2020-03-07

M.2 NVMe SSD の Option ROM 搭載と非搭載




Mac では Option ROM の搭載/非搭載を意識することはありませんが、PC(Windows or Linux 用)のマザーボードによって、非搭載の場合には原則的にその SSD で起動できないようです。


AKIBA PC Hotline! 「最新SSDのキホン(2014/9/8)」に以下の記載があります。

PCI Express接続のM.2 SSDには、Option ROM搭載製品と非搭載の製品がある。搭載品は、基本的にどの環境でもOS起動を行なえるが、非搭載品は、対応マザーボード以外ではOS起動を行なえない。



Amazon で M.2 NVMe SSD を購入した後で、Amazon から「質問に答えてください」というメールを貰うことがままあります。



その中で、「Mac xxxx モデルで使えますか」とか「Option ROM は搭載されていますか」というような質問を受けることがあります。



Mac の場合はモデルや年式によって SATA タイプだったり、NVMe タイプだったりしますし、またスロット形状が特殊(Mac 固有形状)なので、「換装」できるかどうかを見極める必要があります。



Apple のサポートページで「Mac xxxx のモデルを識別する」ページに当該年式のモデルについての仕様が記載されていますのでその内容を確認します。



中を開けて改造すると Apple の サポート対象外になりますからココから先は自己責任になります。


次に、「中を開けて換装可能かどうか」を確認する必要があります。



例えば iMac は原則的に中を開けられない構造です。

基本的に換装はできないと考えた方がいいでしょう。





MacBook 系は裏蓋を外せばマザーボードが現れますが、SSD の換装が可能かどうかはその構造を見極めて、自分の手に余るようなら諦めることが肝心です。


裏蓋外しも専用のねじ回しが必要です。




中を開けられる機種でも実際に換装するとなるとかなりの熟練を要する機種もありますし、比較的に簡単に換装できる機種もあります。


換装可能となった場合でもスロット変換アダプターを探してこれを用意する必要があります。










PC(Windows or Linux 用)の場合は PCIe スロットがあれば、これに M.2 NVMe アダプターに SSD を装着し、これを PCIe スロットに差し込んで使用することになります。



このときに Option ROM や、ドライバーの有無が問題になるのですが、基本的には通販サイトだけの情報で安心してはいけません。




「SSD のメーカーサイトでその SSD の仕様を確認」して「当該 OS での動作確認状況」
を見て判断することが大事です。



または、OS とその SSD での使用実績もいくつかの事例で確認することです。








「換装」ではなくて「外付け」の場合はハードルが大きく下がります。



「外付けで起動できるかどうか」は Windows の場合は実績を確認することですが、単にデータ用デバイスとしてならば問題はないでしょう。





Mac では「外付け起動ディスク」に簡単に設定できますので、"Option ROM 搭載 / 非搭載" は気にする必要はありません。






【 ま と め 】


・SSD のタイプを見極める。

  SATA タイプか、NVMe タイプかなど。


・SSD の仕様と動作確認状況をメーカーサイトで確認する。

  通販サイトでの質問・回答は鵜呑みにしない・期待しないこと。

  使用者レビューを参考にすることはよいが、あくまで自己責任です。


・換装をするのか、外付けでの使用か。

  外付けでの使用が無難。





以上を気をつけて使用することをおすすめします。









6 件のコメント:

猫村 さんのコメント...

OptiPlex 3020->https://amzn.to/3zmfs0b->https://amzn.to/3PPvMgM Acronis True Image for Crucial 適用 M.2 NVMe ブートできず 起動後認識する 

bike86-3 さんのコメント...

猫村さん、おはようございます。

お聞きになりたいのはなんでしょうか?

この情報だけではよくわからないのですが。

「dell のoptiplex 3020 に GLOTRENDS M.2 PCIe NVMe 4.0/3.0 変換アダプターを挿し、 Crucial SSD P2シリーズ 500GB M.2 NVMeを装着したが、ブートできなかった。
起動後にSSDとしては認識できるが、起動ディスクにはできなかった。」

ということでしょうか。

本文冒頭にも記載していますが、オプションROM 搭載のSSD でないと起動ディスクにはできないPCがありますので、それに当たっているのではないでしょうか。

猫村 さんのコメント...

おはようございます 「起動後にSSDとしては認識できるが、起動ディスクにはできなかった」です。 そのご、Option ROM NVMe と Clover EFI というものをUEFIとWindows10との間に挿む方法 を見つけました。 よそですがhttps://bit.ly/3zIBRWH 難しすぎて理解できません というところまで来ました。

bike86-3 さんのコメント...

猫村さん、こんにちは。

>https://bit.ly/3zIBRWH
見ました。

同じ dell-PCですね。書かれているとおりにすればできそうですね。
UEFIはPCのブートローダーです。
これがまず動作開始して、WindowsOS をキックして起動するわけです。

このサイトに書かれているのは、UEFI とWindowsOSの間に Clover EFI というファームウェアをはさみ UEFI->Clover EFI->WindowOS とすればSSDを起動ディスクとして認識する、ということではないでしょうか。


ウチにはWindowsPCがありませんので、追試できません。
Mac はオプションROMの有無に関係なく起動ディスクにできるので、こういう問題には幸いにして遭遇していません。

うまくいけばいいですね。

猫村 さんのコメント...

ありがとう ヤッてみます MACだったんですね。
MAC用の なにかが有ったんですが MACなので判りませんでした。
https://bit.ly/3OOc9Vb
それと123+と言うドライバーを買いました。
https://amzn.to/3oMMBgo

bike86-3 さんのコメント...

猫村さん

Mac ではブートローダーユーティリティは不要です。

NVME SSDにmacOSインストーラーでインストールして、そのSSDを起動ディスク設定して再起動すると、起動用SSDで起動できるのです。

ウチには Mac mini M1 / iMac2019 / MacBookAir2012がありますが、そのうち iMac はHDDなので、高速化のために外付けの NVME SSDを起動ディスクにして iMacを起動できるようにしています。

Mac mini M1 は内蔵が高速SSDですが、これも外付けSSD を予備起動ディスクにしています。

万一内蔵SSDが壊れたときに慌てないで済むようにしています。

ディスクは TimeMachine というMac独自のバックアップ機構でバックアップしていて、さらに別にバックアップをとって2重3重の対策をしています。