MacOS Mojave 起動ディスクの予備を作成する方法として "CCC 5(Carbon Copy Cloner 5)" というアプリを使ってフルコピー(フルバックアップ)で作成します。
"CCC 5" は TimeMachine のようなバックアップアプリケーションで、更新履歴管理もしてくれるアプリです。
TimeMachine に比しても優れた機能を持っています。
TimeMachine は何らかの理由でエラーがあると以降、TimeMachine での保存をやめてしまいますが、"CCC 5" はそのようなことはないようです。
"CCC 5" の詳しい機能や使い方はここでは触れません。
目的が起動ディスクのフルコピーを作成して、予備の起動ディスクとして位置づけることが今回の記事の目的です。
このアプリケーションでフルコピーしますと、コピー元のすべてがそっくりとコピーされます。
OS / 環境設定 / アプリケーション / データー類 のすべてがコピー先にコピーされます。
TimeMachine の初期バックアップと同様の内容と考えればいいでしょう。
TimeMachine と違うのは、作成されたコピー先ディスクは「起動ディスク」そのものですから、そのまま起動できる点です。
まさに「クローン」です。
アプリは下記のサイトからダウンロードします。
ロゴ画像をクリックするとダウンロードできます。
ダウンロードした .zip ファイルをダウンロードフォルダ上でダブルクリックで解凍すると "Carbon Copy Cloner.app" というアプリが同じダウンロードフォルダ上に取り出せます。
ダウンロードフォルダ上でアプリを起動すると次のように「開いてもよろしいですか?」と聞いてきますので、【開く】をクリックします。
次の画面になって、アプリケーションフォルダに「移動されたと思われます」とでるので、【アプリケーションフォルダに移動】をクリックします。
「使用許諾」を求める画面になります。
左下に「試用期間」は1ヶ月後の日時が表示されています。
一応最後まで確認して【同意する】をクリックします。
次の画面になりますので【試用】ボタンをクリックします。
「CCC を購入」の方をクリックすると支払いをどうするかの画面になってしまいますから、「試用」の方をクリックします。
初期画面です。
一番最初は吹き出しで説明が出ます(2度目以降は出ません)。
この画面で【クリックしてソースを選択】をクリックしてコピー元ディスクを指定します。
例では「WD_B_SN750(現在の起動ディスク)」を選択した状態です。
次に【クリックしてコピー先を選択】をクリックしてコピー先を指定します。
例では「iMac_HDD(内蔵ディスク)」を選択した状態です。
右下にある【クローン】をクリックするとコピーが開始されます。
完了すると「復旧用ボリュームを作成させますか」と聞いてきますが、今回は復旧のためではないので、【いいえ】をクリックしますと、フルコピー(フルバックアップ)完了画面になります。
コピー自体はディスク性能や容量に依存して時間がかかりますが、50 GB で数分 〜 10 分程度です。
今回は、コピー先は HFS+ (Mac OS拡張ジャーナリング)フォーマット形式でしたので、フルコピー後もこれは変わりません。
ディスクユーティリティで確認すると HFS+ のままであるのがわかります。
インストーラーで作成の場合は、Mojave の場合は必ず APFS 形式にされてしまいますが、"CCC 5" によるコピーの場合は元のフォーマット形式が維持されますから、上の画面のように HFS+ であることがわかります。
フルコピーした内蔵 HDD で起動してみます。
APFS 形式でなく HFS+ 形式ですが起動できています。
ログインしてメニューバーの左にある「りんごマーク」から「このMacについて」を表示してみると起動ディスクがいまフルコピーした "iMac_HDD" ディスクになっているのを確認できるはずです。
一つ一つ記述すると以上の手順ですが、
■ ソース(コピー元起動ディスク)
と
■ コピー先(予備にする起動ディスク)
を指定して
■【クローン】ボタンをクリック
すれば勝手にフルコピー(フルバックアップ)してくれますので、大変簡単です。
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