M.2 PCIe3.0x4 NVMe SSD 向けの Thunderbolt3 対応ケースは 2020/02/05 現在では次のような 5製品があります。
Thunderbolt3 は転送性能が 40 Gbps ですので、外付けで M.2 PCIe3.0x4 NVMe SSD の性能を最大限活かして爆速にできます。
Sequential Read で 2800 MB/s、Write で 2300 MB/s という速度を実現できます。
(M.2 PCIe3.0x2 の場合は、Read / Write ともにこの半分程度の速度と思われます)
外付け起動ディスクとしての使い方にぴったりです。
ディスクアクセスが爆速になることで、スワップのアクセスも高速化します。
また、Thunderbolt3 接続では 内蔵の PCIe スロット装着と等価な扱いになりますから大変おすすめです。
とくに HDD モデルや Fusion Drive の場合は外付け起動ディスク化で信じられないくらいに爆速快適になりますから、レインボーカーソルとおさらばできます。
SSD モデルの場合でも、容量を簡単に増やせて性能を維持、または場合によっては向上させることもできるでしょう。
メモリ増設以上に効果を実感できるのではないでしょうか。
多少のスワップならば、高速 SSD でメモリ不足を十分に補って高速に処理できると思います。
一部の Mac を除きメモリ増設や、ディスク換装が難しい Mac の性能向上のために高速 SSD は高い効果を発揮できるでしょう。
価格は 2020/02/05 現在の Amazon 価格 |
現在の価格・性能バランスを考えると一番右の TREBLEET(世界最小をうたっている)がコスパがいいのですが、発熱量の多い SSD の場合は発熱対策を行う必要があります。
その場合は小型の 40 mm 角程度のファンを取り付けて冷却対策することをおすすめします。
ELUTENG 製 40mm 角 冷却ファン(3スピード)ならば 799 円です。
4隅に両面テープを小さく切って貼り付けて本体に密着させます。
スピードは "L(一番遅い回転)" で十分です。
(本体から)吸い出しか、(本体へ)吹き出しかですが、吹き出しがいいようです。
写真は(本体へ)吹き出しです。
一番左の ORICO のものは性能面や発熱対策がしっかりしておりモノは優秀なのですが、現在価格が 15,800 円と高くなっていてちょっとおすすめしにくい状況です。
私が購入したのは 2019/11/23 ですが、そのときの価格は 11,800 円で現在価格よりも 4,000 円も安いときでした。
キャンペーン価格とかクーポン付与とかではなくて通常価格がこの価格でした(下図参照)。
そのあと一時商品入荷がストップし、再び Amazon に同じ販売元から出品されたときは 13,800 円で、現在はそのときよりもさらに 2,000 円高くなっています。
もの自体はよいので ORICO には問題はないのですが、価格がどんどん高くなっていてこの販売元 Leiouls には問題がありますね。
ORICO Direct Store では 14,899 円 で扱っているようです。
WAVLINK と TREBLEET が 1万円切りになっていますから、ORICO も同水準にしてほしいものです。
本記事記載時点では TREBLEET に小型ファンを取り付けて使うことをおすすめするしかないようですね。
WAVLINK は初めて 1万円切りしましたが、
性能が少し劣る:ブートタイムが他製品よりも長く 30 数秒かかる(ORICO のほぼ倍)
冷却能力不足:ケースがプラスチックでチャチ
同梱のヒートシンクは一度取り付けると極めて外しにくいので
ラッチを取った方がいいが、その場合は熱伝導シートが要る
欠品あり:熱伝導シート搭載をうたっているが付属していなかった
これがあって初めて冷却能力を発揮するのではないかと考えている
販売元のサポートに不満:欠品に対する誠意がない
ということでおすすめではありません。
キャンペーン価格で 6 千円台で購入しましたが、返品処理しました。
しかも販売元から欠品指摘に対して返品してくれ、といわれたのは驚き桃の木山椒の木です。
価格は 2020/02/05 現在の Amazon 価格 |
左の Yottamaster は Amazon レビューではよい評価とよくない評価が拮抗しているようです。
わたしなら躊躇します。
右の Tximista はここで取り上げた5機種の中で一番高価ですので、価格面で除外ですね。
ORICO が 1万円前後ならば迷わず ORICO ですが。。。
もっといえば、SSD 500 GB とケースで 2万円以下が今後の相場になって欲しいものです。
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