2023-12-10

楽天モバイルを4Gでテザリング試験運用中

 

 

5Gでスマホでは DL: 300 Mbps / UP: 50Mbps 前後でていましたが、家庭内ネットワークにつないで Mac で測定すると思ったほどには速度がでません。

 

DL: 70 〜 80Mbps / UP: 20Mbps 程度です。

 

これでは5Gで期待したほどにはなっていません。

 

 

 

それなら4Gでもよいかも知れません。

 

4Gならば書斎でつかみますので、以下の条件を満足できるネットワーク構成がし易い。 


1.テザリングでの接続数制限を越えて使えるようにする

  → 最大11接続の制限内でおさまるやり方を考える

 

2.主回線なので Rakuten Link を Mac mini M1 で発信可能にする

  → スマホと Mac mini M1 が同じドメインが条件

  → 着信は OPPO Reno9 A に無条件転送する

    OPPO Reno9 A は代替スマホで IIJmio SIM が挿してある

 

3.マウスとキーボードを Mac mini M1 と iMac 2019 の間で共有

  → teleport.app で共有しているが、同じドメインが条件

 

4.Mac のディスクアクセスが tailscale VPN でできるようにする

  → tailscale の Subnets & Exit Node を可能にするためには tailscale 用
    デバイスをどこに置くのがいいか



 

 

これらを満足する構成が次図です。

 


 

このときの楽天モバイルのアドレス割り当て状況は次のようになっっています。

 

 ・グローバルアドレス      :133.106.190.41

 ・ims で割り当てのアドレス   :10.91.165.187

 ・テザリングのゲートウェイ   :192.168.23.81

 ・テザリングの割り当てアドレス :192.168.23.0/24

 ・Gateway Router 配下の機器   :192.168.abc.0/24

 

 

つまり CG-NAT を挟んで2重NAT 状態です。

 

上図のようにさらに Gateway Router を介して HT701(ATA)を接続しており、3重NAT 状態ですが、NAT 越えできていますので、イエデンはまったく問題ありません。





USB-LAN 変換器は GOPPA CR45H という USB 給電ができるタイプです。

 

AQUOS sense6 から LAN に変換して取り出していますが、同時に AQUOS sense6 に給電もしています。

 

AQUOS sense6 は 90% 充電でダイレクト給電となって、バッテリーへの充電がストップする機能があります。

 

 

つまりつなぎっぱなしでもバッテリー劣化の心配はありません。

 

昨日から 20時間つけっぱなしですが 89% でダイレクト給電中のまま、充電状況に変化はありません。

 

 

 

ただし、給電用の USB を外すとテザリングが切れますから注意です。

 

 


 

Mac は Rakuten Link デスクトップ版を動作させるためにイーサネットテザリングと同じネットワークセグメントに置いています。


その他の機器は Gateway Router:GL-AXT1800 を介して別セグメントになっています。

 

AXT1800 はまた WiFi-AP でかつ tailscale サーバー設定しています。

 


 

なので、AQUOS sense6 から見える同時接続数は3台(Mac mini / iMac / AXT1800)です。



それ以外のスマホや、タブレット、家庭内制御機器類はすべてこの Gateway Router 配下です。


今の段階では en ひかり回線とは切り離したネットワークにしています。



もしも en ひかり回線を解約の場合は、en ひかり回線に接続の機器類も Gateway Router 配下に組み入れることになります。



192.168.23.0/24 に居る Mac から、192.168.abc.0/24 に居る WiFi-AP や HT701(ATA)、EP807AB(プリンター)などへのログインや印刷を可能にするため、ポート転送設定しています。


 

AXT1800 の管理画面からのポート転送設定では、ポートを範囲指定できませんので、LuCi で設定しています。

 

【ネットワーク】→【ファイアウォール】と進み「Port Forwards」タグで、以下のように追加設定します。

 


 

これより前記の機器への Mac からのログインや印刷が可能になっています。

 

 

AXT1800 自体は ssh / http をポート開放しており、これも Mac からログインや ssh が可能です。

 

こちらは管理画面から設定できます。

 

 

 

なので、Mac はセグメント:192.168.23.0/24 ですが、別セグメント:192.168.abc.0/24 にいるかのように扱えます。

 

 

 

 

書斎での AQUOS sense6 による 4G実測では、

 

 ・DL:20 ~ 70 Mbps

 ・UP:15 ~ 45 Mbps

 

です。

 

 

20 / 15 Mbps は昼の時間帯の速度です。

 

ほとんど毎日お昼はこんな数字です。

 

 

ほかの時間帯は DL:30 Mbps 以上でています。

 

 

スマホ単体での速度とイーサテザリングで接続の Mac での実測ではほとんど速度低下はありません。

 

 

下図は Mac での実測値です。

 

 

2023-12-11 8:00 頃の実測値

 

ping 値やジッターもモバイル回線だと思えばまぁマシな方でしょう。

 

悪くはありません。

 

イエデンからスマホ電番に電話をかけてみましたが、遅延やノイズはまったくありません。

 

 

 

昨日から 20時間ほど連続運転中です。

 

 

イエデン用の HT701(ATA)のランプ状態を見ればインターネット接続状態かどうかが一目でわかります。

 

 

昨日昼からテザリングしていますが、今朝みたときもちゃんと接続状態でした。



 

 

ちょっと困ったのはスマホアプリのアップデートです。

 

結構時間を食います。

 

なので WiFi 接続中は自動更新にしておきましたら、夜間に3台が更新されていました。



 

しばらく試験的にこれで運用してみます。

 

 

 

 

 

 

 

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