2022-11-22

Android ナビ はどうでしょうか?

 

 

クルマのメーカーがディスプレイオーディオ・ナビ以下、DA ナビ と表記)を搭載する傾向にあるそうです。

 

地図を有料で更新する必要がないので、ユーザーにもメリットです。

 

Android ナビ はまだ国産品がないせいか、クルマへの取り付けはディーラーではなく、自分であと付けになります。

 

 

ワタシの場合、現在はポータブルディスプレイオーディオ・Carpuride 9インチ を CarPlay ワイヤレス接続して Appleマップを使っています。

 

 

 

 

サブの iPhone SE3 を CarPlay 接続にして使用感が向上しました。

 

それまではメインスマホ・Mi 11 lite 5G を Android Auto 接続していました。

 

 

よくなった点は 3つあります。

 

ひとつ目はワイヤレス接続が自動的に行われるようになったことです。

 

Android Auto 接続はデバイス名(スマホ名)が画面表示されるのを待ち、これをタッチしてワイヤレス接続になっていました(Carpuride の仕様?)。

 

ふたつ目は Apple Map や Y! カーナビが使えること、3つ目は楽曲アプリが切れたり不審な動作をしなくなったことです。

 

3つ目について、Android Auto でも Bluetooth 接続オプションを見直すことで解消されましたが、ふたつ目は CarPlay でしか使えません。

 

 

 

楽曲アプリは CarPlay のアプリではなく、備え付けのカーオーディオに Bluetooth 接続した Android 機のアプリで再生しています。

 

 

 

クルマのカーオーディオと合わせてインダッシュタイプの DA ナビ 並みの運用が可能になりました。 

 

 

メインスマホ・Mi 11 lite 5G は Bluetooth でカーオーディオに接続してハンズフリーにしています。

 

Tasker を使った 楽天Link ハンズフリー はやめて、標準電話アプリ着信に変えています。

 

 

iPhone SE3 と Mi 11 lite 5G をそれぞれ Carpuride とカーオーディオに接続した結果、楽曲再生は 2通りのやり方ができます。

 

ひとつは CarPlay で楽曲アプリを再生するやり方です。

 

この場合は、CarPlay で Carpuride から FM 送信してカーオーディオのスピーカーを鳴らします。

 

 

もうひとつは Mi 11 lite 5G と Bluetooth 接続したカーオーディオで、スマホの楽曲アプリを再生するやり方です。

 

FM 送信よりも Bluetooth 接続の方がノイズが少ないので後者のやり方にしています。

 

コーデックはカーオーディオの Bluetooth が AAC(44.1KHz, 16bits)なので ハイレゾの LDAC / aptX は望めませんがまぁまぁです。

 

 

 

いずれにせよナビ利用や楽曲再生など、かなり運用性が向上しています。

 

 

 

こういう状況ですが DA ナビ よりも Android ナビ がよいのではないか、という思いにかられていろいろ調べて検討しました。

 

 

 

 

 Android ナビ のメリットとデメリット 

 

アプリが自由にインストールでき、専用機能(バックカメラ連動、ステアリングスイッチ対応、OBD2 による車両診断など)やラジオ・オーディオ機能などが搭載されています。

 

地デジに対応している機種もあるようです(TV は見ませんからワタシには不要です)。

 

 

多くの場合 DA ナビ 同様、Android Auto や CarPlay に切り替え可能になっています。

 

Android Auto を使う意味があるかどうかは疑問です。

 

 

CarPlay は意味があるかも知れません。

 

いまや GoogleMaps よりも高評価の Apple Map や Y! カーナビ が使えますし、Apple Music などを使う意味があるかも知れません。

 

 

 

Android ナビDA ナビ よりも機能的に充実していて自由度が高く、一般的に次のようなメリットやデメリットがあるといわれます。

 

 

【メリット】

 

