2022-10-08

楽天Link でハンズフリー [その2]

 

 

Rakuten Link はデフォルトの電話アプリにすることができません。

 

このことが Bluetooth をサポートできない理由です。

 

また、ユーザー補助機能の「電源ボタンで通話を終了する」こともできないのです。

 

 

本記事は Android を前提に記載しています。

 

 

iOS の場合は、相手が Rakuten Link ではない場合、標準電話アプリに着信します。

 

相手も Rakuten Link 時は、こちらも Rakuten Link に着信します。



 

 

 

【2022-10-10 一部修正】

 プロファイルとタスクをブラッシュアップしました

 (画面コピー部分とその説明が一部修正)

 

 

楽天Link でハンズフリー [その1] での Tasker の設定を見直し、修正追加しました。


 

Rakuten Link が Bluetooth 未対応のため普段はログオフして標準電話アプリに着信させ、発信時にログインして使うのが結構煩わしいのです。


ピュア VoLTE の安定性や音質も捨てがたいのですが、やはり利便性が優先します。


Rakuten Link をログイン状態のまま Bluetooth 接続時の着信問題を解決するべく楽天Link でハンズフリー [その1] から一晩考えて、なんとかできるところまでやってみました。

 

 



[その1] での問題点は Rakuten Link への着信が安定しなくて、ときに標準電話アプリ着信になることでした。

 

 

そこで、まずは Rakuten Link への着信の安定化をはかります。

 

データ通信を楽天モバイルにすると不安定さが増すようなので、デュアル SIM のもう一つの SIM である OCNモバイルONE をデータ通信 SIM にします。


楽天モバイルをデータ通信 SIM にすることに比べて、Rakuten Link 着信率が大幅に改善されました。


どうもウチのエリアは楽天モバイルの電波状態が安定的ではないようなのです。

 

 

 

一方、標準電話アプリへの着信は、アプリ設定で Bluetooth 接続時は「自動応答」にしてあります。

 

 

よって、Bluetooth 接続時は Rakuten Link または標準電話アプリのどちらに着信しても自動応答されます。

 

 

そこで Rakuten Link 着信時の自動応答を Bluetooth 接続時に機能し、切断時は通常着信するように Tasker を修正します。

 

 

 

自動化ツールである Tasker のプロファイルですが、4つあります。

 

なお、Tasker と連携させるアプリとして AutoInput、TouchTask、ButtonMapper も使います。

 

また、Tasker と ButtonMapper 連携は Tasker のダミー機能である TaskerSocondary を介しておこなっています。 


 

一番上の「LinkCalled」は [その1] で作成した Rakuten Link 着信時の「自動応答 Task」用プロファイルのアップデート版です(名前を変更しました)。

 

 

if 条件での帯部分は、通知領域で着信が通知されたときの応答ボタンのタップです(スマホがロック解除されているときの呼び出しの場合)。

 

の帯部分は Rakuten Link アプリが起動されたときの応答ボタンのタップです(スマホがロックされているときの呼び出しの場合)。

 

通話音量ボタンは、ヘッドセットが一定の音量になるように設定しています。
 

 

2番目は、Bluetooth 機器の接続状態がオンならば「LinkCalled」プロファイルをオンにし、自動応答を有効にします。

 


 

3番目はBluetooth 機器の接続状態がオフならば「LinkCalled」プロファイルをオフにし、自動応答を無効にします。

 


 

 

つまり、Bluetooth 機器の接続状態で Rakuten Link への着信に自動応答するかどうかを決めています。

 

この事例ではヘッドセット HPS04 接続の有無で判別しています。

 

ナビを対象にする場合はナビの Bluetooth 名を判定対象にします。

 

 

 

これによって、Bluetooth 接続時は Rakuten Link への着信でも、標準電話アプリへの着信でも自動応答になります。

 

 

Bluetooth 非接続時は通常着信になりますので、スマホの着信操作で受けることになります。

 

 

 

この方法ならば、Bluetooth サポートしていない Rakuten Link の着信に自動応答が可能になり、ハンズフリー通話ができるようになります。



 

さて、Rakuten Link の終話は次のいずれかの方法になります。

 

 ① 相手が切るまでそのままにする → 自分も切れます

 ② Rakuten Link 画面の切断ボタンをタッチ

 ③ 音量ボタンを「電源ボタンで終話」の代わりにする

   音量ボタンのアップを押したら終話になるように自動化

   Rakuten Link 画面の切断ボタンを自動タッチします

   このようなプロファイルとタスクを作成するのです


本体の音量ボタンでは切れますが、ヘッドセットの方からは切れません。



その後、

 

 ④ Button Mapper と Tasker を連携させ、ヘッドセットボタンで切断

 

ができるようになりました。

 


4 番目のプロファイルの最初のアクションですが、Button Mapper によってヘッドセットボタンが押されたことを検出、Tasker 連携して Rakuten Link の 📞 ボタンのタップで終話します。

 

二番目のアクションはホームボタン をタップしてホームに戻す処理です。

 

 

これによっておそらくナビの場合でも、終話ボタンで切れると思われます。

 

ナビについては今週末までに検証する予定です。

 

 

【2022-10-13 追記】ナビについて検証しました

ナビの 📞 ボタンはヘッドセットボタンとは同じ扱いにはならず、残念なことに切断できません。

 

また音量のアップ/ダウンボタンもスマホ本体のものしか認識しませんので、ヘッドセットやナビの音量ボタンで終話するようには設定できません。

 

通話相手の切断でこちら側も切れるという「受動的な切断」に頼るしかないのでしょうか。






ハンズフリーで電話発信する場合は、標準電話アプリでの発信を Rakuten Link に置き換えるやり方でできます。

 

これは Rakuten Linkサポーター か、Premium Dialer を使ってできます。

 

 

 

 

おまけ

 

Tasker で作成したプロファイルの試験のために、IIJmio から Rakuten Link への発信テストは、ナント 250回以上になりました。

 

IIJmio は 5分カケホが付いていますので 250回かけても通話料は無料です。



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