッキングすればアプリを選べ、方法はここに記載されています)

など。



それぞれの IP 電話サービスについてはリンクを張っていますので、詳細はクリックしてください。



また、固定ネット接続サービスとして V6 プラスを使っている場合には、使えるかどうかを考慮する必要があります。




私がブラステルをイエデンでも使用し、モバイルでも使用している理由はいくつかあるのですが、デメリットよりもメリットを採ったためです。

【ブラステルのメリット】
・加入料/月額基本料が無料
・通話料は IP 電話サービス事業者の中で最安値クラス
・高品質で安定
・0120 への発信ができる
(すべての 0120 への発信ができるわけではありませんが多くの場合可)
・複数端末に同一アカウントを登録できる(ブラステルだけの特長)
・V6 プラスでも問題なく使える

【ブラステルのデメリット】
・通話料はプリチャージ方式(最低チャージ額 500 円、または 2,000 円)
(これはチャージした金額以上には使えませんが、万が一アカウントを乗っ取られても
 それ以上の被害に遭わないメリットでもある)
・アカウントの有効期限が1年
(最後にチャージまたは有料発信から1年間がアカウントの有効期限。発信さえすれば
 そこから1年間有効なので、事実上期限なし、とできる)
・転送機能はあるが、大もとの発信者番号は通知されない(転送元ブラステル番号になる)
・留守電機能がない
・緊急電話(110/119等)や3桁サービス(104/117/177等)を使えない
(これはブラステルのみならず、ほかの IP 電話サービスに共通的に使えない機能)
・発信時に、チャージ金額残高に見合う通話時間がアナウンスされる
(煩わしい感じがしますが "**" アスタリスク2つを入力すればアナウンスを回避可能)



また、FUSION IP-Phine Smart も併用していますが、加入料無料/月額基本料が無料であることと、着信通知機能や留守電・転送機能に優れていて、ブラステルと転送機能を併用することで利便性が向上するからです。


IP 電話アプリの方は、私がオススメなのは

Grandstream Wave
Zoiper(LITE 版よりも Beta 版の方をオススメ。Pro 版はオススメしません)

の2つです。

これらの2つについては当ブログの中で設定等について記載していますのでご参考ください。



その他以下のようなアプリがありますがあまりオススメはしません。
過去に試用した限りでは優れモノではなかった、というのが理由ですが、ひょっとしたら最新版ではよくなっているかも知れません。

CSipSimple
MizuDroid
Cloudwire
Acrobits
3CX

など。