Windows11 Home を入れた MacBook air (mid 2012) を、メインマシンの Mac mini M1 から リモートデスクトップ で操作できるようにすれば、Windows11 の操作性が向上します。
残念なことに Windows11 Home エディションは Microsoft リモートデスクトップ のホストマシンにはなれません。
Windows11 Pro または Enterprise バージョンでのみ可能ですが、Microsoft リモートデスクトップ機能はいろいろ問題があり一筋縄ではいかないようで、VNC との互換性もありません。
例えば接続中のクライアントがスリープに入ると、ホストもなぜかスリープしてしまい、ホストを改めて手動で目覚めさせないといけないとか、わけがわかりません。
クライアント側がスリープしたとき接続は切れますが、スリープから復帰時に次のようなダイヤグラムが表示され、"Reconnect" で再度接続されます。
Windows11 Home の場合は仮想デスクトップか、RDP Wrapper か、Chrome リモートデスクトップ などで実現することになります。
Mac の場合は画面共有機能が標準的に備わっており、リモートデスクトップのホスト(サーバー)にもクライアントにもできますし、VNC などとも互換性があります。
RDP Wrapper は Windows11 (22H2) での動作事例はありますが、23H2 での動作事例はないようで、ウチ(23H2)でも試しましたがやはり NG です。
そこで Chrome リモートデスクトップ で実現することにしました。
Chrome リモートデスクトップは無料で使えますし、おすすめの画面共有機能です。
Chrome リモートデスクトップには、ふた通りの接続形態があります。
いずれの方法も、Google アカウントでホストと、クライアントの両方にログインしておきます。
ひとつは、Windows11 側で接続コードを生成し、それを Mac 側で入力、再び Windows11 側で接続を許可するやり方ですが、チョッと手間がかかります。
この機能は他者と画面共有する場合の機能のようです。
もうひとつは、ホスト側のデスクトップアプリであらかじめ「ホスト名」と「PIN コード(8 桁以上)」を設定します(以下)。
こちらは自分専用という位置付けです。
ホスト名を入力して【次へ】 |
PIN コードを入力して【次へ】 |
このデバイス【MBA-Win11】が登録される |
この方法ではクライアント側から直接接続でき、ホスト側の「許可」は不要です。
クライアント側のブラウザ(Chrome 以外のブラウザでも OK)のアドレス欄に「https://remotedesktop.google.com/access」を入力すると、次のような画面になります。
ホストをクリックすると、接続用の PIN コード入力画面になります(PIN コードは保存でき、次からは入力を省略できます)。
Mac から接続された Windows11 のデスクトップが次です。
こちらのやり方の方がスマートですね。
□ で囲った部分がリモートデスクトップでの Windows11 の画面です。
Microsoft RDP のように、クライアントアプリが限定されることもありませんし(ブラウザは何でもよい)、クライアントがスリープしたからといって、ホストまでスリープはしません。
ですので、Microsoft RDP が使える Pro バージョンや Enterprise バージョンでも Chrome リモートデスクトップの方がおすすすめです。
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