2024-03-19

RealVNC で Windows11 をリモートデスクトップでつなぐ【2024−03−20 修正・追記】

 

 

Home subscription の場合、14日までは無料トライアルできますが、その後は $3.69 〜 $5.49/月額 の有料版購入が必要です。


課金はサーバー版に対してです。

 

 

課金対象版は RealVNC のオフィシャルサイト https://manage.realvnc.com/en/download からサーバーアプリ(VNC Server)とクライアントアプリ(VNC Viewer)をダウンロードします。

 

 

非営利目的利用に限り無料の Lite プラン https://www.realvnc.com/en/connect/plan/lite/ があります。


Can you use RealVNC Server for free?


Our Lite plan gives you just what you need to remotely connect to and control your devices. It's free for non-commercial use, so it's best suited for personal projects or lending a helping hand to less tech-savvy friends and family.




クライアント版(VNC Viewer)には利用期限・課金はありません。

 

 

 

Mac や Linux などは、それら自体の「設定」で画面共有や、VNC 接続設定すると VNC Viewer で接続ができますが、Windows RDP はプロトコル互換がありません。

 

ちなみに、Windows RDP は Pro/Enterprise 版のみ設定でき、Home 版はできません。

 

 

 

なので、Windows11 の VNC Viewer から Mac は接続できますが逆はできません。

 

もちろん Mac 同士も OK です。

 

Linux や Raspberry Pi も VNC Server のインストールや設定は不要で Viewer から接続できます。

 

 

 

つまり VNC Viewer で接続する場合、Windows のみ VNC Server 版が必要なのです。

 

Windows のこういう点はいただけませんねぇ。

 

 

 

 

接続形態にはふた通りの方式があり、Cloud ConnectionDirect Connection です。

 

 

 

 Cloud Connection 


VNC Server 設定されたサーバー(被接続対象の PC)に VNC Viewer で接続する方式です。

 

この接続形態では、VNC Server 設定することによって、Viewer には、被接続対象の PC が自動的にリストされます。

 

接続は対象のサーバーをダブルクリックすることで行われます。

 

 

次の VCN Viewer のスクリーンショットでは WIN11 がそれです。

 

左側の Mac mini ふたつは Direct Connection タイプです。



この画面だけではどちらの Connection タイプか見分けはつきませんね。

 

 

それぞれの Properties を見れば違いがわかります。

 

まず Cloud Connection タイプの WIN11 です。

 

Name 欄がサーバー名で、そのほかも Direct Connection とは異なる

 

 

Direct Connection タイプの Mac mini です。

 

VNC Server 欄が IP アドレスで、そのほかの接続情報はこの画面にはない

 

 

 

 

Cloud Connection タイプは NAT traversal 対応されており、VPN なしにグローバル空間からローカル空間の Server に接続可能です。

 

Chrome リモートデスクトップ とよく似た動作形態です。

 

 

 

 

 

 Direct Connection 

 

VCN Server をインストール・設定しない被接続対象の Mac、Linux、Raspberry Pi などの接続形態です。

 

被接続対象自体の「設定」で、画面共有や、VNC 接続などの設定をしておきます。

 

リストには右クリックまたは、[+] ボタンをクリックして New Connection で追加します。

 

 

被接続対象の IP アドレスを設定し、接続しに行くとそのサーバー用のログイン ID とログインパスワードを求められますので入力して接続、とすれば接続されます。

 

 

この接続形態では LAN 内のみで接続可能です。

 

グローバル空間からは VPN でローカル空間に入り、そこで接続する必要があります。

 

 

Mac の場合は Mac 自体の機能に画面共有アプリがあり、VNC Viewer も不要で画面共有できます。

 

ドックの右側が画面共有アプリで、左側は VNC Viewer です

 

このあたりは大変すぐれています。

 

 

 

Windows の唯我独尊的ポリシーとは違い、VNC プロトコルも Server と Viewer の両方を備えオープンなポリシーを感じます。

 

 

 

Mac / Linux / Raspberry Pi 向けの VNC Server 版もあり、接続数などにより有料版を使うことができますが、個人利用ならば VNC Server は不要です。

 

 

VNC Server 設定すると Mac や Linux などでも Cloud Connection タイプになります。

 

 

NAT Traversal 対応されるとセキュリティ上はあまり好ましくありません。

 

Cloud Connection タイプではなく Direct Connection タイプの方が好ましいと思います。

 

 

 

 

 

Cloud Connection タイプのため VNC Server も使う場合、RealVNC へのユーザー登録(例えば ID=xxxx@gmail.com/password)をサーバーとクライアントの両方に行います。

 

まず、どちらかに新規登録し、他方は同じ ID/password でサインインすると使えるようになります。

 

VNC Viewer のみでよい場合も RealVNC へのユーザー登録は必要です。

 

 

 

Cloud Connection と Direct Connection のいずれの場合でも VCN Viewer の接続対象をダブルクリックで接続されます。

 

 

ただし Cloud Connection の場合、サーバー側には「接続許可」を求められますので、サーバー側で許可します。

 

(設定で「接続許可」を求めないようにもできますが、初期値は「許可を求める」になっています)

 

 

Direct Connection の場合は許可要求はありません。



クライアント側に接続されたウィンドウが現れます。

 

 

 

 

ウィンドウ部分は次に示すものです。

 





 

Windows11 を VNC 接続で LAN 内に限定化するには UltraVNC という VNC プロトコル互換のアプリがあります。

 

 

Windows11 用のサーバー機能を果たすもので https://uvnc.com/ にあります。



ダウンロードしてインストールし、接続パスワードを設定します。



あとは VNC Viewer、または画面共有アプリで Mac から接続します。


VNC Viewer で接続した画面


画面共有アプリで接続した画面


どちらの場合でもポインターサイズが大きくはできす、画面の ⭕️ で示すような小ささです(この点は少し残念)。



ですが、RealVNC の VNC Server のように Cloud Connection ではないので、LAN 内に限定化できますし、動きも少し軽い感じです。

 

 

 

 

 

 

 

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