2020-12-14

Rakuten Casa がやってきたが・・・・

 

 

・申込日      :12月3日(木)午前7:00前

・申込受付通知メール:申し込み直後

・申込完了通知メール:12月11日(金)19:00過ぎ

・出荷完了通知メール:12月12日(土)

・Rakuten Casa 到着:12月13日(日)午前9:00過ぎ

 

 

私の場合は、この間の確認電話はありませんでした(あるヒトもあるらしい)。

 

10営業日ほどかかるといわれていましたが、土日を含めて6営業日プラス2日ほどで届いたことになります。

 

 

 

ここからが問題です。

 

 

電源を入れて、ルーターに接続するも 楽天のサーバーにはつながらず、WiFi ランプは「緑点灯」からしばらくすると「赤点灯」に変わります。

 

放置しておくと再び「緑点灯に」 なるもののまた「赤点灯」になるという不安定さです。


「緑点灯」の間はインターネットに WiFi で接続できますが、「赤点灯」になると「接続状態だがインターネット不可」となります。



そもそも「赤点灯」というのはステータスには記載がありません。


 

「LTE ランプ」も「緑点滅」のあとで消えたりします。こちらも不安定なのです。



故障を疑いつつも、何度か「電源オフ・オン」や「WiFi リセット」、「LTE リセット」などを実施しますが一向に改善しません。

 

 

ルーターを変えてみたり、変えたルーターで「PPPoE」にしてつないでみましたが、状況はかわりません。

 

 

午後から夕方にかけて「Rakuten Casa・コミュニケーショセンター(0800-805-0400)」に電話してみましたが混雑かなかなかつながりません。

 

17:00過ぎにやっとつながり「アドバイザー」なる方がでてきましたが、これがナンと技術レベルが極めて低い方で、トンチンカンなことをおっしゃる。

 

 

例えば「YAMAHA RTX830 を使用、WiFi 機能はない機種」に対して「WiFi 機能付きでないと Rakuten Casa は正常動作しません」とおっしゃる。

 

「ルーター機能と WiFi 機能は別機能であって、Rakuten Casa の動作に WiFi の有無は関係ないはずです」と申し上げても「そうでないとダメです」の一点張りなのです。

 

 

Rakuten Casa はそれ自体が ルーターとしても機能しています。

 

つまり Rakuten CAsa の WiFi 配下は 別のプライベートアドレス空間になっています。

 

WAN ポートは接続されたルーターの DHCP サーバーからそのルーターのプラーベートアドレスを払い出ししてもらって接続される仕組みです。

 

 

また、LTE 接続されれば、11.11.11.0 のアドレスが払い出されるようになっているみたいです。

 

 

Rakuten Casa 推奨機種に変えてみても NG だし、そもそも「WiFi ランプが赤点灯」なのは故障品ではないか、ということで、交換処理してもらうことにしました。

 

 

 

「アドバイザー」ってどういうヒトたちなんでしょうね。

 

 

むかし、あるバーガーチェーン店で傘が落ちていたので店員に伝えたところ『「マニュアル」にないことは対応できません』というマニュアル人間を皮肉る小話がありましたが、それを思い出しました。





何れにせよ、代替品の到着を待って再度接続確認することになります。




と、いうわけですので、これは続きます。

 

 

 

 

 

 

2020-12-05

楽天モバイルの 小型基地局・Rakuten Casa



Rakuten Casa(以下 Casa と表記します)は、これまで「楽天ひかり回線契約者」しか設置・使用できませんでしたが、最近「他社固定回線網」経由でも使えるように改められました。



そこでこれを設置するべく申し込みをしました。


Casa が到着しましたら、接続確認と、使用レビューは別途報告します。




Casa は自宅や事務所・店舗などを、楽天モバイル回線エリアにする小型基地局(フェムトセル)です。



1台で最大 16台までのクライアントを接続できます。


次のような接続形態で小型基地局として使えるようにしたものです。



【Casa】

 →【ルーター】

   →(NTT フレッツなどの回線網)

     →【楽天モバイル・サーバー】




【ルーター】から【楽天モバイル・サーバー】には VPN を張って接続されるようです。




Casa を自宅に設置する意味はあるのでしょうか。



ビルオーナーや店舗などの法人ならば、室内に弱いとされる楽天モバイル回線をサービスできますから、利用者の便宜に供するという意味があるでしょう。

 

