Android Auto 接続時の Bluetooth 接続オプションの [メディアの音声] はオフにしておく必要がありました。
Spotify や Amazon Music の楽曲再生不安定の原因はこの設定にあったようです。
【Bluetooth 設定画面】
T86-174C35 がディスプレイオーディオです。
クルマに設置のディスプレイオーディオ・Carpuride とは違う機種ですが、楽曲再生事象の再現のために机上で接続試験しました。
接続中のディスプレイオーディオとの接続オプションで、[メディアの音声 (Media audio)] をオフにします。
ディスプレイオーディオを Android Auto でワイヤレス接続していると、Spotify や Amazon Music の楽曲再生が不安定になっていました。
不安定の具体的な内容は次のような点です。
・楽曲再生が頻繁に切れる
・シャッフル再生設定しているにも関わらずリピート再生に陥る
一旦リピート再生に陥ると再接続しないと解消しない
・Android Auto 自体も不安定になる
CarPlay(iPhone SE3)接続ではこのような事象はありません。
原因を探っていくうちに Bluetooth 接続オプションの問題に行き着きました。
冒頭で記述した [メディアの音声] をオフ 設定で、Android Auto での不安定事象はなくなりました。
[メディアの音声] とはそもそも何でしょうか。
言語設定を English にしてみると [Media audio] となっていて [メディアの音声] というよりも [メディアの音源] であることがわかります。
音、音響、音源 という訳語の方が適切ではないでしょうか。
音声は音の一つであって、[Media audio] の一つです。
音声だけをいっているのではなく、楽曲音源なども含んでいます。
ちょっと話しが逸れますが、”Media audio" は "Windows Media Audio (WMA)" からきているようですが、Google は "Windows" を使いたくなくて "Media audio" と、したように思われます。
Android Auto はスマホとは Bluetooth 接続後、Private WiFi で接続されます。
この Private WiFi はパスコード入力は必要なくて自動接続され、されてもインターネット不可の特殊な WiFi です。
ディスプレイオーディオ自体はインターネットとは接続されていなくてスマホがデータ通信でつながります。
Bluetooth の接続性のよさ、しかし帯域が限られる問題からこういう二段構えの接続になっているのでしょう。
Private WiFi 接続後は Bluetooth を切断してもかまいませんが、[電話 (Phone calls):on] の場合、自動再接続されます。
[電話 (Phone calls):off] の場合、「Bluetooth が切れてるよ」と通知・接続喚起されます。
ディスプレイオーディオでハンズフリー通話の場合は [電話 (Phone calls):on] の必要があるようです。
CarPlay の場合はここら辺りがきめ細かく動作しているように見えます。
Android auto も CarPlay も「音 (audio)」は Private WiFi 経由で流れます。
ところが Bluetooth で「音 (audio)」を通す設定 [メディアの音声 (Media audio):on] をしていると、これが Private WiFi 経由の音源と干渉して、楽曲が途切れたり楽曲制御が不安定になるようです。
Android Audio で Bluetooth 接続する場合、デフォルトでは [電話 (Phone calls)] と [メディアの音声 (Media audio)] は [On] で接続されます。
これがそもそもの元凶です。
CarPlay のような Bluetooth 接続制御はできないのでしょうか。
改善の余地があるのではないでしょうか。
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