2020-01-21

我が家の Mac(iMac 2019):外付け SSD で爆速です



昨年 11月に iMac HDD モデル(macOS:Mojave)を購入し外付け SSD を起動ディスクにして環境を整えてきました。




購入前は MacBook Air Mid 2012(現在 Mojave)を 7年以上使ってきました。



これはこれでバリバリに現役で使えていますが、新しいデバイス・とくに M.2 NVMe SSD などを試してみたくなり、Thunderbolt3 ポートがあって USB ポートも数がある Mac がほしくなったのです。



MacBook Air Mid 2012 では Apple に見捨てられた Thunderbolt1 の活用はほとんど無理です。



新たに購入の場合、ノートブックである必要はありませんし、ノートはまだ今の MacBook Air が使えます。


そこで iMac の HDD モデルを購入して、高速化のために Thunderbolt3 を活用したというわけです。



あえて HDD モデルにしたのは Apple Shop ではなくポイントが付く量販店購入のほうがコスパがいいことと、購入時点で Catalina が初期 OS であるモデルを嫌ったのが大きな理由です。


HDD の遅さは最初からわかっていましたから、Apple 純正 SSD モデルも検討しました。


外付け SSD で  m.2 NVMe SSD を Thunderbolt 3 で使用すれば高速化が期待できることとそれを実現する費用は購入時のポイントを当てられることから HDD モデルにしたわけです。



Catalina はまだ安定していないことと、下位バージョンとの親和性がないこと、一部のアプリが 64 ビット版であっても動作しないものがある(アプリ側の問題がほとんどでしょうけど)、などの理由で使いたくはありません。




Mac は購入時の初期 OS バージョンより前のバージョンにはダウングレードはできません。


Catalina が初期 OS の場合は Mojave にすることができません。


時期的に Catalina がデリバリーされて間もないときでしたから Mojave ならば量販店に在庫があるはず、ということで注文して Mojave 版を手に入れました。






HDD モデルですから、このままでは「激遅」で使い物になりません。


外付け SSD ならば 500 MB/s 〜 2800 MB/s までの選択肢があります。




SATA SSD、M.2 NVMe SSD(USB3.0 接続 / USB3.1 Gen2 接続 / Thunderbolt3 接続)と、性能を選べてそれぞれを検証できます。


それぞれの性能は次のようになります(Sequential Read 性能)。

  • SATA SSD(USB3.0 接続)      : 500 MB/s 前後
  • M.2 NVMe SSD(USB3.0 接続)    :  500 MB/s 前後
  • M.2 NVMe SSD(USB3.1 Gen2 接続) :  900 MB/s 前後
  • M.2 NVMe SSD(Thunderbolt3 接続): 2800 MB/s 前後

  参考* Transcend StoreJet(Thunderbolt1 接続 SATA SSD): 400 MB/s 前後
    + Transcend JetDrive 855(Thunderbolt1 接続)   : 900 MB/s 前後?






最終的に M.2 PCIe3.0x4 NVMe SSD と Thunderbolt3 対応ケースの組み合わせで Apple 純正の SSD モデル同等以上の快適な速度を得ることができました。












iMac が快適に使用できる状態になったので現在のアクセサリを含めた構成を整理してみたいと思います。





【 iMac 2019 の仕様 】

  • macOS Mojave 10.14.6(初期 OS も Mojave)
  • Retina 4K, 21.5-inch, 2019
  • プロセッサ 3.6 GHz Intel Core i3
  • メモリ 8 GB 2400 MHz DDR4
  • 起動ディスク 970 EVO PLus(オリジナルは 1TB HDD)
  • グラフィックス Radeon Pro 555X 2GB

  Catalina へのアップグレードは保留しています。
  (アップグレード通知も来ないようにしてあります)

  これは、Catalina が使うにはまだまだ未完成だからです。





【 現在の起動ディスク 】


M.2 PCIe3.0x4 NVMe SSD は WD Black SN750 500 GB と Samsung 970 EVO Plus 250 GB の2つを保有しています。

いろいろ試していくうちに現在は Samsung 970 EVO Plus で落ち着いています。


  • Samsung 970 EVO Plus 250 GB


    ORICO Thunderbolt3 ケースに装着して外付け起動ディスクとして
    Thunderbolt3 ポートに接続。


    SSD 性能値は Apple 純正 SSD と同等以上の性能が得られています。


    ブートタイムは 20 秒未満です。



    ファームウェアは "2B2QEXM7" にアップデート済みです。

    Mac でこの SSD を使う場合は、このファームウェアアップデートが必須です。



    Mojave ですが APFS 形式ではなく HFS+ 形式です。

    WD Black SN750で作成した Mojave 起動ディスクから CCC 5 でクローンを作成するときに HFS+ 形式で行いました。


    WD Black SN750 500 GB とどちらを主に使うか少しだけ悩みましたが、
    NAS もありますし、内蔵 HDD もありますので容量は十分ですから、
    250 GB ですがメインとしています。


    GoogleDrive が 115 GB ほど無料で使え、今現在は 9 GB しか使って
    いませんので、これを合わせると十分な空きがあります。

    写真や動画はクラウド容量を圧迫しませんのでこれで足ります。


    内蔵 HDD は Mojave を入れたまま、現時点では 950 GB 以上が空きです。




【 その他の機器類の接続状況 】

  • LAN:スイッチング HUB 経由でルーター接続

    家庭内 LAN は 1 Gbps(WAN は VDSL 方式で V6 プラス:90 Mbps 前後)




  • サブディスプレイ:三菱 RDT222WM(2K)

    WAVLINK ディスプレイアダプターを介して USB3 ポートに接続。



  • 外付け HDD:バッファロー HD-PNFU3 1TB(TimeMachine 専用)

    USB3 ポートに接続。



  • 小型冷却ファン:LUTENG 40mm USB 給電

    USB3 ポートに接続。

    Samsung 970 EVO Plus の冷却用として用意しましたが、概ね 45 ℃ 以下なので
    普段は電源スイッチを切っています。






以上が iMac のポートに接続しているすべてで、Thunderbolt3 が 1 ポート、USB3 が 1 ポート空いています。








これら以外のアクセサリは次のようになっています。



  1. WD Black SN750 500 GB:TREBLEET Thunderbolt3 ケースに装着


    万一 Samsung 970 EVO Plus が不具合状態になったときのために
    予備の起動ディスクとして Mojave / アプリ類 を入れています。

    こちらは APFS 形式です。


  2. SanDisk(SATA)500 GB:ineo の C2561c ケースに装着


    High Sierra の起動ディスクにしています。


    長女の iMac Mid 2011 を蘇らせるために Thunderbolt1 接続の Transcend StoreJet を起動ディスクとして High Sierra をインストールしましたが、
    そのクローンです。

    なにかあったときにこちらでも検証できるようにと用意しています。

    検証の場合は High Sierra も使える MacBook Air の USB3 ポートを使用して行います。



  3. その他の M.2 NVMe SSD 用ケース:将来の拡張用


    M.2 NVMe SSD を追加購入すればいつでも SSD を増量可能です。


    • WAVLINK M.2 NVMe SSD 用ケース(Thunderbolt3 接続)

      キャンペーン価格で思わず衝動買いしてしまいました。
      Thunderbolt3 なので最大 40 Gbps の転送性能です。


    • 玄人志向 GWM.2NVMe-U3.1AC ケース(USB3.1 Gen2 接続)

      M.2 NVMe SSD 用で、最大 10 Gbps の転送性能です。






その他のネットワーク構成や機器類は "我が家のネットワーク・V6プラス利用中" に構成図を載せています。













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