 

小型基地局ですが、楽天モバイルエリアとしてのマッピングはされないようです。



個人の場合、後述しますが、データ通信に関しては容量無制限になってもあまり意味がないでしょう。



Rakuten Link による 無料通話・sms に関しては、意味があるかも知れません。




Casa・詳細説明 サイトの「よくある質問」の中の「お申し込み後」の中に「楽天回線の電波が入らない場合、どうしたらいいですか?」という欄に、


 ・NTT フレッツの場合は IPv6(IPoE)に設定されたルーターであること

 ・その他回線は IPv4 設定がされたルーターであること


とあります。



また、


 ・VPN(IPSec IKE)パススルー機能が必要

 ・ルーターのモード設定を「NATモード」にすること



ともありますが、「NAT モード」というのは「ルーター設定使用時」は NAT モードですから気にする必要はないでしょう。


「VPN パススルー」はルーターの配下から外向きは通常は制限されていないはずです。


外(楽天モバイル・サーバー)からルーター配下の Casa への VPN パススルーは必要ないはずです。




「VPN パススルー」は Casa が VPN を張って 楽天モバイル・サーバー と接続するのに必要なようです。


外から中のサーバーには「パススルー」が必要ですが Casa はそのようには動作していないと思われます。



さらにルータの IPv6 パススルー(ブリッジ)で Casa を接続する必要がある、とありますがV6プラスや DS-lite などの IPv4 over IPv6 の場合、これも気にする必要はないでしょう。 



PPPoE 接続時に IPoE のパススルー が必要だと思われます。


が、この場合はセキュリティ上の配慮が必要でしょう。




自宅回線が使える回線かどうかは Casa・詳細説明 サイトで確認できます。


NTT 東日本の フレッツネクスト の場合、https://flets-east.jp/(IPv6 サイト)にアクセスできるかどうかで IPv6 対応されたルーターかどうかを判定しているようです。





Casa は PPPoE 接続されたルーター配下でないと使えない、という情報があり、一方で「楽天ひかり」の「クロスパス(DS-lite)」配下で使えた、という情報もありました。


いったいどちらが正しいのかわからない状態でしたが、上記のサイトに記述された内容で理解できました。



Casa は OpenWrt で構成されたルーター機能も保有しているそうですので、いままでに使用していたルーターに代えて使用することもできますが、設定のためには OpenWrt への理解力が求められます。 




Casa は申し込み時に事務手数料として3,000円(税込)かかります。


ですが、楽天モバイルが Casa の設置完了を確認した後、3,000円 相当の楽天ポイントを還元してもらえますので、実質的には無料といえます。


「設置完了を確認」は、楽天モバイル・サーバー に VPN で Casa がつながったことを確認、ということでしょう。




月額利用料は「無料」です。




自宅で WiFi が使えていればデータ通信は「無制限」ですから実質的には、Casa を設置する意味はないように思えます。




Rakuten Link による 無料通話・sms に関しては を Casa 配下で使う意味があります。




すなわち、自宅が楽天モバイル回線およびパートナー回線ともにエリア外、または非常に不安定な場合です。



最近、楽天モバイルの人口カバー率が 70 % を越えた地域から徐々にパートナー回線のローミングが終了されつつあります。


楽天モバイルエリアとされてはいるが、実際には楽天回線をつかめない場合に「無料通話・sms」は困ったことになります。


自宅の WiFi 配下で Rakuten Link を使用できるのですが、発信時に相手側には「電番非通知」になるからです。


その結果、相手側が「非通知着信拒否」設定していると電話が拒否されてしまいます。



これが Casa 配下からの発信の場合は「電番通知」されますので、「非通知着信拒否」に合わなくて済みます。

 



つまり、Casa は、データ通信量無制限のみであれば、自宅 WiFi 配下でのデータ通信無制限使用との比較において実質的に意味がありません。


しかしながら、無料通話に関してはあきらかに一つの解決策になりうるのです。


固定電話や IP 電話からの VoLTE 着信も問題なく可能になります。




パートナー回線ローミング終了に伴う救済策として「ドコモ・モバイル回線+端末」の貸し出しを行っているようですが(非公式)、Casa もまた、救済策になるのではないでしょうか。




