2025-01-10

Termux をファイルマネージャーでアクセス ⇨ Android のエディターが使えるようになる

 

Termux のストレージは Termux でしか見えません。


termux-setup-storage コマンドで Androd の内部ストレージを Termux でアクセスできるようになりますが、Android 側からは見えないのです。

 

Android 側からアクセスできるようにするにはいくつかの方法があります。

 

Android 側からアクセスできると Android のエディターアプリから Termux のシェル作成・編集が GUI でできるようになります。

 

Termux でシェル作成・編集は CUI で行うのが基本で、Emacs などは GUI っぽくしてはいますが CUI で、とても操作性がよくありません。

 

 

Android 側からアクセスできるファイルマネージャーをスマホのホーム画面に配置したものが次図です。

 

いくつものファイルマネージャーは必要ないのですが、事例的にインストールしました。

 

実際に使って便利なのは です(これを開くと Termux の home ディレクトリの中身が一発で表示されます)。

 


      ⑥:Acode エディター(コード自動整形機能あり)

      ⑦:Simple Text Editor(コード自動整形機能なし)

 

 

1.Android の Files のアクティビティをショートカット化(

https://bike8615.blogspot.com/2024/11/termux_20.html

Files は Android に標準装備されていますが隠されていて通常は使えませんが、アクティビティをショートカット化すれば使えるようになり、Termux のストレージをアクセスできるようになります

 

 

2.Files by Google を使う(

https://bike8615.blogspot.com/2025/01/termux-android.html

 

 

3.Termux WiKi で紹介のファイルマネージャーを使う 

https://wiki.termux.com/wiki/internal_and_external_storage

この記事内の「Access Termux from a file manager」箇所に2つほど推奨ファイルマネージャーが紹介されています

 

 

調べた限りでは以上が Android 側から Termux のストレージをアクセスできるファイルマネージャーです。

 

 

Android 側からファイルマネージャーで Termux のストレージをアクセスできると、Google Play Store からインストールしたエディターで Termux のシェルを作成・編集できます。

 

 

冒頭の画面コピーにはエディターを2つインストールしていますが、Termux で使うのは Acode で、Simple Text Editor の方はほとんど使いません。

 

 

さらに Acode や Simple Text Editor から Termux のディレクトリやファイルが直接アクセス可能になります。


エディターから新規にシェルを作成してファイルマネージャーを経由せずに任意の Termux のディレクトリへ格納でき、作成したシェルの編集時にファイルマネージャーを経由せずに開くことも可能になるのです。


 

次の画面コピーは Acode から直接に "SW_stat.sh" という作成済みのシェルを開いた画面です。

 


 

 

同様に Simple Text Editor から直接 Termux のファイル(シェル)を開き、編集することもできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-01-08

Termux のディレクトリとファイル操作を Android アプリで可能にする

 

下記記事で特別なファイラーをショートカット化すれば扱えるようになる、と紹介しました。

 

Termux のディレクトリやファイルを Android 側でも操作できるようにする

 

記事では、Android のドロワーにも現れず、ホーム画面に配置できない隠されている特別な標準の「ファイル」のアクティビティをショートカット化して Android のホーム画面に配置すれば操作可能になるとしました。

 

 

今回 Files by Google でも扱えることを発見しました。

このアプリを開くと次画面のようになります。

 



 

一番下に「内部ストレージ」と「その他のストレージを参照」が表示されますが「その他のストレージを参照」 をタップすると次画面になります。

 

 


 

「バグレポート」という箇所をタップします。

「システムトレース」が表示される機種(?)もあります。


その場合はどちらをタップしても構いません。

 


 

 

現れた画面で左上の 部分をタップすると次画面になります。

 


 

一番下にある「>_ Termux 空き容量: 92.62GB」という箇所をタップします。

 

Termux の home ディレクトリ一覧が現れますので、操作したいディレクトリをタップすればアクセスできます。

 


 

 

「ファイル」をショートカット化した場合に比べて少し手順がかかりますが、Termux のディレクトリやファイルを操作できるようになります。

 

 

Termux は Android を root 化しなくても Linux 環境を扱えますし、各種のパッケージのインストール、コマンド利用やシェル作成・編集が可能になります。

 

一方、Termux 側からコマンドラインで Androiud の内部ストレージ: "sdカード" は操作できますが(termux-setup-storage 実行が必要です)、Android 側からは Termux のディレクトリやファイルは見れません。

 

見れるようにする方法が本記事や、冒頭の記事に記載した方法があるのですが、これらの方法はほとんど紹介されていません。

 

本記事で紹介の Files by Google による方法は多分ほかでは紹介されていないと思います。

 

 

Termux に詳しい方でも Android 側からは操作できない、としている方々が多いようです。

 

 

「ファイル」ショートカットによって Termux のファイルが Android 側からも操作できるようになると、Termux のシェル作成・編集にエディターアプリが使えるようになります。

 

私は Simple Text Editor(無料) と Acode(F-Droid 版は無料)を使っています。

 

前者は コード自動整形機能はありませんが、後者には備わっています。

 

 

 

Termux の CUI によって vim や nano などで編集することに比べて、Android のエディターアプリにより GUI で格段に操作性が向上します。

 

また Gboard 入力で日本語も入力できます。