2020-12-30

Rakuten Link を楽天回線やパートナー回線のエリア外でも使う【2021-01-17 追記】

 

 

【2021-01-17 追記】

 

現在は、楽天 Link / 携帯電話 / 固定電話 / IP 電話 からのいずれの場合でも 楽天 Link に着信するようになっているようです。

 

したがって、以下の記述に関しては、この部分については変わっている、ということになります。

 


「Rakuten Link を楽天回線やパートナー回線のエリア外でも使う」って、何のことをいっているのでしょうか。



楽天モバイルの最大の弱点は「サポートエリア」がまだ不十分なことです。




また、パートナー回線が終了したエリアで楽天回線がつかめないと、データ通信ができないだけではなく、無料通話用のアプリである Rakuten Link も使えない事態に陥ってしまいます。



Rakuten Link は WiFi 配下でも使えるのですが、その場合は電番非通知になってしまい、相手によっては「非通知拒否」される恐れがあります。
 
 
 
 
 
Rakuten Link は、楽天回線やパートナー回線以外の、他社のモバイルデータ通信(LTE)配下でも使え、この場合は「電番非通知」にならなくて「非通知拒否」に遭わなくて済みます。




Rakuten Link による通話は 楽天回線またはパートナー回線 で利用の場合はデータ量の消費はありません。



他社のモバイルデータ通信配下の場合は、10 MB/3分 程度消費します。




本記事のタイトルである「Rakuten Link を楽天回線やパートナー回線のエリア外でも使う」というのは、「電番非通知」にならないで使う手段を記載しています。





楽天モバイルは、楽天モバイルならではの「メリット」があります。



【メリット】


1. キャンペーン中で、1年間は利用料が無料

  1年経過しても、2,980円(税抜)


2.データ使用量は無制限

  パートナー回線は5GB制限がありますが、越えても 最大1Mbps の速度で使えます


3.通話は時間・回数が無制限で無料(ただし Rakuten Link で発信の場合)
 
  sms も無料





一方で、次のような「デメリット」もあります。



【楽天モバイルのデメリット】


1.楽天回線エリアがまだ不十分

  パートナー回線のローミングエリアは au のサービスエリアと同じにカバーするものの、
  ローミング終了エリアでは楽天回線のつかみが必ずしもいいとはいえない
 
  (楽天回線およびパートナー回線が圏外の場合は Rakuten Link が使えない)


2.公式端末以外は、楽天回線とパートナー回線間で自動切り替えされないものがある


4.公式端末は DSDV 機能が使えないようになっている

  例えば AQUOS sense3 plus SIM フリー版(SH-M11)は DSDV 対応機ですが、
  公式版(SH-RM11)は DSDV 非対応になっている

  AQUOS ならば、SIM フリーの DSDV 機の方がよい(公式版と同じ扱いになっている)




特に【デメリット】の「1項」は致命的ともいえますが、これを回避する方法があるのです。



「致命的」と思えた「デメリット」が回避できるなら「メリット」を享受できることになります。




それならば、楽天モバイルを使わない手はない、ということになります。



 
 
【デメリットの回避方法】



【方法1:端末を2台持ちする】


 1GB・データ SIM(MVNO でよい)と、楽天端末とは別端末(Android9 以降)を
 用意します。
 


 他社 SIM の場合、1GB で約 300 分 まで通話で使えます。

 (楽天回線の場合は データ量を消費しません)




 振り込み詐欺電話で悪用するような場合を除けば、300 分/月 ほど使えれば
 十分でしょう。




 別端末が Android9 以降、というのは Rakuten Link をインストールできる条件です。
 

 現在の端末が楽天回線に対応しているならば、実質0円の楽天端末を購入するという手も
 あります。


  ❏ 楽天端末:楽天SIM を装着

  ❏ 別端末 :1GB・データ SIM を装着


 例えば ÆON モバイルでは 1GB・データ SIM を 480円(税抜)/月額 で使えます。


 これは、ahamo や対抗して出された他社プランの無料通話無制限と比較すると、なお
 楽天モバイルの方が安くて済みます。


 しかも楽天モバイルは 1年間はプラン利用料が無料ですから、35,760円 ほど浮きます。


 次に示すのは ahamo との比較です。

 (au [UQ mobile] や SB [Y! mobile] でも同じです)




   2,980円+480円=3,460円 < ahamo+通話無制限=3,980円





 公式端末は「楽天 VoLTE」が使えるようにしておきます。


 端末の [モバイル・ネットワーク設定] → [VoLTE on(または 4G 回線による通話 on)] で
 設定します。



 別端末には Rakuten Link をインストールし、アクティベートしておきます。



 通話発信は 0120(0800)や、緊急電話(119、110など)にかける場合を
 除いて Rakuten Link から行います。


 0120(0800)や、緊急電話(119、110など)にかける場合は公式端末の
 「標準の電話アプリ(楽天 VoLTE)」からかけます。


 固定電話・IP 電話(050)などからの電話は、公式端末の「標準の電話アプリ
 (楽天 VoLTE)」にかかってきます。

  
 楽天回線とパートナー回線がともに圏外で着信できないときは Rakten Link に着信通知が
 きますので、Rakuten Link から折り返し発信します。





【方法2:DSDV 端末を使って SIM を2枚装着する】


 1GB・データ SIM(MVNO でよい)と、公式端末相当の DSDV 機を用意します。

  (私は AQUOS sense3 SIM フリー版 [SH-M12] を使っています)