まだまだ楽天エリアが狭いのでハンドオーバーはパートナー回線頼りですので、パートナー回線がサポートされている間はとくに困ったことにはなりません。




管理人の自宅はすでに「楽天エリアマップ上では圏内」に入っているはずですが、室内での楽天回線のつかみはあまりよくないのです。



我が家は6階建てマンションの最上階ですから、ベランダでは楽天回線をつかんでくれますが、室内はつかみが悪いのです。



地上では自宅から半径 500 m の範囲ではまったくつかめません。


楽天エリアマップでは「圏内」に色付けされていますが、大変に怪しいのです。



この状態が改善されないまま、人口カバー率 70 % を超えたといって パートナー回線ローミングが打ち切られてしまうと悲惨な状況になりかねません。



一番つかみのいい場所(部屋)の窓際で -90 dBm 前後あるものの、他の場所では -105 〜 -120 dBm と弱くてパートナー回線をつかむことが少なからずあります。


パートナー回線も -100 dBm くらいになることがあり、まぁまぁ使えていますが、できれば 常に -90 dBm 以上は欲しいところです。



LTE では -85 dBm 以上ならばなんら問題なく安定します。


悪くても -105 dBm 以上ないと不安定になります。


これは各社の LTE に共通した電波強度基準と考えて差し支えありません。



自宅はまだパートナー回線のローミングエリアですし、データ通信は自宅では WiFi なので無料通話や sms を含めて困ることはありません。




ですが、万一ローミング終了になればなにか対策をしなければなりません。



一つは DSDV 機に 他社データ SIM(MVNO の安い SIM で十分)を挿して使うことです。


これはローミング終了に伴うハンドオーバー失敗対策にもなります。



ただし、Rakuten Link による発信は問題ないのですが、VoLTE 着信は失敗する場合があります。


このとき、Rakuten Link には不在着信通知はされますから折り返して電話は可能です(ひと手間かかりますね)。





もう一つが Casa です。



Casa は自宅内での Rakuten Link による 無料通話・sms 発信対策として有効なのです。




デメリット(?)は、小型基地局ですから他人が 楽天モバイル の基地局としてタダ乗り(?)して使う可能性があることです。


タダ乗りされたからといってセキュリティ上の問題はありませんが、イヤな人は気になるかもしれません。



管理人の場合は気にもしていません。









2020-11-06

NTT 固定電話の IP 網への切り替えは 2024−01以降

 

 

NTT 東西が、固定電話網を IP 網に集約するのは2024年1月以降に行われることになっています。


「以降」とはいえ、2024年1月以降の早期に移行すると考えられます。


インプレスの報道によると次図のような形になるようです。

 

 






黒電話について、当初検討されていた、メタル線を廃止しモデムを末端に設置して光ファイバーからメタル2線に変換する方法ではなく、局内にメタル収容装置を置いて、いわゆる黒電話側にはモデム装置は設置しない方法のようです。


黒電話は高齢化に伴いゆるやかに減っていくと思われ、混乱を回避したように思えます。



また、事業者間を相互に接続するための「相互接続交換機(POI:Point Of Interface)」もまた、相互接続ルーター(IP Based)に変わります。

 

 

事業者間相互接続の、POI から ルーター への切り替えは、各事業者に、PTSN 接続から IP 接続 への変更を促して進めるものと思われます。


携帯電話事業者間では相互 VoLTE 接続はすでに IP 接続になっていますので、固定電話網との接続もしやすくなるでしょう。

 

 

 

すべてが IP 電話になれば、いまの 050 と 0AB〜J 型(03-/04- など)との区別の必要性もなくなってきます。


運用上「地域番号体系」を残すかもしれませんが、距離別通話料金体系はなくなると思われ、ひかり電話のように全国一律 8 円/3分 またはこれ以下になると思います。


携帯電話の通話料金も劇的に下げられるはずですから、それでもなお、いまの高額な通話料をとるキャリアは社会問題化するでしょう。



QoS や帯域保証を標準化して固定電話も WiFi-Calling が可能になるはずですし、携帯電話ももちろん WiFi-Calling が可能になる方向でしょう。

 

 

楽天モバイルは、いち早く WiFi-Calling していますが他キャリアはどうでしょうか。









2020-10-22

移動体通信網について:1G 〜5G、そして LTE / NR



ブログでの記述はなるべくわかり易くを心がけているつもりですが、一定の基礎的知識を必要とした書き方になっているかも知れません。

 