 ① 価格が安い

   2 〜 5万円程度

   国産カーナビは 10万円前後またはそれ以上の価格

   DA ナビ に比べると 1 〜 2万円高いが、DA 機能に切り替え可能


 ② 地図アプリのほか、アプリはスマホ並みに自由に使える

   地図アプリも自由に選べて地図更新費用がかからない

   DA ナビ も更新費用はかからないが地図アプリや一般アプリが限定される

 

 ③ 動画視聴ができる(DA ナビ は動画アプリに対応していない)

   運転中は避けるべきだが、停車中や同乗者にはいいかも

 

 ④ 操作がタブレット感覚

 

 ⑤ 専用機能やラジオ、オーディオ機能を備えている

   地デジ対応機種もある

 

 ⑥ ステアリングスイッチ連携

   リモートタイプを後付できるものもある

 

 ⑦ ポータブル型取り付けのような野暮ったさがない

   オンダッシュではなくインダッシュになりスッキリする

 

 

 

 

 

【デメリット】

 

 ⑧ 通信費用がかかる

   とくにアプリ更新やインストール時はギガを多く消費する

   通常利用時は DA ナビ でもスマホ・データ通信が必要

 

 ⑨ 音質が国産ナビに比べて劣る(と、いわれている)

   中華製 DA ナビ ならば同程度か?

 

 ⑩ 取り付け・配線は自分で行わなければならない

   これが最大のリスク

   この点は中華製 DA ナビも同じ

 

 ⑪ マニュアル類が貧弱

   取り付けさえわかれば英語表記でも構わない?

   操作性は AndroidOS ベースなので使えばわかる

 

 ⑫ 初期不良や故障時の対応が怪しい販売元もある

   サポートがしっかりしているところを選ぶ必要がある

 

 

 

 

国産 DA ナビ は取り付けをディーラーがやってくれることと、オーディオ品質以外には取り柄がありません。

 

機種も限定され、高くつきます。

 

 

Android ナビ は中華製しかなく、取り付けは自分ですることになります。

 

 

ATOTO / EONON / XTRONS / WOWAUTO / Dasaita などのメーカー品がありすべて中華製、アマゾンなどの通販で購入可能です。

 

 

 

オートバックスにも行ってみましたが、Android ナビ は扱っていないそうです。

 

DA ナビ も国産しか扱っていないようです。

 

 

 

 

 

 

 Android ナビ 使用上の課題 

 

1.取り付け・配線問題

 

カーディーラーでは扱っていません。

 

カー専門用品店やカー専門業者の一部で取り付け対応するところがあるようですが、近くにない場合、自分で取り付け・配線する必要があり、これが最大のリスクです。


先達の事例を参考になんとかするしかありません。

 

今後のこともあり、一度経験しておきたいと思ってはいますが。。。

 

 

 

2.アプリ更新やインストール、ファームウェアのアップデート問題

 

ファームウェアは USB メモリに書き込んで、これを本体に差し込んでアップデートができるようなので、大丈夫そうです。

 

 

アプリ更新やインストールは、ネットワーク接続が必要です。

 

 

自宅 WiFi-AP とクルマとの接続が可能であればこの点は解決します。

 

 

ウチの場合、自宅は集合住宅 6階にあり、クルマには自宅から WiFi 電波が届きません。

 

これが悩ましい点です。

 

 

 

 

 

 ネットワーク接続問題について 

 

SIM 対応の Android ナビ もありますが、テザリングで使えるタイプで十分です。

 

 

動画視聴を多く利用しなければ大したギガ消費ではありませんが、アプリ更新やインストールは結構ギガを消費します。

 

例えば、50MB のアプリを 10個 インストールやアップデートした場合 0.5GB の消費になります。


Android はアプリのアップデートが多く、月に 20 〜 30個程度の更新はザラですので 2 〜 3GB/月、あるいはそれ以上を使ってしまいそうです。

 

アプリアップデートを月イチにして手間を減らしてもギガ消費は仕方がありません。

 

 

 

以下はアプリ更新やインストール時の対策案です。


 

1.スマホのテザリングを利用する

 

テザリングで Android ナビ をネットワーク接続する方法です。

 

