現在、ディスクは次のようになっています。
- WD Black SN750 500 GB(on Thunderbolt3 Enclosure):Mojave(APFS)
- 970 EVO Plus 250 GB(on Thunderbolt3 Enclosure):Mojave(HFS+)
- バッファロー HDD 1 TB(on USB3.0 Enclosure) :TimeMachine
- 内蔵 HDD 1 TB :Mojave(HFS+)
970 EVO Plus の Mojave は WD Black SN750 の Mojave から "CCC 5(試用版)" でコピーして作成したので "MacOS 拡張ジャーナリング(以下 HFS+)" 形式で Mojave が動作します。
HFS+ 形式での Mojave の動作はどうか、速度はどうかをみるためにあえて HFS+ にしてみました。
970 EVO Plus と WD Black SN750 はそれぞれ Thunderbolt 3 接続していますが、片方を取り外していてもディスク容量は十二分にありますので問題ありません。
ところで 2つの SSD ともにフォーマット形式によって性能差があることに気づきました。
"APFS" では従来からある "HFS+" に比して Random 書き込み性能が約半分です。
APFS は SSD やフラッシュメモリに最適化し、暗号化にも重点を置いたもの、ということになっており、inode が 64 bits になって1ボリュームで管理できるファイル数が飛躍的に多くなった、とあります。
ファイル更新は新たな領域に書き込み、置き換えるファイルを削除する、というやり方になっているみたいです。
HFS+ は上書き方式なのでまれに書き損なうとファイル異常になってしまいますが、APFS はこのようなことはないらしい。
970 EVO Plus(APFS 形式):
970 EVO Plus(HFS+ 形式):
両者を見比べて Random Write の速度の違いが際立っています。
本来ならば APFS の方が性能値はよくなるはずなのに真逆です。
AmorphousDiskMark では推し測れない性能要素があるのでしょうか。
HFS+ はシングルスレッドにしか対応していないが APFS はマルチスレッドに対応しているということだそうですので、シングルスレッド性能は低下してもマルチスレッドでのスループットはいい、ということなのでしょうか。
だとすると、AmorphousDiskMark ではその違いまでは測定できません。
WD Black SN750 でも APFS 形式か HFS+ 形式かで Random Write の性能差が 970 EVO Plus 同様に見受けられます。
WD Black SN750(APFS 形式):
WD Black SN750(HFS+ 形式):
やはり HFS+ 形式の Random Write の速度が APFS 形式に比べ約 2倍になっています。
APFS で使うか、HFS+ で使うか迷うほどの差異です。
APFS の方がいろいろと Random Write 以外のメリットがありそうですが。
ちなみに Mojave 以降ではインストーラーで MacOS をインストールすると HFS+ でフォーマットしていても APFS 形式にされてしまいます。
これを HFS+ フォーマットした SSD に "CCC 5" でコピーするとコピー元が APFS であっても HFS+ 形式のままコピー先を Mojave に移行できます。
Samsung 970 EVO Plus を普段使いにして、WD Black SN750 は万一の異常に備えた予備のブートディスクの位置付けにしました。
ともに Mojave であれば、データは TimeMacine から最新に復旧できます。
不用意な Catalina へのアップデートを停止していますので「システム設定」▶「ソフトウェア・アップデート」は Mojave の最新版以上にはなりません。
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