 

大変申し訳ないことです。



という訳で、遅ればせながら移動体通信網における、4G とか 5G とかについて簡単に触れてみたいと思います。




まず、「G」とは "Generation" の頭文字を表したもので、「世代」のことです。


つまり一番最初の世代である 第1世代から現在実現されている 第5世代までが提供されてきています。

 

 

⦿ 1G(第1世代):アナログ方式の無線電話

           一部企業の役員社用車やハイヤーなどに使われました

 

⦿ 2G(第2世代):デジタル方式・1990年代に商用化されメールが可能になりました

 

⦿ 3G(第3世代):2000年代に商用化され、現在もまだ使われています

           W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)や

           cdma2000 などのことです


⦿ LTE(4G前身):Long Term Revolution の略で4Gへのつなぎの方式でした

           後に LTE = 4G と国際電気通信連合が認定して同じ扱いになりました

           最大速度は 100 Mbps


⦿ 4G(第4世代):正確には 4G = LTE advanced といい、LTE 進化版です

           最大速度は 1288 Mbps 以上になっています

           LTE 上で音声通話を実現したものが VoLTE です

 

⦿ 5G(第5世代):4G・LTE に対して NR(New Radio)という言い方をします

           超低遅延・超高速(LTE の 100 倍の速度)・多元同時接続が特長

           音声通話は VoNR といいますが、基本的には VoLTE と同等です




現在は、3G と 4G が混在している状態が主流です。


これはデータ通信は 4G で行い、通話は 3G で行うというものです。


通話は CS フォールバック(Circuit Switch:交換機のこと)といって、交換機インタフェースで行うやり方です。

 

キャリア間や、NTT 東西などの固定電話網とは POI(Point Of Interface)という接続装置を介して交換機インタフェースで行われます。

 

 

 

ちなみに、NTT 東西は「黒電話(国内・距離別通話料金型)」を除き、ひかり電話はすでに IP 電話です。

 

 

また、NTT 東西のバックボーンは IP 網に置き換わっており、最後の交換機も 2015 年に廃止されましたから、黒電話用を含む交換機インタフェースだけは残っているはずです。

 

今後、黒電話はモデムを介した電話機接続に変えられる予定です。

 

そのときには「国内・距離別通話料金制度」はなくなると思われます。


 

 

2015 年以前のデジタル交換網は、ポイントコードという IP アドレスに似たアドレス体系を持っていて、DNS に相当する制御装置(SCP/STP)で相手交換機を特定し呼接続します。




 

「呼接続」とは、電話の発信と着信が確立して通話用の「呼」が接続状態になったことをいいます。

 

実際の音声は、呼接続された交換機同士で音声経路であるトランクという経路を開き、そこに音声を流す仕組みです。

 

 

音声はトランク経路上をアナログ信号で流れます。



現在、バックボーンは IP で、光ファイバー接続に変わっていますから、昔のような局から メタル2線式アナログ回線は通っていないと思います。


当マンションでも「黒電話住戸」「ひかり電話住戸」とも、IDF 内で光ファイバーからメタル2線式に変換されています。



戸建住戸で「黒電話」の場合は、局からの光ファイバーを電柱電話変換装置でメタル2線式に変換していると思います。



IP は交換機よりも新しいので、インターネット・プロトコルを考えた ARPA Net がポイントコード体系を真似たのではないかと推察しています。

 


IP 電話では SIP を使って呼接続します。


実際の通話は rtp(Real-time Transport protocol)というパケット上に、アナログ音声からデジタルに変換して圧縮符号化して乗せて送信します。


受け取った側は圧縮された rtp パケットから解凍復号化を行いアナログに戻してイアホンやスピーカーに音声を通します。



このときの圧縮符号化・解凍復号化の処理が「コーデック処理」といわれるものです。

 

2G 時代は GSM(半分の帯域にしたハーフ信号でした)というコーデックが使われていました。

 

3G で フルGSM になりました。

 

ひかり電話は G.711μ-law というコーデックが使われています。


IP 電話も多くは G.711μ-law が使われているのはこのためです。

 

携帯電話網の GSM とは POI を通じて相互に変換します。




4G では、3G の交換機インタフェースに対して、VoLTE(Voice over LTE)というデータ通信網を使って通話を行うやり方が考え出されました。

 

