2020-01-17
Mac を爆速化するのに改造は不要です
とくに iMac の場合、SSD 換装のために(年代にもよりますが)ディスプレイ部を剥がすのは大変です。
マグネット版の場合は少しハードルは下がるものの、粘着テープ型は剥がすのも再度元通りにするのは大変なリスクがあります。
これを請け負っている業者さんもあるようですが「6 万円前後プラス部品代」が相場のようですし非常に高くついてしまいます。
さらに、本体が大きいだけに業者に送付することだけ考えても大変です。
iMac を大変なリスクを負って、わざわざ開けて SSD に換装している事例を見受けますが、そんな大変なことをする必要なんかありません。
ましてや Fusion Drive というあまり有り難くもない仕組みを使う必要もありません。
ご自分で、わざわざ筐体を開けて、SSD を突っ込んで Fusion Drive 化した方もいらっしゃるようですが「おつかれさま」としかいいようがありません。
MacBook の場合は特殊ネジだけの問題なので比較的に換装は楽ですが、一般の方にはやはりリスクです。
iMacでも MacBook でも、外付け SSD を起動ディスクにして使えば、ノーリスクで簡単に爆速化できるのです。
iMac の場合はデスクトップなので、外付けしても邪魔になるわけではありません。
MacBook の場合は若干抵抗感があるかも知れませんが、外付けSSD はそんなに大きいものでもないので、性能が爆速化するのならばやる価値はあるでしょう。
SSD は SATA タイプと PCIe タイプがあり、前者は安いがそこそこの性能、後者は少し高いが爆速、となります。
おすすめは M.2 PCIe NVMe SSD です。
私は Samsung 970 EVO Plus 250 GB または WD Black SN750 500GB を外付け起動ディスクとして使っていますが、次のような性能値で、この性能は Apple 純正の内蔵 SSD と同等以上の性能値なのです。
この状態にするには、次のことを行えば簡単にできます。
1. M.2 NVMe SSD を用意する
おすすめは WD Black SN750 500GB 以上のタイプ
13,000 円程度
2. Thunderbolt3 ケース
M.2 NVMe SSD を中に装着できるケース
12,000 〜 15,000 円程度(現在最安値は 1万円以下のようです)
3. Thunderbolt3 ケーブル
通常はケースを購入すれば付いてきます。
これを、iMac の Thunderbolt3 ポートに接続して、外付け起動ディスクとしてインストールします。
たったこれだけで実測値で示したように爆速化するのです。
改造など不要ですからノーリスクですし、Apple の保証もこれまでどおりに受けられます。
また、元々装備されていた HDD はデータ用ディスクとして使用できますし、TimeMachine にすることもできます。
予備の起動ディスクとしてそのままにしておくこともオーケーです。
外付け SSD と組んで Fusion Drive にもできますが、そもそも Fusion Drive などという、できの悪い仕組みを使うのはおすすめではありません。
どうしてもおやりになりたければどうぞ、というしかありませんが。
MacBook Air や MacBook Pro の場合も外付け SSD はもちろん使えますが、携帯性を考えると、内蔵ディスクを高性能な SSD に換装したくなりますよね。
これは特殊なネジ回しさえあれば簡単にできますが、一応改造なので Apple の保証サポートは受けられなくなります。
したがって、保証期間を過ぎてからにした方がいいかも知れません。
保証期間中なら外付けで、保証期間を過ぎたらその外付けの SSD を内蔵ディスクと換装する、というのがコスパがいいと思います。
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4 件のコメント:
バイク野郎のひとりごとさん、こんにちは、
ブルージョナサンです
WD製のSSD ようさそうですね。(^ ^)
その後、発熱は問題ないですか?
通常使用はTREBLEET 製でしょうか?
私の環境では速度が生かせないのですが(Thunderb 2まで)
試しに買ってみようかと思ってますが
USB3とThunderbolt2があるのがいいのかもしれませんが
USB-C変換USB3でもつかえるものでもいいかな?と
考えてるところです。(←まちがってます?)
迷い中です。(^ ^;)
ブルージョナサンさん、おはようございます。
WD Black SN750 は TREBLEET のケースに入れています。
Samsung 970 EVO Plus は ORICO のケースです。
970 EVO Plus は Thunderbolt 接続で Mac で使用の場合は
ファームウェアアップデートが必須です。
WD Black SN750 の方が面倒なくていいかも知れません。
どちらも通常使用では S.M.A.R.T. 情報でみてもほとんど 45 ℃以下
ですから発熱は気にする必要はありません。
Thunderbolt2 だと Thunderbolt3 からの変換器がいると思いますが、
高価なので、おすすめしにくいですね。
また、セルフパワー対応でないとうまく認識しないようですから、
やってみないとうまくできるかかはわかりません。
うまくできなかったら高額な投資が無駄になってしまいます。
USB3.0 ポートがあるのでしたら、そこに接続するほうがいいでしょう。
USB3.0 だと最大 5 Gbps の転送性能なので WD Black の持つ
性能は残念ながら引き出せません。
USB3.0 ならば WD Blue を SATA ケースでいいのではないでしょうか。
ケースも SSD も安くて済みますし。
この場合は 500 MB/s 前後の性能でしょう。
爆速とはいかないまでも、高速にはなります。
元が HDD モデルならば確実に性能向上します。
USB-C というのは単なる形状を示しているだけです。
規格は USB3.0 とか、USB3.1 と表現しないと正確ではありません。
Mac のモデルが何年モデルなのかで Thunderbolt や USB の規格が
Apple ホームページでわかりますのでよく調べた方がいいと思います。
バイク野郎のひとりごとさん
こんばんは、
ケースの特徴ご説明ありがとうございます。(^ ^)
やはり私の機種では、
USB3.0のものを考えたほうが
ベターな感じですね、、
新しいSSDの性能を試してみたくなる
気持ちもありますが、
悩ましいです。
どうもありがとうございました。
ブルージョナサンさん、おはようございます。
Thunderbolt2(以下 TB2 と表現します)だと、20 Gbps の転送性能があるのですが、
残念ながら TB2 の性能を活かせるケースまたは、SSD 内蔵型外付けディスクがないのです。
TB2 と互換性がある TB1 対応の SSD はありますが製品としては Transcend StoreJet
しかなく、この場合は 400MB/s くらいの性能です。
USB3.0 接続できるケースの場合は選択肢が増えますし、もう少し速くて、
500 MB/s くらいになる SSD を選べると思います。
USB3.0 対応のケースを使う場合、USB ケーブルも USB3.0 のケーブルでないと
性能は確保できません。そこだけ注意ください(ケースに付属の場合も多い)。
USB3.0 Gen2 対応ケースであれば通常は USB3.1 Gen2 ケーブルが付属します。
これを Mac の USB3.0 ポートの接続します。
この場合、USB3.1 Gen2 自体は 10 Gbps ですが、USB3.0 の 5 Gbps までしか
でませんが、一番確実でしょう。
「Mac:TB2 ポート ー> TB2/TB3 変換機 ー> TB3 ケース ー> WD Black SN750 など」
というやり方もありますが、TB3 ケースが電源付きでないとうまくないようで、そういう
電源供給できるケースがありませんから、この組み合わせはできないのです。
ですので、USB3.0 での接続が確実だと思います。
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