Linkstaton を NAS として使うことと、もう1台用意して Debian サーバーにするにあたり、次のような形が一番しっくりくると考えました。
NAS:バッファローネイティブの NAS + アルファ
■ 共用ディスク機能
■ TimeMachine 機能
■ メディアサーバー機能(DLNA + DTCP-IP 機能)
■ できれば、パッケージをインストールできる環境
Debian サーバー:
■ バッファローの Linkstation の中で最適候補は、次の機種です。
LS-VL / LS-QVL:1.6 Ghz CPU / 256 MB メモリ
LS-XHL :1.2 Ghz CPU / 256 MB メモリ
USB ポートはサーバー化するにあたり必須です。
我が家には元々 LS210D0101C があります。
最初に考えた形の実現のために途中で、LS-AV1.0TL/A も加わりました。
この機種は【 殻 】だけ安価にネットで仕入れて、手持ちの 1.0 TB HDD で、LS-AV1.0TL/A に設定し直したものです。
当初は LS210D0101C と LS-AV1.0TL/A の2台で前述の形にしたいと考えました。
LS-AV1.0TL/A には NAS の3大機能のうちの TimeMachine 機能はありません。
当初はパッケージをインストールできる環境もありませんでしたので、TimeMachine 機能の組み込みもできません。
そうすると、NAS としては LS210D0101C を使うしかありません。
他方の LS-AV1.0TL/A を Debian Server にすることになるのですが、インストーラーが見つかりません。
つまり、
① LS210D0101C:NAS として使う(NAS の3大機能は OK )
② LS-AV1.0TL/A :Debian サーバー化できない
逆に、
① LS210D0101C:Debian サーバー化可能
② LS-AV1.0TL/A :NAS の3大機能のうちの TimeMachine 機能がない
という状態でどちらもうまくありません。
そこで、冒頭の LS-VL / LS-QVL / LS-XHL のいずれかを入手できないかと考えたわけです。
新たに Linkstation を入手することと並行して、
■ LS-AV1.0TL/A にパッケージインストール環境を何とかする
■ または、LS-AV1.0TL/A に Debian インストールを試みる
ということを模索したわけです。
パッケージインストール環境は ipkg を落とし込むことで実現でき、netatalk も avahi もインストールできるようですので、試してはいませんが、おそらくは TimeMachine 機能を作れると思います。
また、debootstrap も落とし込めることがわかりましたから、Debian サーバー構築もできそうなところまできました。
ところが、LS-AV1.0TL/A には肝心の USB ポートがありません。
ですので、サーバーとしてはたとえ Debian を落とせても不向きです。
そうすると、Debiab サーバーは LS210D0101C で、NAS としては TimeMachine 機能を構築して LS-AV1.0TL/A で、という組み合わせになります。
そうこうしていると、ナンと LS-XHL の【 殻 】が手に入り、当初の問題はあっけなく解消したのでした。
つまり、
■ LS210D0101C:ネイティブ NAS として使う(ipkg も使う)
■ LS-XH500L :Debian サーバーとして使う
ことができたわけです。
以上が Linkstation のサーバー化の顛末記です。
さて、LS-AV1.0TL/A は余りました。
どうしましょうかねぇ。
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