 

VoLTE は IP 電話の一種です。

 

 

優先制御・帯域保証などを行って従来の交換機方式電話や IP 電話に比して低遅延・高品質な通話を実現しています。

 

 

 

VoLTE の場合は CS フォールバックは必要ありませんので、LTE を使ったデータ通信網で IP による通話が行われます。

 

 

 

VoLTE 通話は、従来の IP 電話と同じ SIP(Session Initiate Protocol)という仕組みで行います。

 

従来からある IP 電話と違い、QoS(Quality of Service)制御することで、移動体通信網の無線区間を含む IP 網で、音声を優先的して通し、低遅延・高品質を保つようになっています。

 

 

VoLTE はまた、キャリア間は IP 接続で通話回線を確保します。

 

 

固定電話や、従来からの IP 電話とは POI を介した交換機インタフェースで行われますが、移動体通信網内はあくまで IP 電話として動作します。

 

従来の IP 電話とは IP 接続すればいいのですが、いまの IP 電話は POI 経由の通信網が使われていますので、わざわざ 交換機インタフェースになっています。

 

 

さて、最近なにかとかまびすしい 楽天モバイル・UN-LIMIT は「Rakuten Link」というアプリを使った通話・sms です。

 

 

「Rakuten Link」は、RCS(Rich Communication Services)という IP を使ったマルチメディア通信の仕組みです。

 

 

この中には WiFi Calling という仕組みが含まれていますので、WiFi のみでも携帯電話番号を使った通話が可能です。

 

 

 

RCS もまた通話は IP 電話の一種ですから、SIP を使って通話を実現しています。

 

 

従来からある IP 電話は一部を除いて国内では 050 が割り当てられています。

 

これに対して「Rakuten Link」は 090/080/070 などの携帯電話番号で IP 電話機構を使った通話が可能な仕組み、と理解すればいいかと思います。



推定ですが、UN-LIMIT 網内では VoLTE のような優先制御がされていると思われますが、他キャリアとの間は優先制御されていないと考えます。



したがって品質的には VoLTE > Rakuten Link > IP 電話 ではないでしょうか。

 

 

という訳で「3G(交換機インタフェースの通話) + 4G(データ通信)」はなくなっていく方向です。



今後は 4G のみの「通話(VoLTE)+ データ通信」が主流になりますが、移動体通信網自体は3G が共存しています。



5Gでは「通話(VoNR)+ データ通信」になり、3G との共存はなくなる予定です。

 

 

 

 





2020-10-19

UMIDIGI S5 Pro に VoLTE を設定する:楽天 UN-LIMIT と OCN モバイル ONE で使う設定をする



UMIDIGI S5 Pro は MediaTek のチップセットを搭載しており、EngineerMode が使えていろいろな設定ができます。


例えば、ちょっと特殊な 楽天モバイル の UN-LIMIT のすべての機能が使える設定ができますし、Band3 への固定なんかもできます。



EngineerMode はなかなかに興味深いものがあります。


残念ながら、すべての設定を解説した情報がありませんので、少し手探りなところはあります。





UMIDIGI ホームページから抜粋


仕様等は UMIDIGI ホームページ で確認ください。

 

 

大きさ:高 159.2 mm ✕ 幅 75.7 mm ✕ 厚 9.6 mm(重さ 202 g)

 

 

UMIDIGI ホームページから抜粋



 

上部の出っ張った部分は、前面カメラ作動時にせり上がる構造です。

 

30万回の使用に耐えるそうです。

 

 

背面カメラモードにすると出っ張りは本体に引っ込みます。

 

落下時は自動的に引っ込む、という触れ込みです。

 

 

1m くらいの高さから、クッションの上に落下テストしましたら、見事に引っ込みました。

 

通常の出入りよりも落下時の引っ込み方は素早い動作です。

 

 

 

4Gについて、国内の4キャリア(ドコモ、au、SB、楽天モバイル)のバンドに対応しています。


したがって、VoLTE 設定すればどこのキャリアでも問題なく使えるはずです。




この機種は価格はミドルローレンジですが性能上はミドルハイです。

 

