破格の 6,824 円で手に入れた WAVLINK の Thunderbolt 3 対応 SSD ケースが届きました。
箱の中は、下の製品画像を見ていただく方がわかりやすいでしょう。
輪っかとチェインに付いているのはネジまわしです。
小さいながら、プラスドライバー/マイナスドライバー/ナット回しがセットになっていますが、プラスドライバーだけあればよく、ほかはこの製品には不要です。
真ん中が本体です。
本体の下にあるのは Thunderbolt 3 ケーブルで、本体側に差し込む USB-C は、本体に手回しネジで固定できるようになっていて、抜けるのを防止できる仕組みです。
その固定金具が上の製品画像の、ケーブルと持ち運び用袋の間にある小さな黒い金具で、最初から USB-C の片方にくっついています。
ヒートシンクが付いていて、このヒートシンクはバネの付いた固定具で3箇所固定できるようになっています。
ヒートシンクは一度固定すると簡単には外れないので、外すのに苦労します。
少し膨らんだ部分が受け側の穴を通すとひっかかりとなって外れない仕組みです。
外すためにはこの膨らんだ部分をラジオペンチなどで挟んで押し出すようなコツが要ります。
もう少し工夫してほしい感じがします。
熱伝導性シートを貼って、固定化する黒いネジみたいに見える部分は取っ払っちゃった方がいいかと思います。
そうすれば取り外しも楽ですし。
本体は横面6箇所をネジ止めするようになっています。
マニュアルは大変親切な記述がされていて、装着の仕方から使い方まで詳しく記載されています(すべて英文ですが)。
これは大変好感が持てますね。
他社製品はこういうマニュアルがありませんので、製品に対する姿勢が感じられてとても素晴らしい。
装着する M.2 SSD は厚さは 2.5 mm以下、底面がフラットで半導体などが上面にのみ付いているタイプのものしか装着できませんので、注意が必要です。
他のケースに比べて、底面にゆとりがなく基盤にピッタリと貼り付けられる SSD の装着しかできません。
WD Black SN750 は装着でき問題はありませんでした。
早速、WD Black SN750(Mojave 外付け SSD)を入れて試用してみました。
現在、Thunderbolt 3 対応 M.2 NVMe SSD ケースは、このケースを含めて3つ保有です。
ORICO 製、TREBLEET 製、および今回の WAVLINK 製です。
性能的にはどのケースでも差異はありません。
大きさは TREBLEET < ORICO < WAVLINK ですが、WAVLINK はヒートシンクが付属しています。
これは、TREBLEET / ORICO がアルミダイカスト製なのに対して WAVLINK は上下がプラスチックで内側に薄い電磁対策用アルミ板が貼られているタイプなので、ヒートシンクが必要なのだと思います。
それでも発熱対策は十分とはいえないようで、S.M.A.R.T 情報で見ると 50 ℃を越えます。
50 ℃を越えたからといって SSD の寿命には影響しないと思いますが、やはり気にはなります。
TREBLEET も ORICO も 50 ℃を越えたことはありません。
ケースがプラスチックなので放熱フィンも役に立ちません。
ファンも横から風を吹き込まないと冷えないと思います。
マニュアルや付属品の箱への丁寧な格納方法など、好感が持てる一方、発熱対策が不十分ですし、付属ヒートシンクは一度取り付けてしまうと外すのが大変です。
この点はもう少し改良の余地がありますね。
ケース自体を他社同様にアルミダイカストにして、放熱シールをケースに密着させるタイプの方がちゃんと冷えるようです。
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