親機である AX50に続き、WiFi6(11ax)対応の中継機である RE505X の性能を検証してみました。
RE505X の仕様は次のようになっています。
11ax / ac / n / a 5 Ghz:1201 Mbps
11n / g / b 2.4 Ghz: 300 Mbps
RE505X は 中継機 / 11ax 子機 / ブリッジモード(アクセスポイント)の3つの使い方ができます。
1.中継機モードは親機に WiFi 接続した場合です
2.子機モード
中継機モードの 1形態なのですが、LAN でデバイスを接続すると
そのデバイスは 子機モードになります。
現時点では 11ax 子機デバイスは PCIe 接続タイプしかありませんが、
RE505X を使用すると LAN 接続できるデバイスならば 11ax 子機として
動作が可能になります。
3.ブリッジモードはルーター側から LAN で接続した場合です
今回の検証では、3項以外の転送性能を測定しました。
測定は例によって iperf3 を使います。
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次のような結果となりました。
親機と中継機の間を WiFi5(11ac)で接続の場合と、WiFi6(11ax)で接続した場合について検証しています。
iperf3 での転送性能では 11ax 接続の方が 1〜2割程度、速くなっています。
しかしながら、インターネット下り速度の方は 11ac 接続の方がわずかばかりですが速いという逆の結果になっています。
何回か測定しましたが、傾向は変わりません(不思議です)。
中継機と MacBookAIr は 11n / 5GHz で、2 ストリーム / 最大 300 Mbps ですので、これが関係しているかも知れません。
いずれにしろ、子機モードでは 6 m 以上離れて 500 Mbps 以上を確保できます。
子機モード時のインターネット下り速度も 300 Mbps 近くでています。
ルーターへの LAN 接続時で 710 〜 740 Mbps ですから、かなりの速度といえます。
11ac ドングルでも買ってきて 11ac での検証をしてみるといいかも知れません。
なお、RE505X の WiFi6 は 5GHz のみとなっていて、現在のファームウェアでは【ブリッジモード】時に 11ax 設定ができません(モード選択メニューにでない)。
TP-Link のサポートによれば、UI のバグで「a / n /ac 混在」モードで 11ax も機能するということで、次期ファームウェアで改修する、としています。
本来は「a / n / ac / ax 混在モード」と「ax のみ」も選択できるようにするべきです。
(AX50 はそのような設定方法になっています)
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