Antutu は 290,000 点 ほどもあり非常に高性能です。


ちなみに起動時間(電源スイッチ押し始めからセキュリティコード入力画面まで)は次のように AQUOS sense3(SH-M12)のほぼ半分の時間です。



  ① AQUOS sense3 :43s


  ② UMIDIGI s5 pro  :22s


 

アマゾンの 25 % オフキャンペーン価格で 22,476 円でした。


カメラ撮影画像はハイライトに飛び気味ですが、まぁまぁの出来具合です。





なぜこの機種を選んだかというと、次の理由からです。



1.アマゾンキャンペーンで 25 % オフと、安価になっていたこと

 

2.MediaTek のチップを使っていて、Band の追加・削除が行える

 

  楽天モバイルの Band3 に固定して、au の Band3/26 を止めてみることができる

 

 

3.AQUOS sense3 plus 楽天モバイル公式版(SH-RM11)を空ける


  現在 OCN モバイル ONE 用で使っていますが、この機種を他の用途で使いたい



4.OCN モバイル ONE 用にしたときの LTE only / VoLTE の設定を試みる


  ドコモ MVNO でこの機種の VoLTE 設定事例がまだなさそうなので、試行してみます

 

  ソフトフォンアプリはどうしても GS Wave にしたい(SH-RM11 は発信時無音になる)

 

  GS Wave は【着信逃しがない、低遅延、高音質、Android では低消費電力】だからです


  GS Wave が SH-RM11 で発信時無音になる問題は、この機種では何ら問題はありません






楽天モバイル UN-LIMIT で使う設定



1.SIM1 スロットに 楽天 UN-LIMIT の SIM を装着して起動します



2.APN の設定:2つの APN を設定します


 【 1つ目の APN 】

  名前:任意("Rakuten" とでもします)

  APN:rakuten.jp

  MCC:440

  MNC:11

  APNタイプ:default,supl,ia,ims

  APNプロトコル:IPv4/IPv6

  APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6

  ベアラー:LTE のみにチェック


 【 2つ目の APN 】

  1つ目の APN を作成保存すれば自動的に作られるはずなので内容を確認します

  作られなければ以下の内容で作成します


  名前:ims

  APN:ims

  MCC:440

  MNC:11

  APNタイプ:ims

  APNプロトコル:IPv4/IPv6

  APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6

  ベアラー:LTE のみにチェック

  


3."*#*#3646633#*#*" をダイヤルします


  MediaTek チップ搭載機は EngineerMode になります


  MTK Engineering Mode app を Google Play Store からダウンロードして起動しても

  同じ設定ができます

 

 

  次の設定をします


  → Network Selecting → SIM1 → "LTE only" を設定

  → IMS → sim1: Primary Card → "CMW500 setting" を選択して [SET]

  → Misc Feature Config → 

    hVolte がデフォルトですが、改めて "hVolte" をクリックすると

     [VoLTE] アイコンが通知領域に表示されます

    ※ 再起動や機内モードで VoLTE が外れるので、hVolte の再設定が必要です
    ※ Rakuten Link 切れのときも VoLTE が外れるので、hVolte の再設定が必要です
    ※ hVolte を再起動で基に戻らないように恒久的にオンにする手段はありません
    ※ IMS の設定は、サポートされるモバイルキャリアに「楽天」がないため、
      ローデ&シュワルツ・無線デバイス試験装置用のプロファイル設定 "CWM500"
      を選択する
ようです

 

 

4.Rakuten Link アプリをインストールして起動します


  手順に従って進めますが、2項と3項が設定されていれば自動認証されます




以上で 楽天モバイル UN-LIMIT のすべての機能が使えます。

 

 

 

【楽天 Link からの発信時の注意事項:2020-10-31 追記】


データ通信がオンであっても WiFi もオンにしている場合、WiFi からの発信とみなされて発信者番号が非通知になります。

 

これは「開発者向けオプション」の「モバイルデータを常に ON にする」の オン / オフ に関わらず非通知になります。


この場合は、WiFi をオフにして発信すれば通知になります。



公式サポート端末の場合は、このようなことはありません。

 

「開発者向けオプション」の「モバイルデータを常に ON にする」の オン / オフ に関わらず、WiFi オン でも データ通信が オン の場合は 番号通知 されます。






5.Band3 に固定化


  パートナー回線をつかまないように、Band18 と Band26 を外します


  EngineerMode に入って次の設定をします

 