  ❏ SIM1: 楽天モバイルの SIM を装着

  ❏ SIM2:1GB・データ SIM を装着


 通話は SIM1 に、データ通信は SIM2 に設定します。


 SIM1 は「楽天 VoLTE」を使える設定にしておきます。


 端末の [モバイル・ネットワーク設定] → [VoLTE on(または 4G 回線による通話 on)] で
 設定します。






 Rakuten Link をインストールしてアクティベートしておきます。

 
 通話発信は 0120(0800)や、緊急電話(119、110など)にかける場合を
 除いて Rakuten Link から行います。


 0120(0800)や、緊急電話(119、110など)にかける場合は
 「標準の電話アプリ(楽天 VoLTE)」からかけます。


 固定電話・IP 電話(050)などからの電話は「標準の電話アプリ(楽天 VoLTE)」に
 着信します。


 楽天回線とパートナー回線がともに圏外で着信できないときは Rakten Link に着信通知が
 きますので、Rakuten Link から折り返し発信します。





データ通信を多く使う場合は【方法1】の場合、公式端末を使います。



【方式2】の場合は、DSDV 機のデータ通信を SIM1 に切り替えて使います。





このような運用を行えば、多少の手間はかかりますが、楽天モバイルの【メリット】を享受できます。




楽天回線、またはパートナー回線が十分に使えて圏外問題がない場合はもちろん「楽天モバイル」でしょう。




楽天回線、またはパートナー回線が圏外問題にあたる場合は、ここに記載したやり方で「楽天モバイル」が使えます。




自宅がエリアマップ上、楽天回線エリアになっているが、パートナー回線が終了していて
楽天回線もつかめない状態のときは、ドコモ端末を貸し出しするみたいです(非公式情報)。




つまり、ここで記載したような方法で回避して欲しい、ということだと思います。







さらに、固定回線を使える場合は、自宅に Rakuten Casa を設置することで、自宅での通話環境が劇的に改善されますし、Rakuten Link のアクティベートも問題なくできるようになります。



Rakuten Casa を使うには以前は「楽天ひかり」の導入が条件でしたが、いまはフレッツ光ネクストほかの固定回線でつなげられるようになっています。




Rakuten Casa は申込時に 3,000円 かかりますが、3,000 ポイント還元 されますので実質は無料ですし、月々の費用も発生しません。



Casa をデータ通信向けと考えた場合は「意味がない」でしょう。


なぜなら、Casa を設置するというからには、すでに自宅には固定回線があり、WiFi も使えるようになっていると思えるからです。




ところが「通話向け」と考えた場合、自宅内が 楽天回線やパートナー回線が不安定、もしくは届かない場合は大きな意味があります。



0120(0800)のフリーダイヤルや緊急電話(119や110)へは「標準の電話アプリ(楽天 VoLTE)」からの発信になります。



また、固定電話や IP 電話、0120(0800)からの着信も「標準の電話アプリ(楽天 VoLTE)」で受け取ることになります。



これらが、Casa によって問題がなくなる、ということの意味があるのです。



さらに Casa によって Rakuten Link のアクティベートもできる環境になります。






Rakuten Casa の 接続方法は、Rakuten Casa がつながりました!!! に記載していますので、参考にしてください。






楽天モバイルは、欠点だらけでとても使えない、と思っていらっしゃる方々も多いと思います。



ですが、見方を変えれば安価に済みますし、結構便利でもあるのです。





エリア問題とか、Rakten Link アプリの出来がよくないとか、サポートが最低とか、挙げればキリがないくらいに欠点だらけで「うんざり」するほどです。




私は次のようなよい点に目を向けて半年以上、使ってきていますが、いまのところとても便利に使えています。




❏ 1回線目は1年間無料
  2回線目は無料キャンペーン対象外ですが、ポイントで支払っており、実質無料状態

❏ ポイント還元がある(20,000円相当以上)

❏ 無料通話が無制限
  連れ合いともども、通話料を気にせずに無料通話を満喫できています
 
  sms も無料です

❏ 楽天回線圏内ならばデータ使用量無制限
  パートナー回線でも5GB使えます(使い切っても 1Mbps の速度)
  (楽天モバイル以前は1GB/月 ほどあれば概ね足りていました)

  また、どちらの回線のスピードも満足できる速さです(2〜30 Mbps 以上)

❏ Rakuten Casa 設置後は、自宅での通話環境が劇的に改善されました

❏ パートナー回線によるローミングがいまのところサポートされていて圏外はありません
  万一、パートナー回線サポート終了でも、ここに記載した DSDV 機でしのげます

❏ 楽天モバイルがよくなることはあっても、これ以上に悪くはならないだろう
  これは期待を込めて、です。






以上です。













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