ウチの駐車位置では LTE で 30Mbps 程度なので、アプリ更新に結構時間がかかってしまいますから、近所の 5G 基地局近くがよさそうです。

 

5G ならば 数100Mbps の速度が出ますし、ウチの近所の 5G 基地局はすぐ側にスーパーや他店舗の無料駐車場があり、便利です。

 

 

おそらく現在の 1,078円(〜3GB)/月額 に対して +1,100円(〜20GB)/月額 になるでしょう(ポイント払いで現在は 0円/月額 です)。

 




2.docomo in car connect を利用する

 

契約料/解約料が無料で LTE 使い放題、1年契約の場合 13,200円/年額(1,100円/月額換算)です。

 

一見よさげですが、利用に際してパイオニア製車載ルーター DCT-WR100D 購入が必要で、定価 27,500円です。 

 

アマゾンで 2万円以上しますが、詐欺まがい品も出品されているようですから気を付ける必要があります。 

 

 


 

 

3.屋外用 WiFi 中継機を利用する

 

この方法は通常利用では使えず、あくまでアプリ更新やインストールでの利用に限られます。

 

 

自宅のある 6階の窓外から駐車したクルマまで約 25m で、この間を WiFi 中継して接続する方法です。

 

屋外用 WiFi 中継機購入の追加投資が必要です。

 

例えば Wavlink AC1200 は自宅ネットワークに接続しますが、PoE(Power over Ethernet)で給電できます。

 

したがって LAN ケーブルのみでクルマを直に視認できる位置に延長設置可能です。

 

 

最大 400m の距離を飛ばせ、速度最大 2.4GHz 300Mbps/5GHz 876Mbps ですから、実効速度 100 〜 200Mbps でれば問題ありません。

 




アマゾンで 12,000円弱です。

 

この方法では通常使用時のスマホのギガ消費はありますが、アプリ更新のためのギガ消費はありません。

 

現在の回線利用料は変わらなくて済みます。

 

 



 

 最適なネットワーク接続はどれか? 

 

20ギガまで +1,100円の1項 と、2項 の月額換算利用料 1,100円は同額です。

 

後者は車載ルーター購入費用が発生しますが、通常使用時も車内 WiFi が使え、スマホのギガ消費はありません。

 

同乗者が車内 WiFi を利用したり、動画を多く視聴する場合は 2項 がいいかも知れません。

 

 

3項 は月額費用は新たに発生しませんが、機器購入費が 1項 2項 の 1年分の利用料に相当します。

 

 

とりあえず 1項 で始め、状況をみて 2項 または 3項 に移行するかどうかを検討でしょうか。

 

 

 

 

 

Android ナビ は、Android Auto / CarPlay 利用もできる機種が大半です。

 

Apple Map や Appl Music を使いたい場合は CarPlay に切り替えれば使えます。

 

 

また国産の DA ナビ へのこだわりがなければ(あるとすれば音質でしょうか)、Android ナビ が機能的には優れています。

 

 

新たに DA ナビAndroid ナビ のどちらを選ぶか、ということなら Android ナビ で決まりでしょう。

 

 

 

ワタシの場合は、すでに DA ナビ 相当になっており、メリットのうち ② ⑤ ⑥ 項をほぼ実現できています。 

 

③ ④ 項はメリットに感じません。

 

それでもあえて Android ナビ にするか、ということになります。

 

 

結局、一般的にメリットといわれる項目のうち、ワタシの場合は ⑦ 項くらいしかメリットに感じません。

 

 

いまの Carpuride はディスプレイサイズが 9インチなので、大きくて見易い。

 

Android ナビにするなら 10インチのものでしょう。

 

 

 

アプリが自由に使えるといっても殆どの場合、駐・停車時に意味があり、そうであればスマホを操作すれば済みます。

 

 

安いといっても 3 〜 5万円の投資になりますし、取り付けリスクもあります。

 

つまりワタシにとってはデメリットの方が多い、ということになります。

 

 

取り付け経験をしておきたい気持ちもありますが、どうしましょうか



 

 

 


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