   → Band mode → SIM1 → LTE Mode の中の Band18 / Band26 の

    チェックボックスを外します
 

 

 

即座に反映されますから以降はパートナー回線はつかまなくなります。

 

 

パートナー回線の電波強度が拮抗している以上に強い場合でも 楽天モバイル回線 からは切り替わらなくなりずーっと接続は維持されます。

 

 

Band3 電波が弱すぎると( -110 dBm 以下)、Rakuten Link も発着信が失敗し、またデータ通信もなかなかできない不安定な状態になります。



この場合、電話については着信を別番号に転送設定するなどの対応が必要かもしれません。

 

データ通信は、例えばもう一台のスマホでテザリングして、これに接続して使うなどが必要かもしれません。

 

 

あるいは、【圏外状態】のままにしておく手もあるでしょう。

 

 

ご自分の活動範囲でたびたび【圏外状態】になるのであれば Band3 固定化はしない方がいいでしょう。




【圏外状態】にはほとんどならないが、パートナー回線をつかむことが多い場合には、Band3 固定化が効果的でしょう。




我が家はまだ南側が 楽天モバイル回線エリア 外なので、Band3 固定では結構不安定になることがわかりましたから、南側が エリア対象になる予定の 2021 年3月末 に改めて固定化を考えることにしました。








 

OCN モバイル ONE で使う設定



データ通信は 4G、通話は CS フォールバックされた 3Gでよければ、SIM を差し込んで  OCN モバイル ONE の APN 設定だけで使用できます。



ただし、3G も設定されているとバッテリー消費が大きくなります。



そこで、LTE only 設定にするのですが、この場合は通話は VoLTE が必須です。

 


VoLTE を設定するためには以下の手順が必要です。





1.SIM1 スロットに OCN モバイル ONE の SIM を装着して起動します



 

2."*#*#3646633#*#*" をダイヤルするか、MKT Engineering Mode app を起動します


  → Network Selecting → SIM1 → "LTE only" を設定します

  → IMS → sim1: Primary Card → Common → operator_code

    "VoLTE_Operator_Docomo" にチェックがされているかを確認します

    チェックされていない場合はチェックします

 

    ※ 下の方にある "operator_code_textview: " の ”17” は "operator_code" を設定
      して [SET] すれば、自動で設定されるようです

    ※ 他キャリアの SIM の場合は、次の設定でしょう(楽天以外は未検証)

      Rakuten   :VoLTE_Operator_CWM500 / "16386"

      KDDI(au):VoLTE_Operator_KDDI   / "129"

      SoftBank :VoLTE_Operator_SoftBank / "50"


  → Misc Feature Config → hVolte → hVolte をクリックします



3.APN を設定:2つの APN を設定します

 

 【 1つ目の APN 】

  名前:任意("ocn" とでもします)

  APN:lte.ocn.ne.jp

  ユーザー名:mobileid@ocn

  パスワード:mobile

  認証タイプ:PAPまたはCHAP

  APNタイプ:default,supl,ims

  APNプロトコル:IPv4/IPv6

  APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6

  MVNOの種類:SPN


  [保存] します

 

 

 【 2つ目の APN 】

  名前:ims

  APN:ims

  APNタイプ:ims

  APNプロトコル:IPv4/IPv6

  APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6

  MVNOの種類:SPN


  [保存] します

 

  2つ目の APN には「ラジオボタン」は付きません

 

  付いていると2つ目 APN が有効ではない場合ですので、最初からやり直します

 

 

 

4.[設定] → [モバイルネットワーク] → [4G 回線による通話:オン] とします


  "VoLTE" アイコンが ピクト領域に現れて ピクトには "4G" が付いていると思います


 

 

 

時刻ウェジェットがヘンですが「月曜日、10月19日」です








 

 

以上で "VoLTE" による発着信が可能になります。



もしも発着信ができないときはいったん、機内モードにして再度機内モードオフにしてみます。

 

この設定は再起動や機内モードからの復帰時も有効で、再設定の必要はありません。

 

 

 

今回は OCN モバイル ONE(ドコモ系)の設定を行いました。

 

au 系 は イオンモバイル au プランで確認できています。

 

ソフトバンク系 は未検証なので確かではありません。


どなたかソフトバンク系 を検証されましたら、情報をお寄せいただくとありがたく存じます。